さて、早いものでベアルファレスのプレイ日記も3回目となりました。実は攻略サイトとかほとんど見ないで書いてますが生温かく読み流していただければ幸いです。よろしくお願いします。
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尋ね人
ロミちゃんは行方不明の貴族の男を捜すため、西の斎殿15階にやってきました。
パーティーメンバーはインディゴスの時の借りを返したいというレイアさんと、ロミちゃんと同じくお金をもらえるなら行くと言ったジェシカさんです。
本当はディアス様を連れていきたかったのですが、なぜか部屋にいませんでした。
他の新人は別の場所を探しているとか話していたけどまさかそこに加わってるのか? んなわけないよね。ディアス様だもの。
い、いきなり最悪な雰囲気だー!
確かに、レイアさんは第1回人助けプロジェクトをガン無視して急いだ結果怪物どもの住処に迷い込んでしまったけどちゃっかり救助してもらったというなんかアレな人です。
しかしロミちゃんを挟んで火花を散らすのはやめてください。ハーレム系ラノベじゃあるまいし。
この階層、前半では追尾してくる柱をうまいこと特定の場所に誘導します。雷系の攻撃を当てれば動かなくなるから余裕ヨユー。
後半は槍を使う騎士みたいな魔物と、天井からひっきりなしに石材を落としてくる女神みたいな魔物が出てきます。
女神は石材を落としている間しか攻撃が効かず、騎士みたいなのがうじゃうじゃ襲ってくるので面倒なことこのうえないですが、干し肉さえあれば勝てます。
世界は干し肉で回っている。干し肉バンザイ。
魔物どもの落としたお金を拾い集めてルンルン気分のロミちゃんをよそに、
貴族の男は一番奥の部屋で既に帰らぬ人となっていました。
彼が持っていた遺書によると、1年半前の事故で不治の病にかかっていたらしいです。男の意地だの騎士としての誇りだの、いかにも典型的な騎士階級の人間(アーサー君とか)の言いそうなことです。ロミちゃんには到底理解できないでしょうね。
レイアさんの意見がロミちゃんの心の内をズバリ表現してくれています。
疲れきって部屋に戻ると、バルデスさんがティアラちゃんからの謝礼金を持ってきてくれました。
頼まれなくてもそうするつもりですよ。ロミちゃんは遺跡の謎を解くまでは死んでも死にきれませんからね。
あんな結末だったのに謝礼をもらっても寝覚めが悪いだけなので、お金は返すことにしました。
しかし、ロミちゃんも今回の事件では少なからず感情を揺さぶられたものと思います。
助けに行った相手が既に冷たくなってて、死ぬこととか死を目前にした生き方とか、普段は考えないようにしている重い話を否応なしに突きつけられたわけですから。
まったく、こんな事件のことは早く忘れて遺跡の研究に専念したいものです。(フラグ)
不死者の苦しみ
本当は第2話の酒場イベントの直後くらいに発生していたのですが、話のテンポの関係でここに入れます。たぶんこのタイミングでも見られるはず。とある夜、冒険から帰ったロミちゃん一行は、戦利品を売ってお金にするためにオイゲンさんの酒場にやってきました。
酒瓶投げてきたよなんだこいつ。見知らぬ人に絡むのはやめていただきたいです。
この酔っぱらい、ロミちゃんたちの直後にやってきたエキゾチックな少年にも「化け物」だのなんだの言ってうざがらみしていました。
すると少年は魔法のようなもので酔っぱらいをあぼーんして去っていきました。いったいどういうこっちゃ?
オイゲンさんによると彼、ファトゥムさんは40数年前、「アザレの石」の光を浴びて不老不死になった13人の山岳部族のうちの1人らしいです。
13人の中では最年少の15歳。
彼は姉とともにアスロイトの首都に連れ去られて貴族のトチ狂った娯楽のために人体実験をされ、その後地下室に数十年の間放置されたという壮絶な経験を経て、人間全般に対してものすごい絶望感と敵対心を抱いているとのこと。
うわぁ……そりゃあ無理もないわな。
もちろん同情はしますが、地雷を踏んだだけで半殺しにしてくる人とは関わりたくないです。
(ちなみにここで「納得出来ない」を選ぶとアーサー君の相性が上がります。自分から殺されに行くとはなかなかロックですね!)
それにしても、不老不死って一度は憧れますけど、現実的に考えると、自分の親しい人たちが死んでは生まれ生まれては死んでいく、その孤独に耐えきれる人はなかなかいないと思います。
しかもファトゥムさんのように妬まれたり疎まれたり切り刻まれたりする危険も大いにありますし。
貴族のおっさんの案件に続いて、考えさせられるエピソードでした。
鋼鉄の審問者
ロミちゃんはパスカ君、ディアス様とともに冒険を続け、ついに第一神殿の最上階に辿り着きました。
ここにいる魔物を倒すと「太陽の宝玉」が手に入ります。
太陽の宝玉はカルス・バスティードの居住権を得るための証であり、アスラ・ファエルよりもさらに下の階層を調べるときに必要となる鍵でもあります。
こいつは正直倒し方が分かりません。
はじめは第一形態の状態で、ある程度ダメージを受けると第二形態になるっぽいですけど、いつも気づいたら第二形態になっています。
どうやら上から落ちてくる瓦礫や倒壊する柱にうまく当たるよう誘導するみたいですが。
第二形態では頭(左下)と体(左上)に分かれます。こうなればもうこっちのものです。
ちなみに右上にいる丸いのは魔物の手が分離してできた魔物で、倒すとたまに短剣を落とします。
第一形態の時は退屈しのぎにこの丸いのを倒しまくっていればいいと思います。
ついに念願の太陽の宝玉を手に入れました。
これで思う存分研究に没頭できるよ、などとロミちゃんとパスカ君が喜び合っている横で、ディアス様は独り言を呟いています。幻覚でも見えているのでしょうか?
ともあれ一行は町に戻ろうと廊下に出ました(このあたりは時の行路図が使えないらしいです)。しかし、そこで待っていたものは。
なぜか廊下が部屋に変わり、さらにその中央には禍々しいオーラを放つ剣が鎮座していました。
ここでロミちゃんたちの意識は途切れてしまいます。
凶戦士
それから間もなくのこと。オイゲンさんの酒場に傷を負った男が2人、息も絶え絶えの状態で駆け込んできました。実はこれまでのイベントの節々で、「1年半前に恐ろしい事件が起こり大勢の冒険者が死んだ」ことがプレイヤーにほのめかされてきました。
西の斎殿で死んだ男の「事故」もおそらくそれでしょう。
手負いの男はその時と同じ悪夢が再びやって来たと言います。
新米冒険者を含む何人かの冒険者が「紫の剣」に憑りつかれ町の人を斬りまくっていると。
その新米冒険者ってまさか……。
ロミちゃんでした。あの赤いスカーフは見間違えようがありません。
「凶戦士」になった者との意思疎通は不可能、ほぼ不死身に近い身体能力を身に付けているのも脅威ですが、真に恐ろしいのは彼らの持っている紫の剣。
この剣で少しでも傷をつけられた者にはどんな治療法も効かず、斬られたその部分から少しずつ体が腐っていき、やがて心臓を握りつぶされるような激痛に襲われ絶望しながら死に至るそうなのです。
ロミちゃんを殺そうとする不死者のファトゥムさんをバルデスさんが止めに入ります。
クムランさんが紫の剣の憑依を解く方法を調べてくれているらしいです。
ファトゥムさんは不服そうに去っていきました。
彼、なんだかんだ言いながら町の人を助けてくれていますね。あるいは凶戦士になってしまった人を楽にしてあげたいのかもしれません。
紫の剣に操られたロミちゃんは、疲れひとつ見せずになおも凶刃を振りかざします。
バルデスさんはクムランさんが朗報を持ってくるのを信じ、ロミちゃんの動きを封じました。
数か月後、ロミちゃんは教会のベッドで目を覚ましました。どうやら紫の剣の呪縛からは無事、解放されたらしいです。
ティアラちゃんに回復を喜ばれたのも束の間、近くでティアラちゃんの治療を待っていた「被害者」の一人にこんなことを言われます。
ロミちゃんは初めのうちは意味が分からなかったでしょうが、やがて悟るでしょう。
自分で全く知らないうちに大量殺人鬼になっていたことを。
そしてこれからも自分によって「殺された」人が増え続けることを。
自分の手が人の血で汚れているというのはどう考えても胸糞悪いと思います。
まして、クリーンなイメージの研究者を目指していた彼女はショックで立ち直れないレベルではないでしょうか。
しかも、紫の剣に憑りつかれたのが何かのタブーを冒してしまったためとかならまだ諦めがつくかもしれませんが、ロミちゃんは他の冒険者と同じように正当な手段で太陽の宝玉を手に入れただけです。
それなのになぜ自分だけが。
憎悪の視線に満ちた教会の中で、彼女は答えの出ない問いに苛まれたかもしれません。
いや~、非常に重量感のある展開になってきましたね。主人公が大量殺人鬼になってしまうなんてワックワクでドッキドキだよ。
これからロミちゃんにどのような災厄が降りかかり、どのように思い悩むのか、ご期待ください。……あれ、パスカ君は?
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ちなみにこの方↓のネガティブプレイ(全員との相性を極力悪くする)は最高に面白いのでオススメです。※ただし、中盤あたりで更新が止まっています。
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