全国1億3千万人のクラシカロイダーの皆様、こんにちは。赤城です。
クラシカロイド第2シリーズ(2期)16話の感想を書きました。
※他の第2・第1シリーズの感想はページ末尾の「関連記事一覧」からご覧いただけます。
♪16 未知との再会
全体を通しての感想
やったね! 私の推しがサイボーグ化したよ!(白目)今回は、場面の魅せ方が素晴らしかったです。
ベトがハッシーと追いかけっこする場面や、屋根に登ってムジークを発動し夜明けを迎える場面、E.T.する場面など、要所要所の背景や人物の動きが鮮やかで、眺めているだけでも楽しかったです。
加えて、宇宙人に憑依された無邪気ベトの破壊力はなかなかのものでした。
いや、最初は20代後半コワモテ半裸ニート赤ちゃん返り男性というすごいアレな物件だから「うわぁ……」と思ってたんですよ!
でも見慣れてくると、いつもだったら絶対見られないあけっぴろげな笑顔と、普段からは想像もつかないような高音幼児ボイスに、シュ担&ドボ担なくせして心がぐらついてしまいました。
これが俗に言うギャップ萌えってやつでしょうか。あれ、ギャップ萌えってもしかして死語? まあいいや、とにかく変なスイッチが入っちゃったのです。公式様ありがとうございました。
一方で、期待していたほど狂気が感じられなかったのは残念でした。
無論、あの偏屈な大人代表のベトがいきなり幼児化する時点でかなりキメてますし、シューベルトも安定の先輩狂いです。また、シューベルトが突然サイボーグ化したのも面白いです。
が、それに対する他のキャラの反応が常識の範囲内でした。具体的には、シューベルトはトチ狂った先輩育成計画を立ててくると思ったのに意外とまともだったし、他のみんなももう少し変な方向にはっちゃけることを期待してたのに、なんか普通に優しい下宿仲間で終わっちゃった感があります。
そのためか、オチも弱いです。シューベルトがせっかくダサイボーグになって戻ってきたのに、誰もツッコミを入れない。モツは通常運転でベトと歌苗ちゃんは冷たくあしらうだけ。シューベルトもただ空を飛んでるだけ。どうもスベってるような。
シューベルトはあえてスベらせるのがクラシカロイドの流儀なんでしょうけれども。シュールと言われればシュールかなあ。
つまるところ、私は前回のノリのまま突っ走ってほしかったのです。ワガママ言ってることは知ってます。しかしあの疾走感なしでは私はもう生きられないのです。ぜひ次回以降はよろしくお願いしますスタッフさん。
以下、個別の場面の感想です。
アバン
- 空中をさまよう何者かの視野
配色的に1期の宇宙人です。やっぱり音楽が大好きだから音楽のあるところに吸い寄せられるのでしょうか。
- 客席でいびきをかく奏助と指揮するベト
うわ~超迷惑(笑)。こういうお客さんいそう。でもあれでしょ、ベトは自分の耳で第九の演奏を聴けて感動の極みなんでしょ。よかったね。ちなみに私が嫌いなお客さんのタイプ第1位は、演奏が終わってまだ残響のあるうちに「ブラボー!」と叫ぶ人です。余韻を味わわせろ、余韻を。
- ベト(?)
アーーンコーーーーール!!
すごい、めちゃくちゃ超音波出してる。
いやー、クラシカロイドって一歩間違えると生物兵器になるんですねー。一種の超能力者だから当然か。え、今までも十分生物兵器だったって? ハッハッハご冗談を。
Aパート
- バダ
これ、奏助とベトが行ったやつでしょ?
あ、名前覚えてもらったんだ。一歩前進じゃん、やったね奏助。
- 奏助とショパンがゲームしていて、近くでドボちゃんがゴロゴロしてる
ショパンはドボちゃんに対して一方的なわだかまりがありましたが、和解したのでしょうか。まああれからだいぶ時間も経ったし、カバの姿ならお説教してこないですしね。
- 赤ちゃんがえり(?)してモツの真似をするベト(?)
これはキツいww バダのコメントが言い方も含めて的確すぎます。
- ベト(?)の肩に手を置いてショパンに抗議するシューベルト
この時点で相当な教育ママ感がある。特にやめてください!
でわずかに声が昂ってるところ。
- モツのオナラでベト(?)が暴れ始める
人気投票1位(弊社調べ)のイケメンに平気でオナラさせたりアンコ型の力士にしたりと、チャレンジ精神溢れるアニメですね!(褒め言葉)
つーかオナラの飛距離長いな。
- マフラーとトランクス一丁で庭に出ているベト(?)
これ以降ずっとこの格好なんですよね。変質者じゃねえか。誰かツッコめよと思ったけど案の定スルーされてて笑った。
- ベト(?)、ハッシーと追いかけっこする
近づくと同じだけ遠ざかるハッシーがかわいい。額を噛まれた後のベト(?)の動きも良い。
ぼうけんのきろくは きえてしまいました
いつのゲームをやってるの!? うわー懐かしー! と言いたいところですが、私残念ながらド●クエのナンバリングタイトルはDSリメイク版の4以降しかプレイしていません。嫁は断然ビアンカです、異論は認めます。
セーブはこまめに、おっしゃる通りです。セーブに時間がかかるゲームだとついついサボっちゃうんですよね~。
- ベト(?)の口からビームで食堂がめちゃくちゃに
「よかったよかった」じゃないわ大惨事だわw
- ベト(?)、鳥とカバと仲良くなる
ハッシーとドボちゃんがかわいいのもあって、ベトまでちょっとかわいく思えてきてしまった。目を覚ませ私、中身は宇宙人だけど外見は20代後半無職コワモテ半裸男性なんだぞ。CV杉田だぞ。でもいつも尊大かつ傲慢なベトが無邪気な赤ちゃん(?)になってるというギャップが……くっ耐えろ私!
- シュー
私は幸せ者です。今最も先輩のおそばにいるのは、他の誰でもない、私なのですから
何ナチュラルに愛の告白をしているんだろうかこの人は。公式はベト歌推しなのかベトシュ(シュベト)推しなのかはっきりしてください!(>_<)真面目に解釈すると、シューベルトは普段からこれでもかとばかり先輩に尽くしてるのに、先輩は彼に対して結構冷たいですもんね。こうして素直に頼りにしてくれるのは嬉しいのでしょう。
- シュー
私は……既に先輩を失っているというのか……!?
ここからシリアスパートかよウゲェと思ったけど、いつの間にか消えててワロタ。失ってますよ、今まさに。
- 屋根の上で鍵盤ハーモニカを弾く2人
どうでもいいけど以前シューベルトはシンボルのところに登るのを怖がってませんでしたか?(1期11話参照) もしかして制作陣が設定を忘れてるのかな。
いや、先輩のためなら何も怖くないのだきっと。愛は偉大。あるいは凧で飛び慣れたのかも。
- ニコニコするベト(?)
ムジークで「デンワ」した直後と、日の出後に山頂を指さしている時の2回、にっこり笑ってるんですが。私もうダメだ、ギャップ萌えした。
これ以降の感想では特に何も書いてませんが、ベトを見るたびに悶えていますのでご承知おきください。
Bパート
- 大岡裁き
思い出したようにEテレっぽさをアピールしてきましたねえ。結局どちらも譲らずに歌苗ちゃんがお母さんというオチ。大人げないニートどもの耳を引っ張りながら、幼児化したベト(半裸)に泣きつかれる制服姿の歌苗ちゃんって、カオスな絵だなあ。
- モツ
すいません
手を広げたまま眉毛ピクピクさせてます。歌苗ちゃんの迫力に思わずタジタジになっちゃった感じが伝わってきて好き。
- ついに警察沙汰になったベト(?)
警察はタダ券の座席から奏助に辿り着き、ツイッターのアカウントまで探し出して犯人を特定しています。有能やな。
- 奏助のツイッターアカウント
奏助お前ニックネームがジャスティス・ファイヤーKS
って相当イタイぞ……ゲーム垢とかなのだろうか。
正直に言うといいね15件には嫉妬しました。なんなの、コンサートに行くだけでいいね15件ももらえるって。実はアルファツイッタラーか何かなの。
- シュー
大家殿も、ペットの鳥も、カバも。その他大勢も
何気に大家殿以外に対する認識の仕方がひどい(笑)。ベト(?)が興味を持ってる順かもしれませんが。
- モツとチャイコがムジーク発動
久しぶりに1期のムジークを使いましたね。制御できずに巻き込まれてた頃が懐かしいです。
チャイコもいっぱい曲作ってるんだからそろそろ新曲来てくれてもいいんじゃないかな~(涙)。
- ベト(?)の田園のムジークで自転車がロボットに
出たー! 私の一番好きなムジークなんです。アニメの中で流れるとどんな場面でもかっこよく見えるなあ。
- シュー
アーボーカードォォァァァ!!!
最近アボカドがシューさんの代名詞になりつつある気がする(というか15話では四股名になってた)。
- E.T.するベト(?)とシュー
自転車ロボが月をバックに跳んだ瞬間、「あ、あの映画だー!」と思った方も多いことでしょう。
ちなみにタイトルの「未知との再会」は『未知との遭遇』が元ネタのようです。
知ったような口をきいてますが実はどちらも観たことがありません、サーセンした。今度観ます。毎回言ってるけどクラシカロイドは勉強になるね!
- UFOの光で真相解明タイム
3人とも、とても分かりやすい説明をありがとう(笑)。
道行く人に気づかれない・ベトに憑依したのを見るに、この宇宙人は思念体のようなものなのでしょうか。
- シュー
そうか……素晴らしすぎる先輩の謎が、やっと解けました!
シューベルトの思い込みが激しいところホント面白いわ。オカルト話とか聞かされたら本気で信じちゃうタイプですよ。陶酔しきった声で言ってるのがまた狂信者ぶりに拍車をかけています。
- シュー
ベートーヴェン先輩がいない星など、私には意味がないのです!
史実ではベートーヴェンの死後わずか1年ほどでシューベルトも亡くなっています。
もともとシューベルトは重い病(たぶん梅毒)に冒されていたので、ベートーヴェンが亡くなって失意のあまりに生きる気力がなくなった、というわけではないと思いますが、穿った見方をすればそのようにもみえます。
上記のセリフはこの史実から来ているのかもしれません。あと、死ぬ数日前にうわごとで「ここは天国ではない。なぜならベートーヴェンがいないからだ」と言ったらしいです(どこで読んだかうろ覚えなので、後で確かめます)。その一言がきっかけとなり、ベートーヴェンのお隣に埋葬されたそうです。
これも元ネタになってるかもしれないです。
- ベト
素晴らしい曲だ! さすが俺!
いつもの傲岸不遜なベートーヴェンに戻りました。乗っ取られてる間は完全に意識がないんですね。
- シュー
ウワアァァ
もうオチがだいたい見えてきました。でもこの宇宙人、人体改造するようなタイプには見えないんだけどな。
- 数日後、サイボーグ化して戻ってきたシューベルト
また数話放置プレーされるんじゃないかと気が気でありませんでした。よかったー無事に戻ってきてくれて。よし解散。来週のクラシカロイドも楽しみだなー。……いや、無事じゃないよね!?
何その1970年代のSF映画みたいなダサイボーグ姿。
馬引監督がほのめかしてたシューベルトの最後の進化ってもしかしてこれ!? そうに違いないよ、なんか思わせぶりなツイートしてるもん。
確かにこのくらいダサい方がシューベルトらしいですよ。でももうちょっとかっこよくなってくれてもいいじゃない! うわーん!クラシカロイド第2シリーズ、本日Eテレにて午後5時35分より第16話「未知との再会」放送です。
— 馬引 圭 (うまびき けい) (@umaumatrap2) 2018年1月20日
前回に続き ベトさんだけ上半身裸のシーンが有り。が、乳首はないっす。ベトさんが未知と再会して乳首とられちゃって・・・・・・嘘です。 pic.twitter.com/iD9K5gdvQq
しかもベトも歌苗ちゃんもすげー雑なあしらい方するし。せめて真摯に驚いてあげて、お願いだから!!シューベルトのイロモノ化は止まる気配を見せませんね(笑)。
まさか18話でも引き続きこの姿のままなのでしょうか?(17話は現実ではないどこかの話っぽいので考慮に入れません)
私、さすがに推しがダサイボーグのままだとどう愛でたらいいか分からないんですけど。18話では元に戻ってるよねきっと(フラグ)。朝食の席とかにしれっといたら笑っちゃうわこんなの。
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最後までお読みくださりありがとうございました!
17話の感想は以下の記事に書きました。
発売からだいぶ時間が経ちましたが、ムジコレ4の感想も以下の記事に書きました。歌詞の解釈(笑)や原曲との聴き比べなど行っています。
他の第2・第1シリーズの感想は「関連記事一覧」からご覧いただけます。
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※この文章は、赤城みみる(Twitter ID i14wander、はてなブログID i14wander)により執筆され、赤城みみるの所有するブログ「星を匿す雲」(http://cqs4live.hateblo.jp/)(http://cqs4live.hateblo.jp/archive)に掲載されているものです。著作権法32条で定められた要件を満たさず行われる転載は、著作権法21条に違反します。
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