星を匿す雲

主にTVゲーム、漫画、小説、史跡巡りの感想を書いているブログです。基本的に【ネタバレあり】ですのでご注意ください。

転職活動終わりました。

皆様こんにちは。赤城です。

皆様から温かいご支援・ご声援をいただいたおかげで、このたび転職活動(というか無職状態で職を探していたので求職活動)が完了しました。

ぶっちゃけ「本当にこの会社でいいのか?」という迷いはありますが、とりあえず頑張ろうと思います。

この記事では、

  • 転職を決意した理由
  • 退職してから求職活動をした理由
  • 転職活動のスケジュール
  • 転職活動の概要

についてまとめました。詳しく書くと個人情報がバレそうなところはぼやっと書いています。主に退職してからの求職活動を考えている方の励みになれば幸いです。




転職を決意した理由

この記事で詳しく書いているのですが、
まあよくある「前職の待遇に納得できなかったから」です。

前職では常駐型派遣(正社員型派遣)でしたが、

派遣先の会社で正社員が急に退職して代わりがいないという理由で正社員の仕事と派遣社員の仕事を全部行い後任正社員の教育まで行うも給料その他は派遣社員のまま派遣元もなんら配慮してくれない

という暴挙がまかり通っていることに怒り傷つき、精神的におかしくなりそうだったので転職を決意しました。


それに、「このままずっと常駐型派遣で自分は満足なのか。もっと責任のある仕事もやってみたい」という思いもありました。派遣先でやっていた仕事にももちろん責任はあります(何せ正社員の仕事も代行していたので)、しかし派遣社員ですからね。正社員ほど自由に動けないし、自由に動いて会社に利益をもたらしても私の給料は変わらないからやる気が出なかったのです。


ま、一言で言えばそこそこホワイトな会社の正社員になりたかったのです。




退職してから求職活動をした理由

巷では在職中に転職活動をするのが一般的なようですが、私はさっさと退職することにしました。

仕事をしながら転職活動をするべき理由は色々な方が書いていらっしゃいます(そしてそういう方から見ると私のような人間は相当アレな人のカテゴリに入るらしい)ので、私は退職してから求職活動をした自分なりの理由をお伝えします。


理由は5つあります。


  1. これ以上あの会社にいると心を病みそうだった
    前述のこの記事で主に語っている理由です。心を病んで人生台無しにするよりは辞めて無職を謳歌した方がマシです。


  2. 資金に余裕があった
    色々と幸運が重なり、切羽詰まってすぐに次の職が欲しい状態ではありませんでした。もし次があるならこうはいかないかもと思っています。


  3. 働きながら次の職も探すというマルチタスクが無理だった
    私は何事にも全力投球してしまい、かつ自分に甘い人間です。そのため働きながら新しい仕事も探して面接や筆記試験の準備をして、ってのが無理なのです。適切な息抜きの仕方が分からないから、四六時中頭を働かせている状態になり思考力を失うか、ちょっとだけと思って始めた息抜き(ゲームや漫画)がやめられなくなってやはり思考力を失うかの二択なのです。

    もちろんそういう状況に追い込まれたら仕方なくやりますが、どうも成功するとは思えません。ですから私は状況が許す限りなるべく自分に負担がかからない方を選びます。自分を大切にできない人は結局家族や仕事も大切にできませんから。


  4. 尻に火をつけたかった
    仕事をしながら転職活動をしていると、結局職歴はあってお金も入ってくるわけで。私は自分に甘い人間なので、「いざどこにも決まらなければここに居続ければいい」という考えが常にどこかにあったと思います。

    さらに、仕事が忙しくなったら「私がここにいないとみんなが困るんだ! 転職活動はまた後にしよう!!」なんてアホな勘違いをしてしまいそうでした。

    だから、絶対に前職から脱出して次のもっとよい仕事を探すためにも、自分を追い込むことが必要だったのです。


  5. 一度無職になってみたかった
    結局のところ、「心を病みそうだった」の次に大きな理由はこれです。無職で悩んでいる方には申し訳ありませんが。

    私は小学生の頃からずっと学校や仕事に毎日を縛られて生きてきました。夏休みがあってもお金がなかったり宿題が大量に出ていたりで、のんびりと長期間の旅行に出かけたり1ヶ月ずっとダラダラするなんてことは不可能でした。でも今なら! 仕事を辞めれば1ヶ月くらいは自分の好きなことがなんの制約もなくできる!!

    はい、アレな人だなあと思った人は正直に手を挙げてください、先生あとで闇討ちしにいきますから。レールから外れるってそんなにアホなことなんですかね。不養生な私にとってはこれが最後の無職期間かもしれないのだから、ゆっくりさせてほしいものです。

    で、実際無職になってみて、結局好きなことはできたことにはできました。しかし私が思っていたのとはだいぶ違う感じになってしまいました。




転職活動のスケジュール

私の退職してからのスケジュールはだいたい以下の通りです。

2018年12月末:退職

2019年2月半ばまで:冬休み(仮)

2019年2月後半~3月半ば:求職活動

計画性のない人間なので状況に引きずられてこうなりました。冬休み長いっすね(笑)。



冬休みにやったこと

無職になったら将来のための勉強をしながら求職活動だろ? と思っている真面目な方々にとって、私はまさに唾棄すべき愚かしい存在でしょう。無職になってから2ヶ月あまり、私がやったことと言えば、ゲーム祖父のお見舞いに行くことくらいでしたから。

あのですね、ドラゴンクエストビルダーズ2という大変面白くやめどきの分からないゲームがあるのです。このブログでレビュー感想も書いてるのでよかったら読んでいってください。この冬休みの間、楽しみにしていたビルダーズ2をたっぷりプレイできたのは本当に嬉しかったです。

一方、祖父は私が退職した頃にちょうど体調を崩し、病院に入院しました。ちょくちょくお見舞いに行っていましたが、残念ながら2月に亡くなってしまいました。かわいがってもらったのに、価値観の違いから反発することも多く素直に向き合えず、また体も丈夫でまさか亡くなるとは思ってもいなかったため、正直今でも大変ショックです。とまあそんな感傷は皆様に関係ないのでここまでにしておきましょう。

冬休みは、海外などへ長期旅行をしたり、これからの人生についてゆっくり思案したりする時間を取りたいとも考えていましたが、祖父の体調不良、逝去、その後の葬式などで心身ともに余裕がなく、その計画は潰えてしまいました。


無職は飽きる?

たまに「無職だとだんだんやることがなくて苦痛になってくるから働いていた方がいい」と聞きますけど、私は全然そうは感じませんでした。祖父のことで気が重くなっていなければ、やりたいことはいくらでもありました。ゲームとか旅行とか読書とか。

ですから、あくまで私の場合ですが、無職になると「やることがなくて苦痛だから働きたい」ではなく「職歴とお金がなくて将来が不安になるから働きたい」という気持ちになります。つまりジャンボ宝くじの一等賞を一発当てれば一生働かずにいられます。当たらないかなあ、ジャンボ宝くじ




転職活動の概要

2月後半、祖父の死から立ち直って、転職活動(正確には既に退職しているので求職活動)を開始しました。



志望職種・業種とその理由

職種は、かなり迷った末、前職と同じにしました。もっと他の仕事もやってみたかったですが、結局自分の得意なことを伸ばした方がいいと思って諦めました。

業種も、かなり迷った末、自分が入ってみたかった業種にしました。将来性は不明ですし給料も高いとは言えませんけど、やはり自分の興味のある業種の方がモチベーションが続くと思ったので。



利用した転職サイト、転職エージェント

方向性がブレブレだったため、かなり色々な媒体を使いました。


ハローワーク

履歴書、職務経歴書の添削は主にこちらでしてもらいました。基本的にハローワーク以外の求人のためのアドバイスはしてもらえないので注意。「これからハローワークの求人などに応募したいと思っている。一般的に見てどう思うか言ってほしい」と聞けばアドバイスしてもらえます。

また、ハローワークの求人票は、基礎的な会社情報や福利厚生については一番詳しく書いてあります。どのくらい詳しいかは、東京ハローワークの公式ページでご確認ください。

悪質な会社は平気で嘘を書くのであまり信用はできませんが、他の媒体で応募する会社を選ぶ際にどのような観点から募集要項や会社情報を見ればよいかの参考になります。さらに、とにかくたくさんの中小企業の情報が閲覧できるので、自分の志望する職種・業種の仕事内容や福利厚生の大まかな傾向も確認できます。

他にも職業訓練を受けることで全く新しい職種に挑戦できたり、面接セミナーや地元の企業を集めた面接会なども開催していたりと、公共施設なだけありサービスが手厚いです。前述の通り求人票で嘘をつきまくれるためブラックが横行しがちではありますが、どうしても転職サイトや転職エージェントを使う気になれない・使っても希望の仕事に巡り会えない方は、躊躇せずにぜひ行ってみてください。私はぶっちゃけハロワの職員さんは収益を気にしない分一番親切だと思いました。

それと、雇用保険を受給したいときは利用する気がなくても定期的に行く必要があります。


転職サイト:リクナビNEXTマイナビ転職、dodaなど

これらのサイト経由で何社か応募して面接まで行きました。どのサイトも使い勝手は似たり寄ったりでした。

いずれも希望条件を細かく設定して求人を検索できます。

求人への応募は、企業から志望理由などの記載を求められない限り簡単にできます。

また、求人を「気になる」リストに登録する機能があります。「気になる」に登録すると、自分で後で見返すことができる他、企業の設定している条件と自分の能力が合致していれば「応募しませんか?」通知が来ますし、企業がわざわざ「気になる」した人の職歴を確認して「応募してくれたらとりあえず面接しますよ」と声をかけてくれることもあります。

オファースカウトは、登録しておくとそれなりに来ます。私は大したスキルがないのでちょっとアレな会社からのお誘いが多かったですが、ごくたまに意外といいなと思うところからも連絡が来ることがありました。ゆえに、登録しておいて損はないです。しかしあまり期待をせず、基本的に求人は自分から探して応募すると考えておいた方がよいです。


総合型転職エージェント:リクルートエージェント、パソナキャリアなど

さまざまな業界の非公開求人・公開求人を扱っている転職エージェントです。これらからは数社ほど応募しましたが、書類選考で落ちたり面接前に他から内定が出たりして、結局面接までは至っていません。

リクルートエージェントは、会員登録すれば専用サイトで非公開求人の検索ができます。検索システムは癖があって少し使いづらかったです。

求人に応募する際、転職エージェントは応募者各個人の推薦文を付けるのですが、リクルートのみ、私にその文面の確認もしてくれました。これはとても助かりましたし、安心できました。他のエージェントも実際に応募する段階になれば推薦文は作るので、気になる方は見せてほしいと言ってみるとよいと思います。

パソナキャリアは、会員登録しても非公開求人は見られません(公開求人は見られます)。アドバイザーから紹介されないとどんな案件があるかも分かりません。自分で勝手に求人を探せて勝手に応募できるリクルートと比べると、「自分で求人を探しても悩んでしまって決められないから、アドバイザーと密に話し合って転職先を決めたい」という方に向いているでしょう。

他の中小転職エージェントもパソナキャリアのように非公開求人が見られないところが多かったです。提示された求人にこちらが食いついていかなければ音沙汰がなくなりました。慈善事業でやっているわけではないし、私の場合は大して稼げる人材でもないので当たり前ですね。


職種・業種・地域特化型転職エージェント

特定の職種・業種・地域の仕事のみを紹介する転職エージェントです。アパレル、IT、医師、看護師など、探してみるとさまざまな特化型エージェントがあります。結局私が内定を獲得したのは業界特化型転職エージェントの求人でした。

私の利用したところは業界の内情に詳しく、求人もそれなりに持っている印象がありました。履歴書の添削や面接対策も各企業の傾向に合わせてしっかりしてもらえましたし、選考中も内定後も不明点を質問すると丁寧に答えてもらえました。

やりたいことが明確に決まっていればおすすめです。色々な職種・業種・地域を見てみたい方には向いていません(見てみた結果、どうしてもこの業種・職種・地域がいい! と思ったなら大丈夫)。


ネットの評判はアテにならない

実は、転職エージェントの評価を知りたくてネットで検索をかけたことがあります。でも、結局あまり参考にならず、そのエージェントが有用か否かは自分で判断するしかないと思いました。以下の理由からです。

  1. アフィリエイトありきでレビュー記事を書いている(ように見える)
    アフィリエイトというと何か形のあるものの購入を誘導するイメージが強いですが、実はサービスへの無料会員登録などにより成果の発生する案件もあります。

    ネットにアップされている比較記事などでは、転職エージェントの中でもアフィリエイト案件のある大手のものばかりがランキング上位に並んでいて、中小のエージェントが紹介されることはめったにありません。だから、つい「正当な評価なのかなあ、これ」などと思っちゃいます(笑)。まあ、アフィリエイトを出すくらい余裕のある会社ということですから、間違いとも言えませんが。

  2. サービスの質はアドバイザーの力量と相性に左右される
    いくら評判の良い転職エージェントでも、経験の浅い/やる気のないアドバイザーが担当ならサービスの質は落ちます。また、アドバイザーと性格が合わなければ、話が噛み合わなかったり意見がぶつかったりすることも多く、お互いに言いたいことが十分に言えなくなるかもしれません。その結果、活動がスムーズに進まなくなる恐れがあります。

    あくまで1つの評判はとある個人が担当のアドバイザーに対して感じた印象ということを忘れないようにした方がよいです。



面接で質問されたこと

最後に、面接で私が質問されたこととそれに対する私の所感を記載します。答え方の例ではありませんのでご注意ください。


  • なぜ退職してから求職活動を始めたのですか? 在職中でもできたはずですよね?
    で、出たよ~在職中に転職活動するやつがえらい、できないやつはアホみたいな風潮~! あるいは精神的な病にかかってたのでは的なカマかけ~! あのね、仕事しながら次の職場探せるような器用な人ばかりじゃないんですよ世の中は。


  • 退職理由はなんですか?
    本音をぶちまけたいのを必死で我慢しました。


  • (退職理由に「前職のポジションでは自分のやりたいことができなかったため」と答えると)前職ではポジションや派遣先の変更を上司や担当営業に願い出なかったのですか?
    そんな会社だったらそもそも辞めようと思わないです~。


  • この業種の志望理由を教えてください。
    なんとか答えられますがふわっとしてるからツッコまれたら終わりですね。


  • (業種の志望理由を受けて)え? それだけだとちょっと理由として弱いんじゃないですか?
    うわああああツッコまれた!! あ、圧迫面接だー!!!(涙目)


  • ご自分の性格を教えてください
    私のような自己肯定感の低い人間は準備していてもネガティブにならずに言うのがなかなか難しいです。


  • 差し支えなければご両親の職業を教えてください
    聞いちゃいけないはずなのになんなの。差し支えなければと言ってるけど答えなければ心証悪くなるから実質強制ですよね?


  • 高校時代、大学時代は学業とバイト以外に何か活動なさっていましたか?
    えぇ、職歴聞いてくださいよぉ。


  • ご出身の○○大学○○学部(キラキラネーム)はどのような教育を行っているのですか?
    だから職歴ィ! しかしこれは新卒のときも散々聞かれたな。誰だ、あんな変な名前にしたの。


  • 趣味はなんですか?
    ゲームと言いたくなるのを抑えた私えらい、けど悲しい。ゲームが低俗な趣味という風潮、一刻も早く消え去れ。


  • ご自身がどのような仕事をされてきたか教えてください
    やっと俺のターン! でも細かくツッコまれて「え? 大したことやってないじゃん」みたいなこと言われて泣きそうになった。


  • これは苦手だなと思った仕事とその理由を教えてください
    苦手な仕事? ぶっちゃけ人間と話すこと自体が苦手なのでこの面接も脂汗出まくりなのですが。それでもここまで話せるようになったのには多大な犠牲が(以下略)


  • 仕事で失敗した経験談を教えてください
    失敗した瞬間から「あ! このこと転職の面接で話そう」と思ってたことがあるので余裕でした。


  • 将来わが社でどのように活躍したいですか?
    これもふわっとしか答えられないからツッコまれて死んだ。





転職活動の報告は以上です。今度は長く勤められる会社だといいなあ。


以下は姉妹編の前職を辞めた理由が書いてある記事です。
cqs4live.hateblo.jp