皆様こんにちは。赤城です。
Eテレで昨年10月から今年4月まで放映していたアニメ『クラシカロイド』。2017年10月からは第2シリーズが放映されています。
第1シリーズ13話を観てから虜になってしまったので、レビュー記事を書いてみました。
クラシカロイドとは
何もかもが混沌へと収束するギャグアニメ、それがクラシカロイド。有名な作曲家の記憶と「ムジーク」と呼ばれる超能力を宿した人造人間「クラシカロイド」が静岡県浜松市とある地方都市で騒がしい日常(?)を送る話です。
ツッコミ無用の超展開
直感的に楽しむギャグアニメ
クラシカロイドを視聴するときの心構えはただひとつ。考えるな、感じろ!!
このアニメでは、突然クラシカロイドがUMAになったり、大家さんがアイドルデビューしたりします。
そしてそのことにほとんど誰も疑問を抱かず、なぜそうなったのか解明しようともせず、そのまま事態はあらぬ方向へ転がっていきます。
要は不条理ギャグの類ですので、『おそ松さん』や『銀魂』にみられるような皮肉や毒舌を絡めたギャグを期待していると肩透かしを食らいます。ご注意ください。
しかし、そんな状況の中でもクラシカロイドの前世(?)の記憶や境遇は各話にきっちり織り込まれています。
音楽家のエピソードに詳しい人は「それをそう解釈したか!」と楽しめること請け合いです。
「つまらない」とひとくくりにしないで
欠点はつまらない話が紛れ込んでいること。ぶっちゃけると1話が一番つまらないです。ギャグの中に頑張ってシリアスな要素を入れようとしてスベっているように思います。
でも、かと思えば驚くほど秀逸に笑わせにくる話もあります。そのため、評判の悪さに尻込みして観ないでいるのは非常にもったいないです!!
おすすめの話
この記事を読んでクラシカロイドに興味を持たれた皆様は、1~3話を飛ばしてまず4話『さまよえる後輩』
をご覧ください!!
基本的に1話完結であるためどこから観てもどれを観なくてもOKです。飛ばしてしまった分はお気になさらず。
レンタルビデオショップ、バンダイチャンネル、Amazonビデオなどで108円~で視聴できます。
オンラインの配信先はこちらをご参照ください!
アニメ「クラシカロイド」HP あらすじ紹介:♪04 さまよえる後輩
4話を気に入っていただけたら、ぜひ13話、17話を続けてご覧ください。
アニメ「クラシカロイド」HP あらすじ紹介:♪13 ます
アニメ「クラシカロイド」HP あらすじ紹介:♪17 みかん!みかん!焼きみかん?!
なお、ご覧になる際は登場人物の特徴を軽く掴んでおいていただくとより楽しめるかと思います。
皆分かりやすい人物造形をされているので、公式サイトに載っている情報や私が下に書いている情報を把握しておけば大丈夫です。
変人揃いの登場人物
登場するクラシカロイドは以下の8名。そうそうたる顔ぶれですね。
ちなみに彼らは全員変人です。まともな人は1人もいません。
つーか教育テレビなのにクラシカロイドのうち半分がニートってすごい英断だな!(褒め言葉)
また、クラシカロイド以外の人々も変な方向に振り切れています。ツッコミ役が……足りない……!
そんなわけで、共感や萌えを求めても無駄です。「うわ~こいつらすごいな~(ドン引き)」という感覚を楽しんでください。
ムジークによる超常現象
「ムジーク」とは、クラシカロイドが使える超能力的な何か。発動すると、彼らが前世で作曲した楽曲のアニソンアレンジが流れ出し、ロボットアニメが始まったりコウテイペンギンが降ってきたりします。
一種のミュージカルと言えばイメージしやすいでしょうか。
これがもう最高に楽しいんです!
全然笑えない話でもムジークだけは見ごたえがあって、出てきた瞬間テンション上がります。
まあ、あれこれ説明するより実際に観ていただいた方が早いですよね。
1話『ベトとモツと音羽館』の17:00~をご覧ください。1話は無料で観られます。
VideoMarket ※会員登録不要
バンダイチャンネル:クラシカロイド ※要会員登録
Amazon: クラシカロイド シーズン1 ※要会員登録
でも正直1話はあまりインパクトがありません。
1話で「は? 大したことないじゃん」と思ってしまったら5話『漆黒のギョーザー』の17:45~をご確認ください。
アニメ「クラシカロイド」HP あらすじ紹介:♪05 漆黒のギョーザー
大胆不敵、アニソンになったクラシック
ムジークの曲もこれまた良いんですホント。元のクラシックのエッセンスをきちんと使いつつもしっかりアニソンしている。
音楽といえばクラシックとゼロ年代のアニソンしか馴染みのない私の心にジャストミートでした。
キャラごとに担当しているプロデューサーが違うので、テイストも全然違います。
曲はこんな感じです。※音量注意!
TVサイズもフルバージョンも大変聴きごたえがあります。ぜひアニメの中やCDで聴いてみてください! 私は好きすぎてMP3とCD買っちゃいました。
第2シリーズの新キャラに期待
公式の発表によると、クラシカロイドとしてワーグナーとドヴォルザークが新たに登場するとのこと。ワーグナーは古風な服を着た美少年の姿、ドヴォルザークはなぜかカバの姿になっているようです(笑)。
いや~もう見た瞬間踊り出しそうになりました。
私はクラシックの中ではワーグナーとドヴォルザークが一番好きなのです(あともう1人、時代はだいぶ下りますがストラヴィンスキーも好きです)。
ツイッターでも「来るかな? いや~ないだろうな~やっぱりヘンデル、メンデルスゾーン、ブラームスあたりだろ常識的に考えて」とか言ってたけどイエーイめっっっちゃ嬉しい!!
担当プロデューサーはワーグナーが蔦谷好位置さん、ドヴォルザークが千聖さん(PENICILLIN)です。またすごい人たちを連れてきたものですね。どんなアレンジになるのか今からすごくワクワクしてます。
いかがでしょうか?
もし少しでも面白そうだな~と思ったら、ぜひ観てみてください。
感想・予想記事も以下の「関連記事一覧」の通り書いていますので、よろしければ読んでいってください。
関連Webページ・商品
公式サイトCD
第1シリーズ:
第2シリーズ:
MP3ダウンロード(TVサイズ)
本編
オンライン視聴
第1シリーズ: Amazonビデオ / Hulu / dTV / dアニメストア / VideoMarket / バンダイチャンネル / ビデオパス
第2シリーズ: Amazonビデオ / dアニメストア / VideoMarket / バンダイチャンネル / ビデオパス
※この文章は、赤城みみる(Twitter ID i14wander、はてなブログID i14wander)により執筆され、赤城みみるの所有するブログ「星を匿す雲」(http://cqs4live.hateblo.jp/)(http://cqs4live.hateblo.jp/archive)に掲載されているものです。著作権法32条で定められた要件を満たさず行われる転載は、著作権法21条に違反します。
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