星を匿す雲

主にコンシューマゲーム、歴史漫画、史跡巡りについて。基本的にネタバレあり。

【感想】クラシカロイド 1期(全体・キャラクター)

皆様こんにちは。
アニメ『クラシカロイド』のヘビーローテーションがひと段落したので感想を書きました。まずは全体とキャラについて
ネタバレありです。

クラシカロイドってどんなアニメ? と思ったそこのあなたはぜひ紹介記事を読んでいってください。






経緯と全体の感想

今になってこんなにハマっているものの、放映当時は全く興味がありませんでした。「クラシックの作曲家が現代に蘇る? いや~なんか難しそうだしいいや」と一蹴してしまいまして。
結果から言うとそれでよかったのだと思います。おそらくリアタイで1話から観ていたら挫折していたでしょう。

2017年6月某日、レンタルビデオ屋で『勇者ヨシヒコ』シリーズを借りる時、新作アニメのコーナーに目が留まり「ついでに観てみるか」と魔が差したのは実に幸運でした。当時の私、グッジョブ!

手違いでDVD1巻が借りられなかったので2巻から視聴を開始したらそこはギョーザーパラダイス(5話)。正直「なんだこれ」でした。
クラシカロイドなる人造人間の悲喜こもごもなエピソードを期待していたのに、出てくるのは餃子狂いのベートーヴェンUMAになるモーツァルト、よく分からないけどなんか個性の強すぎるその他のクラシカロイドたち、ナチュラルクズな男子高校生、そして彼らにいいようにこき使われている(ようにしか見えない)JK大家さん
こんなん放映していいのかNHKとひとしきり憤りました(今でも一部の場面に関してはどうかと思います)が、OP、EDとムジークの場面だけは面白かったので、まあどうせ他に観たいものもないしとダラダラ観続けておりました。

転機は4話でした。続いて8話で「女子会 #とは」と思い、11話で「これはダメ人間を愛でるアニメなのだ」と悟り、伝説の13話で完全にクラシカロイダーになってしまいました。たぶんほぼシューベルトのおかげです。グッジョブ!!

そもそも私が放映時にこのアニメを「難しそう」と判断したのは、やはり偉人を扱うのだからギャグの中にも音楽家たちの挫折や志が描かれるのかなあと思ったからなんです。そんな堅苦しいものは今は観たくないわと。
でも実際には、「こいつら偉人の生まれ変わり(?)のくせにアホだなあ、でもときどきすごいなあ!」と直感的に楽しめるアニメでした。とても安心しました(笑)。

そしていつの間にかクラシック音楽に興味が湧いてきたため、教育的効果も十分にあると思います。
私は早速、このアニメで最推しなのにウォークマンに1曲も入っていなかったシューベルトの曲を大量に仕入れて聴いています。
加えて、十数年放置していたピアノの独学を再開してしまいました。バイエルから練習しないといけないのでだいぶ気の長い話になりそうですが、嫌気が差さない程度に頑張ります。

まあしかし、単純におバカなギャグとして観られるようになっても、笑いのツボが合わない回は結構多かったです。半分くらいダメでしたね、ハイ。ギャグものにはありがち。
それでも好きと言えるのはムジークの音楽と映像とハチャメチャ加減のおかげです。ありがとう、ムジーク、ありがとう!


10月には2期を迎え、私の中でのクラシックのツートップであるワーグナードヴォルザークが参戦するとのことで、今から胸のときめきが止まりません。
ぜひ2期だけと言わず何期でもやってほしいです! クラシカロイドよ永遠なれ!!




キャラクター

各キャラについての所感を書きました。


ベートーヴェン(CV: 杉田智和

どう見ても30代のおっさんだろうと思っていたら20代後半と自分と同年代の設定らしく、びっくりしました。私も知らぬ間に年老いていたのだなあという嘆きが……そんなことはどうでもいいですね。

異様な餃子好きであることを除けば性格・容姿ともに造形はしっくりきました。

時々歌苗とフラグを立てていたのが微笑ましかったです、若干犯罪臭がしたけど。2期も2人の間に何か進展があればいいですね。
そんなことより働けって話ですが。彼は時々本気で殺意の湧く言動をするから困る。食べ物を無駄にするって、人としてやっちゃいけないことだと思うんですよ。ま、人間じゃないんだけどね!

モーツァルト(CV: 梶裕貴

こういうイケメンで「軽佻浮薄」だけど結構要領は良いみたいなタイプ、私は超高確率で苦手意識を持ってしまうのですが、彼についてはそんなことはなく普通に一キャラとして好きになれました。たぶん、容姿端麗だけどしょっちゅう顔面崩壊するところに謎の安心感があるんじゃないかと。

下ネタ大好き、女の子大好き、そして落ち着きがなく気分屋で色々やらかすところは史実のモーツァルト(そして『アマデウス』などの創作におけるモーツァルト)を実によく再現しているように思います。

アニメ歴が浅いので知らなかったんですが、梶さんてこういう役もできるんですね。シリアスな役しか聴いたことがなかったので新鮮でした。こっちの方が楽しそうだなあなんて思ったり(笑)。これからも明るく元気なモーツァルトを楽しみにしています。


リスト(CV: 能登麻美子

当初は「なぜリストが女性に!??」と頭の中が疑問符だらけでしたがそのうちどうでもよくなりました。史実のリストのことを調べてみたけど女性化願望があったなんてどこにも書いていなかった。単に女性が少ないから登場人物の中で一番それっぽくなりそうな人を女体化しただけでしょうか。
なんかムジーク中にアブない声を出していることがあるけど大丈夫ですかね。うん、子供はそんなこと気づかない。気づいてしまうのは私の心が汚れているからです本当に申し訳ございません。

グラマラスボディな若い女性になったのに時々口調とか所作とかに滲み出るおっさん感がいい味出してます。まあ人間歳を取れば誰しもおっさん化するというか、現実の女性は大概あんなもん(当社調べ)ですし、ある面では非常にリアリティがあると思います。

結構面倒見が良かったり、ちゃんと仕事をしていたりするところは史実から持ってきてるんですかね。某ネット百科事典を読んだだけでも「このお方、ホンマにできる方や……!」と感じ入ってしまいましたよ。
あと、実はリストの曲は8人のクラシカロイドの中で一番馴染みがなくほとんど聴いたことがなかったので、いつか有名どころに挑戦してみたいです。


ショパン(CV: 鳥海浩輔

鳥海さんは私が最初に名前を覚えた非常に思い出深い声優さんです(バテン・カイトスのカラスとダンガンロンパの石丸君が好きなんです)。その彼がどんなキャラに声をあてるのかと思ったらまさかの引きこもりでびっくり。私の知ってる鳥海さんの声じゃないw

ショパン自体にも引きこもりのイメージは全くなかったのでえらく驚いてしまいました。病弱だったのと、彼の作る曲は繊細なものが多いため、そこから 病弱、繊細すぎて人見知りする→引きこもり となったんですかね。
はじめは「おいおい大丈夫かよ」と言っていましたが、現代のネットのオタク文化を体現しているところに親近感が持てて普通に受け入れられました。まさかNHKで再生回数やらまとめサイトやら燃料投下やらといった単語が出てくるとはね。そしてムジークがボカロとはね。

10話を見る限りでは意外とイケメンですよね。回によっては作画がアレでイケメンどころか……って顔をしているのがつらい。
1期は少し出番が少なかったように感じたので、2期ではもっと活躍してほしいです。


シューベルト(CV: 前野智昭

さあ、私の推しキャラのターンだ。シューベルトがいかに良キャラであるか語ろうか。

まず、私は不憫な真面目キャラに弱いシューベルトはその点ドンピシャリです。
それとあの時代錯誤的な服と白手袋に、オレンジ色の長髪をオールバック(?)にしているのもいい。つまり容姿も好みです。
さらに、私の嗜好とは関係なくシューベルトがメインの回は面白い。4話、13話、21話、いずれも『クラシカロイド』で面白い話5つ挙げるとしたら? と聞かれたら全部入れます。21話は気分と勧める相手によるかもしれないけど4話と13話は絶対に入れる。
加えて、シューベルトは他のクラシカロイドと違ってかなり家事能力がある。そこ重要!? と思われるかもしれないが重要です。それだけで歌苗ちゃんがだいぶ救われるから。もし同人でカップリングものを書くとしたら私はベト歌でもモツ歌でもバハチャイでもBLでもなくシュ歌をゴリ押しします
最後に、シューベルト感情の振れ幅が大きいところが実に楽しい。特にベートーヴェン関連で鼻水垂らして喜んだり悲しんだりするのはもうそれだけで笑える。感情が昂ったときの声も面白い。せぇんぱあぁぁぁ~~い!とか、地獄に落ちろモーツァルト!!とか、めっちゃツボです。

いや~、史実のシューベルト絶対こんなんじゃねえよと思いつつどんどん沼にはまっていく自分が怖い。
4話で出てきた野ばら、高校時代に習って以来お風呂とかでよく歌っています。高音の伸びるところが好きです。あと史実では31歳という若さで亡くなるまでにものすごい数の曲を書き上げているので、アニメの中でももっと評価されてほしいです(笑)。

しかし、21話以来見た目がずっとあのままなのが惜しいです。あの古風な服と白手袋が良かったのにッ!!(机バーン)
ラッパー姿のアフロっぽい毛とメガネがどうも受け付けない。それと、家事はちゃんと手伝っているのだろうか。心配だ。

2期では服装が元に戻っているか、少なくともムジークの時だけはあのかっこいいオレンジ色の服になってほしいけどたぶん無理でしょうね。それでも応援してるぜシューベルト

チャイコフスキー(CV: 遠藤綾

「ウホッこんなかわい子ちゃんも作曲家だったなんてクラシックも捨てたもんじゃないなあ」と思ったけどあのヒゲのおやっさんでしたか。史実のチャイコフスキーはゲイだったと言われていますが、たぶんそんなこととはなんの関係もなしに女体化したものと思われます。中身がおっさんの東北弁美少女、最高やん

やっぱり彼女はオヤジ返りする場面が良かったですね。その姿でガニ股になるなw お手拭きで顔を拭くなww 腹巻きやめろwww てな感じでずっと噴き出していました。何度も言いますが現実の女性は大概こんなもん(当社調べ)なのでその幻想を二次元でさえ打ち砕いていく姿勢がとても好きです。

2期もバダジェフスカとの夫婦漫才を心待ちにしています。


バダジェフスカ(CV: M・A・O)

こっちは本物の女性作曲家でした。そして曲はよく聞いたことがあるのに作曲した彼女の名前は全く存じ上げませんでした、すみません。
アニメでは「一発屋」といじられていましたが、他にも書いていたのに色々な理由で散逸・低く評価されてしまったというのが真実のようです。最近ようやく再評価され始めているんだとか。夭折したのが悔やまれます。っとシリアスな話はここまでだ。

曲者ぞろいのクラシカロイドの中では比較的まともな人に近い印象を受けます。史実でも(本人がそれを望んでいたかはともかく)至極まともに生きた人っぽいですしそれを反映しているのかも。
ちょっと強引で毒舌なところはあるから、教祖系のムジークになるのはさもありなん

2期では『乙女の祈り』以外の曲を聴けるといいな~と思っています。


バッハ(CV: 楠大典

白い髪に目のあたりの彫りの深さにちょろっと生えてるヒゲ。なかなかいいですね! 私のおっさんセンサーが反応しました。歌苗の言う通りヅラがない方が断然いいと思います。なぜムジークの時は最終話を除いて必ずヅラとグラサン装備なのでしょうか。実に惜しい。

音楽用語しか話さないのが面白いのと同時に少し怖かったです。12話と18話でだいぶ親しみが湧いて25話で完全にギャグ要員になりましたが。

結局、彼が一番初めに開発されたクラシカロイドで、他に誰を蘇らせるか決めたってことでいいんでしょうか? 「私が認めた八音」とか言ってたし。
まあそこらへんはどうでもいいですね。クラシカロイドにおいて考察は無意味。壊せ日常、出せムジーク!


音羽歌苗(CV:小松未可子

一応主人公ってことになるんでしょうか。たくましくて生活感のあるところが好きです。絶対いいお嫁さんになりそう。候補にろくなのいないけど。

初期は本当にかわいそうで見ていられませんでした。響吾さんめっちゃ毒親じゃないですか。
だんだん周りに合わせて壊れてくれて安心したけど、よく考えたら相変わらず家事をほぼ1人でやっていることに変わりはない。シューベルト頑張れ、超頑張れ。歌苗ちゃんはもっと怒っていいと思います。


神楽奏助(CV:島﨑信長)

最初は殺意しか湧かなかったけど回を重ねるにつれだんだんいいところもあるじゃんと思えるようになった、けどやっぱり殺意が湧く少年。まあ実際男子高校生ってこんなのばっかりですよね。そのリアリティゆえに同族嫌悪が止まらないぜ。
女の子のことや儲け話のことを考える時の顔の下衆さ加減が絶妙なのでぜひその調子で2期も頑張ってほしいです。


パッド君(CV:石田彰

石田さんの涼しい声で毒舌を吐いているさまが小気味良いです。人工知能のくせにひどく人間臭い性格をしていますね。
彼が再び電脳世界のイケメンの姿で現れることはあるのでしょうか。個人的には今の姿の方がかわいくて良いと思いますが。


ハッシー

2期のドヴォルザークの登場によりにわかにクラシカロイド説が浮上しているがそんなことはない……と思うよ! ただのかわいいハシビロコウだよ! 伏線っぽい場面もあったけどたぶん考えすぎではないでしょうか。
もしクラシカロイドだとしたらヘンデルあたりですかね。何かと悪役を買って出ている(13話でシューベルトを食べようとする、17話で呪いの代弁者になる、19話でロットバルトになる)のが気にはなるところです。


音羽響吾(CV:大川透

最後まで特に役に立たない親父というキャラを徹底していて好感が持てます。それでも一応歌苗たちの心の支え(?)になっているのは胸熱でした。
ヘラヘラしているけど実はやるときはやる! みたいな鼻につく設定がなくてよかったですホント。


三弦亜紀楽(CV:藤原夏海

あの悪役っぽい雰囲気はなんだったんだと思うほど憎めない人だった彼女。バッハ様のヅラを自分から被りにいくとか大丈夫か。
2期ではちゃんとクラクラのマネージャーやってるんですかね。また密かに余分な研究をしてハママツを引っかき回しそうな予感が半端ない。いいぞもっとやれ。



各話のメインキャラリスト

一応作ってみたところ、まあ予想通りの結果になりました。
その回にムジークを使った人をだいたいメインキャラとして数えています。


タイトル
メインキャラ
♪01 ベトとモツと音羽館 ベートーヴェン
♪02 出せ!ムジーク モーツァルト
♪03 チョッちゃんとリッちゃん リスト、ショパン
♪04 さまよえる後輩 シューベルト
♪05 漆黒のギョーザー ベートーヴェン
♪06 始まりのクラシカロイド バッハ
♪07 やまのおう モーツァルト
♪08 女子会の一日 リスト
♪09 闇、その向こう ベートーヴェン
♪10 愛しのジョリー ショパン
♪11 せめて、家事くらい 歌苗
♪12 J・S・バッハ バッハ
♪13 ます シューベルト
♪14 解散するクラクラ、デビューする歌苗 バダジェフスカ
♪15 地獄の学園祭 奏助
♪16 働け!ベト モツ ベートーヴェンモーツァルト
♪17 みかん!みかん!焼きみかん?! モーツァルト
♪18 ミツルロイドとギョウナくん バッハ
♪19 恋すれば死す チャイコフスキー
♪20 その名はモーツァルト モーツァルト
♪21 ブレイク・スルー シューベルト
♪22 ちがいのわかるおとこ ベートーヴェン
♪23 八音の世界・前編 全員
♪24 八音の世界・後編 全員
♪25 宇宙からのアンコール 全員

メインになっている回数は以下の通り。

ベートーヴェン:5回
モーツァルト:5回
バッハ:3回
シューベルト:3回
リスト:2回
ショパン:2回
チャイコフスキー:1回
バダジェフスカ:1回
歌苗:1回
奏助:1回

やはりベートーヴェンモーツァルトが多いですね。
2期は、ベートーヴェンモーツァルトの回数を1回ずつ減らし、歌苗、奏助の回がなくなり、ワーグナードヴォルザーク回がそれぞれ2回くらいでしょうか。2回以下のクラシカロイドは底上げしてもらえると嬉しいですが。

……てか、1クールで終わったりしないですよね? 1月からCCさくらが始まるけどそれとは別枠ですよね? ね!?




各回の話とムジークの感想は次の記事から書いています。チェケラ!
2期の展開予想(笑)もおいおい書く予定です。







関連Webページ・商品

公式サイト
アニメ「クラシカロイド」HP
NHKアニメワールド クラシカロイド

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クラシカロイド MUSIK Collection Vol.1クラシカロイド MUSIK Collection Vol.2クラシカロイド MUSIK Collection Vol.3“ClassicaLoid” presents ORIGINAL CLASSICAL MUSIC No.1 ?アニメ『クラシカロイド』で“ムジーク”となった『クラシック音楽』を原曲で聴いてみる 第一集?“ClassicaLoidクラシカロイド Original Sound Track

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