星を匿す雲

主にTVゲーム、漫画、小説、史跡巡りの感想を書いているブログです。基本的に【ネタバレあり】ですのでご注意ください。

【プレイ日記】方向音痴ブレトン、モロウウィンドを彷徨う その10:モロウウィンドはTESシリーズの最高傑作である

皆様こんにちは。赤城です。

Bethesda SoftworksのPC/XBOX ONE/PS4用ソフト"The Elder Scrolls III: Morrowind" (モロウウィンド)のプレイ日記その10をお送りします。

モロウウィンドおよびスカイリムのストーリー全体の微妙なネタバレが含まれます。ご注意ください。

>>公式サイト




前回までのあらすじ

私は、方向音痴で人の話を聞かないことに定評のあるブレトンだ。イルニビでコープラス病に感染したが、テルヴァンニ家の魔術師ディヴァイス・ファーに病の進行を止めてもらい、ネレヴァリンたる条件のひとつである「あらゆる病に罹患しない」者になった。ルンルン気分でブレイズの上司カイウスの家に帰ると彼からこう告げられた、「シロディールへ帰らなければならなくなった」と。頼りになる上司を失い、ブレイズの名ばかりのリーダーになった私は、ネレヴァリン関連の調査の協力者メエラ・ミロをテンプルの魔の手から救い出した。彼女は、失われた予言について反体制派の司祭たちから聞き出すため、彼らの隠れ家であるホラマヤンで合流しようと言うのだが……。




正義の執行者、九大神教

せっかく久しぶりにエボンハートに来たことだし、ホラマヤンに行く前に観光でもしていこうかな、と思ってぶらぶらしてたら九大神教に勧誘されたので、奉仕者(lay servant)になることにしました。

奉仕者になることにしました
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

実は私、彼らと対立している組織であるテンプルにも入会しているんですが別にいいですよね。メエラを救出したことでテンプルのメンバー失格と思われてるかもしれないし、それ以前に巡礼が達成できなくて一向に位階が上がらないためにほぼ死に設定になってるし。クエストマーカーもないのにヴァーデンフェル中に散らばってる石碑を巡礼するなんて方向音痴の私には不可能なんですよ。


九大神教の任務は、下記の通り3つに分かれています。

  • 慈善係(Almoner)
    恵まれない人々のための寄付を各地の九大神教の信者から募る

  • 教会警察(Shrine sergeant)
    九大神教信者の困りごとを解決する、悪者を退治する

  • 治癒師見習い(Lay healer)
    治療薬を作るのに必要な素材を生産者からもらってくる

完全なるおつかいクエストの塊ですが、他の多くのクエストがやたら血生臭かったり人々の薄汚い一面を垣間見せたりする中でストレートに正義を遂行する内容なので、やたら清々しい気分で取り組むことができました(まあ一部勝手に植物を盗む任務もあったりしましたけど)。

神殿警察と治癒師見習いの2つは結構お手軽にクリアできるため、とんとん拍子で九大神教内での階級が上がっていきました。

一方、慈善係は人間力で人々から寄付をもぎ取る任務なので、戦闘脳で魅力値は未だデフォルト、コミュ力(speechcraft)が10くらいしかない私には荷が重かったです。基本、賄賂で無理矢理好感度を上げて寄付してもらってました。それって私が渡した賄賂をそのまま寄付してるだけじゃね? と心の中で何度ツッコんだことか。




エドウィーナの依頼その4、その5と道すがらのあれこれ

九大神教の任務の途中で、前回、アルドルーンの魔術師ギルドのリーダー、エドウィーナから、ドゥーマーのチューブをドゥーマーの遺跡アークングサンチ=ストゥルダムズから取ってきてほしいと言われていたことを思い出しました。

ドゥーマーのチューブをアークングサンチ=ストゥルダムズから取ってきてほしい
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

アークングサンチ=ストゥルダムズは、アルド・ヴェローシ(Ald Velothi)というヴァーデンフェル北西の漁村からまっすぐ西へ行ったところにあるそうです。


アルド・ヴェローシは船便のない小さな村なので、近隣の街からあくせく歩いていく必要があります。私はグニシスから歩くことにしました。

オリティウス・マロ
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

ちなみにグニシスではオリティウス・マロ(Oritius Maro)という人を見かけました。もしかしたらスカイリムのマロ親子の先祖か親戚かもしれませんね。



洞窟の中で半裸のおっさんが震えてた

アルド・ヴェローシへ行く道すがら、パランソー(Palansour)という怪しげな洞窟があったので、なんの気もなしに立ち寄ってみました。そこで世にも恐ろしい光景を目の当たりにするとはつゆほども思わずに。


中にはスキャンプなどのデイドラが何匹もうようよしていました。そいつらを蹴散らすと、ならず者たちの死体が散らばっていることに気づきました。

パランソー
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

テーブルの上に人間の肉が置いてあったり、

テーブルの上に人間の肉が置いてあった
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

死体から剥がしたらしい服が一か所に集められていたり、

死体から剥がしたらしい服が一か所に集められていた
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

大鍋が煮え立っていたり、

大鍋が煮え立っていた
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

むごい拷問(処刑?)をしていた跡が残っていたりして……

むごい拷問(処刑?)をしていた跡が残っていた
槍に貫かれた頭骨
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

従者がいないと寂しくて死んじゃう病であるにもかかわらずソロプレイ中の私、いったいここで何が行われていたんだろうねえ? と震え声で自分自身に問いかけます。ああ、こんなとき後ろにシナムがいてくれたらどんなに心強かったか。


洞窟内のお宝を漁っていたところ、私は洞窟の上の方にかすかに、生きている誰かの気配があるのを察知しました。どうやら、浮遊の魔法か浮遊薬を使わないと行けない高所に小さな部屋があるようです。メエラ救出の際に入手した浮遊薬の余りを使ってその部屋の前まで飛び上がり、武器を手に携えて恐る恐る扉を開くと、そこには――

アホ面晒した半裸のおっさん
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

アホ面晒した半裸のおっさんが突っ立っていました。

おっさんの話によると、魔術師の彼は仲間のならず者たちとともに密輸業に勤しんでいたが、ある日召喚したスキャンプたちが暴走。彼はこの高所の部屋にヘンテコな帽子と腰巻きを身に着けさせられて閉じ込められ、スキャンプたちが料理した仲間の肉を食べさせられていたとか。オエーッ

デイドラ、特にスキャンプあたりは単純に暴力的なだけだと思ってたんだけど、予想外に残忍なんだなあ。1人だけ生かしてふざけた衣服を着せて仲間の肉を食べさせて楽しむとか、マジやべぇよあいつら

おっさんは、「下に降りるために浮遊薬を分けてくれれば、この帽子と腰巻きは品自体は良いものっぽいからあげるよ」みたいなことを言ってきました。一応お言葉に甘えてもらっといたんですが、なんら特殊効果があるわけでもない普通の服でがっかりしました。

哀れなおっさんが全裸になってしまった
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

まあ哀れなおっさんが全裸になってしまったのを見られたのはちょっと面白かったですけどね。



アッシュランダーに誘拐された巡礼者を救え

アルド・ヴェローシに到着しました。

船便がありそうな雰囲気を醸し出しまくっているのになぜか使えません
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

船便がありそうな雰囲気を醸し出しまくっているのになぜか使えません。何か特殊な条件を満たすと使えるようになるのかもしれません。

この村の住人たちは現在、ならず者のアッシュランダーの一団が巡礼者の女性マドゥラ・セラン(Madura Seran)を誘拐した事件のために恐れおののいているそうです。

ならず者のアッシュランダーの一団が巡礼者の女性を誘拐した事件
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

ふふん、これはネレヴァリン候補たる私の出番ってやつですな。エドウィーナの依頼を達成する前にちょちょいと解決してあげましょう。


アッシュランダーのリーダーのところへ行き、マドゥラ・セランを返すよう求めました。

アッシュランダーのリーダーにマドゥラ・セランを返すよう求めました
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

はい、まあそうなりますよね。いつも通り賄賂で好感度を上げてもう一度試してみますか。

この手の平の返し方マジウケる
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

ルララー・ベレロスに賄賂贈ったときも思ったけど、この手の平の返し方マジウケるわ~。さっきまで塩対応だったのが速攻で私を友達呼ばわりですよ。いやあ、本当に愉快だ。しかし、そのくせマドゥラを返すにはさらに500ゴールド必要とか抜かしやがる。仕方ない、支払ってやるか。

……で、助けたはいいものの、特に謝礼を渡されることもなく、ただお礼だけ言われてこのクエストは終了してしまいました。えぇ~、私の賄賂+500ゴールドはどこへ……いや、うんまあ別にいいんだけどね? ほら、私たぶんネレヴァリンだし? 見返りなど求めずに人々を助けるのが英雄ってものだし??(血の涙)


やりきれない思いに打ちひしがれた私は、アークングサンチ=ストゥルダムズまでの道すがら襲ってきたドレモラを撲殺し、そいつの持っていたお高い武器を剥ぎ取ってなんとか溜飲を下げたのでした。

ドレモラを撲殺
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind



エドウィーナの依頼その5:ヌクレフティングスからの調査報告を入手せよ

アークングサンチ=ストゥルダムズでは大して苦労することもなく、エドウィーナご所望のドゥーマーのチューブを入手することができました。

ヌクレフティングスからの発掘報告が滞っている
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

ドゥーマーのチューブを届けると、エドウィーナから、ドゥーマーの遺跡ヌクレフティングス(Nchuleftingth)を調査している同僚セニラス・カディウスス(Senilias Cadiusus)からの報告が滞っているので、様子を見てきてほしいと言われました。おっ、これまた血生臭い事件の匂い。オラ、ワクワクすっぞ!!


ヌクレフティングスに到着すると、案の定、調査隊は全滅……していませんでした残念なことに

調査隊の案内役で、調査報告を書いていた地元のダンマーの男性がどこかへいなくなった
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

調査隊の案内役で、調査報告を書いていた地元のダンマーの男性がどこかへいなくなったとのことです。


彼は遺跡の下層で機械に襲われて亡くなっていました。

調査報告書
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

彼が所持していた調査報告書には、彼ら調査隊がエドウィーナがずっと探していたムズレフト(Mzuleft)という遺跡の場所を突き止めたこと、それに、彼らの捕まえたセンチュリオン・スパイダー(centurion spider: ドゥーマーの遺跡によくいる蜘蛛みたいな機械)の奇妙な挙動のことが記されていました。


センチュリオン・スパイダーの奇妙な挙動

彼らはこのセンチュリオン・スパイダーをシロディールに送るために船に乗せました。ヴァーデンフェル付近では元気に動いて檻を壊さんばかりだったそれが、亡霊の海(Sea of Ghosts: タムリエル大陸の北に広がっている、タムリエル大陸とアトモーラ大陸を隔てている海)に入ったあたりで突如動かなくなりました。そこで、試しにヴァーデンフェルに引き返したところ、また元気に動き出したのだそうです。

興味深い現象ですね。センチュリオン・スパイダーは生産地であるヴァーデンフェル内でしか動作しないということでしょうか。彼らが動力源としている何かがヴァーデンフェルにしかないのか、GPSみたいなのがついていて、安全な動作が保証されている領域の外に出ると停止する仕組みになっているのか。色々な可能性を妄想するだけでご飯3杯はいけますゲッヘッヘ。



エドウィーナの依頼その6:ムズレフトの設計図を入手せよ(一旦保留)

調査報告を持ち帰った私にエドウィーナが次に依頼してきたのは、調査報告内でも触れられていたムズレフトからドゥーマーの設計図を持ち帰ってくることでした。

ムズレフトから設計図を持ち帰ってくるよう依頼された
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

Muzleftはおそらく、私がずっと前に白いグアを探してダゴン・フェルを1週間くらい彷徨い歩いていたときに見かけた遺跡でしょう。あそこ遠いんだよな。なんかやる気失せてきたわ……よし、この依頼は一旦放置して、そろそろネレヴァリンとしての務めを果たしに行くか!




トライビューナルとダゴスの真実

私はエボンハートの船着き場から合言葉を使って船に乗り、反体制派の司祭たちの隠れ家であるホラマヤンを訪ねました。

ホラマヤンを訪ねました
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

反体制派の司祭のリーダー、ギルヴァス・バレロ(Gilvas Barelo)は、自分たち反体制派の司祭の状況について、こう語ります。

反体制派の司祭の状況
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

「現在、テンプルとその信者たちはダゴス・ウルの脅威に怯えているため、信仰における多様な意見(=反体制派の司祭など)を認めないテンプル過激派を支持している。しかし、もしわれわれが彼ら過激派よりもダゴス・ウルに立ち向かう力があることを証明できれば、テンプルとその信者たちはわれわれを支持してくれるだろう」

そうですよね~、国家や集団が危機的状況に置かれているときは大抵過激な右派が支持されるものなんですよね。ああやだやだ。



失われた予言の解釈

ギルヴァスはまた、アポグラファ(Apographa)というテンプルの秘密文書から見つけ出したネレヴァリンに関する予言、「失われた予言(The Lost Prophecy)」と「7つの呪い(The Seven Curses)」の文言を教えてくれました。それらは、アーシラクのワイズ・ウーマン、ニバーニ・マエサが私に語った失われた予言の一部であろうと彼は言います。


失われた予言

失われた予言はこんな感じ。

失われた予言
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

3行目に"Dragon-born"(ドラゴン・ボーン)という単語が出てきてうおおっ!? と歓声を上げてしまったのですが、ギルヴァスの解釈によると主人公がドラゴンボーンであるというわけではなく、ドラゴンの象徴のもとに生まれた=帝国生まれであることを示しているだけのようです。帝国の皇帝が"Dragonborn"(ドラゴンボーン)なので、帝国の象徴もドラゴンになっているのでしょう。思い返してみれば、モロウウィンドの帝国の拠点であるエボンハートやTES4オブリビオンの帝都にはドラゴンの像が建っていました。

ギルヴァス曰く、この予言の意味はだいたい次の通りではないかとのこと。

失われた予言の意味
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

アウトランダーがレッド・マウンテンに潜む7つの呪い(seven curses)に立ち向かう。彼はアズーラ(アズーラ)に祝福されており、呪われた剣でもって、ダゴス家(House Dagoth)かドゥーマー家(House Dwemer)か、もしくはその両方に対し正義を執行する」

ネレヴァリンがアウトランダーであることを示すこの予言は、多くのアッシュランダーにとって喜ばしくないことであっただろう(アッシュランダーは基本的にアウトランダーが嫌いなので)。だからこの予言は失われてしまったのかもしれない、とギルヴァスは推測します。

これまでの話の流れからだいたい予想していた通りの内容でした。アズーラはスカイリムでお馴染みのデイドラの良心ですね。たぶん、このゲームの一番最初、私が帝都からモロウウィンドに搬送されている最中の夢の中で私に話しかけてきた神様でしょう。

しかし、ドゥーマー家という表現が気になりました。これ、予言に直接書いてあるわけじゃなくて、ギルヴァスが言ってることなんですよね。なぜドゥーマーがダンマーの名家のひとつみたいな表現をされているのでしょうか? ドゥーマーはダンマーとは別の人種ではないんですかね? なんだかよく分かりませんが、とりあえずもうひとつの失われた予言に話題を移しましょう。


7つの呪い

7つの呪いはこんな感じ。

7つの呪い
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

ネレヴァリンが立ち向かう7つの呪いは、ダゴス家かドゥーマー家か、もしくはその両方がもたらすものである。FireとAshはレッド・マウンテンから降下する炎と灰、Fleshはコープラス病とその罹患者たち、Dreamsは悪夢と眠れる者の襲撃を指しているものと思われる。Ghosts、Seed、Despairは現時点では解釈不能

ここでもやはりドゥーマー家と表現されているのが気になりますが、それは一旦置いておきましょう。まだ不明瞭な部分はあるけれども、これらがネレヴァリンたる私の立ち向かわなければならない脅威のようです。



カグレナクの工具

ギルヴァスはさらに、テンプルがひた隠しにしてきた本当の歴史を語る「カグレナクの工具(Kagrenac's Tools)」という文書を提供してくれました。

「カグレナクの工具」という文書を提供してくれました
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

そこには、驚くべき真実が記されていました。

驚くべき真実が記されていました
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind


定命の者の世界(このゲームの舞台であるニルン(Nirn))を創り出した創世神ロルカーン(Lorkhan)。その心臓がレッド・マウンテンの地下に眠っていることを知ったドゥーマーの指導者Kagrenacカグレナク)は、心臓の力を利用してドゥーマーのための新たな神を創りたいと考えました。そしてそのために、3つの強力な工具を作り出します。それらが、カグレナクの工具――

  • 心臓の魔力に触れたとき、着用者が死んでしまうことを防ぐレイスガード(Wraithguard)(腕当て)
  • 心臓を叩いて望み通りの魔力を引き出すスンダー(Sunder)(ハンマー)
  • 心臓から湧き出る魔力を剥ぎ取ってひとまとまりにするキーニング(Keening)(剣)

です。

チャイマー(ダンマーの先祖)とドゥーマーのレッド・マウンテンにおける戦いの最中、カグレナクはこれらの工具をロルカーンの心臓に使いました。すると、どのような原理でそうなったかは定かではありませんが、ドゥーマーの人種全体がニルンから消え去ってしまいました。(ニルンには最後のドゥーマヤグルムが残っているので、ニルンから消え去ったという部分はもしかしたら話に尾ひれがついた感じかもしれません。)

ネレヴァル卿とダゴス卿はこれらの工具を手に入れましたが、どうすればよいか見当がつきません。ネレヴァルはダゴスに、自分が相談役の3人、ヴィヴェクアルマレクシア(Almalexia)、ソーサ・シル(Sotha Sil)と相談している間、工具を守っていてほしいと頼み、レッド・マウンテンを去りました。相談の結果、とにかくレッド・マウンテンに行って何をすべきか決めることになり、ネレヴァルと3人の相談役はレッド・マウンテンに戻ります。

そこにいたのは、工具の力に魅了されたダゴスでした。ダゴスは、「自分が」工具を守るとネレヴァルに誓ったのだと言い募り、工具をネレヴァルたちに手渡すことを拒否します。戦いの末、ダゴスは打ち倒されました。ネレヴァルと3人の相談役は、工具を未来永劫決して使わないと誓い合い、各々で保管することにしました。

ところが、ネレヴァルの死後、3人の相談役は誘惑に負けてしまいます。彼らはカグレナクの工具を持ち寄り、レッド・マウンテンの地下でロルカーンの心臓に使い、そして、聖なる神の力を得、テンプルの三柱の神、トライビューナルになったのです。

さらに悪いことに、ダゴスもまた、真に打ち倒されてはいませんでした。彼は相談役を引き連れたネレヴァルと対面する前に、カグレナクの工具を使うことで心臓の力の性質を学び、心臓の力を引き出す術を得ていました。

確かに、トライビューナルはダゴスと異なり、心臓の力を注意深く、善いことをなすために使っています。彼らはモロウウィンドとダンマーの人々のために数多くの偉業を成し遂げました。しかし、神の心臓から力を盗むことそれ自体が、そもそも恐ろしく愚かで、破滅につながる行為なのです。

トライビューナルは心臓の力を制御できなくなり、彼らの神性は弱体化しつつあります。もはや、彼らにはダゴス・ウルから人々を守る力はありません。


……ううむ。なんというか……ものすごい話だ語彙力不足)。こないだイルニビでダゴス・ウルの伝言の中に出てきた「宣誓によって守らせていた宝」ってのは、カグレナクの工具のことだったんですね。


ギルヴァスは"カグレナクの工具"を私に託すとき、こう告げました。

「ここに書かれている真実を隠すために、テンプルはネレヴァリンの信奉者とわれわれ反体制派の司祭を弾圧してきた。だが、弾圧は終わりにすべきだ。われわれは一丸となって、真の敵ダゴス・ウルと戦わなければならない。そして、もしあなたがネレヴァリンであるのなら、われわれテンプルの者たちを統率し、ダゴス・ウルに立ち向かうのがあなたの役割だ」と。


やはりモロウウィンドはTESシリーズの最高傑作である

多くの嘘や誤解、憶測、曖昧な示唆を交えながらゆっくりと世界の真実を明かしていく、また、単なるよそ者、あるいは敵対者だった主人公が徐々に英雄としての資質を獲得していく、というこのストーリーの構造、めちゃくちゃ秀逸だと思います。このカグレナクの工具の話もおそらく通過地点に過ぎず、私が全貌を知るのはまだずっと先の話になるのでしょうが、とにかく言わせてください、やはり私にとってモロウウィンドはTESシリーズの最高傑作であると。モロウウィンドとスカイリムしかプレイしていないくせして偉そうなことを言うな、と思われる方もいらっしゃるでしょうから、より正確に表現させていただきますと、モロウウィンドのストーリーはスカイリムのそれよりもずっと面白いです。

スカイリムも確かに面白いです。が、ストーリーではなくて、個々の要素(世界設定、キャラ、場所など)が魅力的で、それらを活用してRPするのが面白いんです。スカイリムのストーリーはドラゴンが襲ってきた→倒す→ドラゴンボーンとして称賛される→シャウトの力を高めるために修行する……みたいな調子で王道を行きすぎていて、プレイヤーに疑問を抱かせる余地がありません。それがいいという人もいるでしょうが、私はあまり好みではありません。モロウウィンドのようにこんがらがった話が大好きなのです。

私はRPするのも好きなので、総合的に評価すれば、スカイリムもモロウウィンドと同じくらい楽しめています。が、RPが特に好きでないストーリー重視のゲーマーにオススメするとしたら、断然、モロウウィンドを選びます。惜しむらくはかなり昔のゲームなのでグラフィックが古く、グラフィックにこだわる人には受け入れてもらえないということですね。あとプレイ可能な言語が英語しかないこと。その2点をクリアしたリメイク版を発売すれば、モロウウィンドはスカイリムと同等かそれ以上にヒットするに違いないと私は思います。




第三の試練までの道のりは遠い

ホラマヤンを出た私は、その足で近くのドゥーマーの遺跡ヌカーダムズに向かいました。ずっと前、戦士ギルドでこのヌカーダムズを調査している女性の手助けをしてやれと指示されていましたが、遠くて辿り着くまでに死にそうだからという理由で放置していたのです。このたび、近くのホラマヤン行きの船が出現して実質的にエボンハートからの海路が開拓されたため、依頼を実行できるようになったというわけです。

ヌカーダムズの外では、果たしてラリエーナ・マクリーナ(Larienna Macrina)という女性が私を待っていました。

ラリエーナ・マクリーナ
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

彼女は、この遺跡に潜む「グレイト・ビースト(great beast)」を退治する依頼の途中なのだそうです。「さあ、早速遺跡を一緒に探検しましょう」と言うラリエーナを、私は元来た船着き場の方角へ連れ出しました

なぜかって? さっきお伝えしたじゃないですか、私は従者がいないと寂しくて死んじゃう病なのだと。彼女は私のシナムに代わる新しい従者になるのです。グレイト・ビーストとかいうやつを退治しようとしているくらいだからある程度は腕も立つのでしょう。そんな貴重な人材をむざむざクエストクリアして手放してしまうわけにはいきませんよ。



スル=マトゥールの課す試練

私はラリエーナとともにアッシュランダーのアーシラク・キャンプを訪れました。反体制派の司祭から教えてもらった失われた予言を、今やカイウスに代わり私の導き手となったワイズ・ウーマン、ニバーニ・マエサに知らせるためです。

ニバーニ・マエサの言葉1
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

「失われた予言の情報を手に入れたんだね? あたしに教えておくれ、あたしが暗記するまで、何度も、何度もね。その後で初めて、反体制派の司祭の解釈を教えておくれ。それからしばらく、あんたは狩りをしたり、眠ったり、鍛えたり、育てたり、この土地のことを学んだりして、待っていな。あたしは予言を自分の中に馴染ませ、祖霊たちに見せ、彼らと、あたしの夢の中に現れる空と星の声を聴かなきゃならない。月が訪れて、去って、そしてまた戻ってきたとき、あたしの判断をあんたに伝えるよ」

詩的な言い回しがとても素敵なナイスマダム、ニバーニさんですが、あくまでお金が大好きであることをお忘れなきようにお願いします(詳しくは過去のプレイ日記にて)。

これは簡潔に言うと1日待てということなのでしょうが、すぐに話しかけても問題なく彼女の判断を教えてもらえました。

ニバーニ・マエサの言葉2
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

「先祖と星々がはっきりと教えてくれたよ。失われた予言は全て正しい――ネレヴァリンの生まれ変わりはアウトランダーだ。アズーラに祝福されたあんたが、ダゴス・ウルのもたらす7つの呪いを退けるんだ。今こそ、あんたが7つのヴィジョン(Seven Visions)で暗示されているネレヴァリンの7つの試練(Seven Trials)を乗り越えるべきときだ。あたしはあんたの導き手に選ばれた。あたしが読み解き、道を示すよ。

第一の試練と第二の試練をあんたは既に乗り越えている。第一の試練は、とある日に両親不詳の状態で生を享けること。第二の試練は、病と老いに冒されない体を持つこと。

第三の試練はまだ乗り越えられていない。その試練の秘密を知っているのはあたしではなく、ネレヴァリン教団の守護者たるスル=マトゥールだ。彼のところへお行き。第三の試練を乗り越えられたら、あたしのところに戻ってくるんだよ。次のネレヴァリンとしての使命へ導いてあげるから」

ついにニバーニが私をネレヴァリンになる可能性があると認めてくれました。こないだは「疑わしいけどそこまで言うならとりあえず失われた予言とやらを手に入れてきな」みたいな調子だったのが、だんだんと態度が軟化しているぞ。よし、この調子だ。言っとくけど、もうアヘミューザのシナムからはネレヴァリン認定されてるんだからな!!(ドヤァ)


ネレヴァリン教団の守護者であり、アーシラク・キャンプのアッシュカーン(族長)であるスル=マトゥールは、私をネレヴァリンの7つの試練に挑戦させるのにはまだ疑問が残ると考えたらしく、第三の試練の内容を伝える前に、まずは彼の課す試練を乗り越えてみせろと言いました。

スル=マトゥールはまずは彼の課す試練を乗り越えてみせろと言いました
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

「太古の昔ダゴス家の持ち物だったコゴルーン(Kogoruhn)という近場の遺跡に、最近、レッド・マウンテンの瘴気に冒された化け物どもが住み着いた。私とアーシラクの最も優秀な狩人でさえ恐れて逃げ帰ったその場所から、3つの証拠を持ち帰ってくるのだ。お前があの場所を恐れず、化け物どもと渡り合ったという証拠をな」

具体的には、Corprus beastの死体から剥ぎ取れるcorprus weepings、ダゴス家の紋章が入ったカップ、それにコゴルーンの最奥部にある墓に供えられているShadow Shieldを持ち帰ってほしいそうです。



コゴルーン蹂躙(前編)

ラリエーナと一緒にコゴルーンにやってきました。

コゴルーン
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

到着早々、私の目に飛び込んできたのは、インドリル装備を着た誰かの死体でした。

インドリル装備を着た誰かの死体
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

私はすかさず死体から全てのインドリル装備を剥ぎ取りました。どういう事情でこんなことになったのかは知ったことではありません。

死体から全てのインドリル装備を剥ぎ取りました
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

この装備は価値が高いので、一着丸ごと合法的に欲しいとずっと思っていたのです。金を得るためには死体漁りもためらわない、それが私のポリシーです。防御力等を吟味した結果、一部は自分で装備して、残りは後で売り払うことにしました。


コゴルーンの中にはスル=マトゥールの言っていた通り化け物がうじゃうじゃいました。

化け物がうじゃうじゃいました
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

が、一部の化け物以外はさほど苦労せず倒すことができました。ラリエーナという従者が敵の攻撃を分散してくれたことももちろんですが、私自身がいつの間にか、彼らをものともしないほど強くなっていたのでしょう。


真ん中あたりの階層に死んだ勇者(Dead Hero)という名前の人間やオークの死体が合計3体倒れていました。

死んだ勇者
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

なんなんだろう、この人たち。私以外にこんな僻地に来てる人がいるなんて夢にも思いませんでした。白骨化していないということは、わりと最近訪れたばかりではないでしょうか。でもまあ何はともあれ、いい装備を持っていらっしゃるようだからいただいておきますかね


あと印象に残ったことと言えば、ダゴス・ウレン(Dagoth Ulen)とかいうやつに「貴殿はアズーラを本当に信じているのか? あの約束を守らないことで評判のデイドラの一柱を? くくく、愚かなことよ(意訳)」とあからさまに挑発されたり(お返しに魂石に閉じ込めてあげました)、

ダゴス・ウレン
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

ダゴス・ウレンがずっとたむろしていたであろう部屋にこんな感じの椅子を積み重ねた奇妙なオブジェ(?)があったり、

奇妙なオブジェ
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

ラリエーナが光の加減でのっぺらぼうに見えたことくらいですかね。

ラリエーナが光の加減でのっぺらぼうに見えた
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind


本当は一番奥まで行ってさっさと目的の品を取ってきたかったのですが、ここまで相当な数の死体を漁ってきたせいで、私の積載量は限界に達していました

仕方なく、私は一度、荷物を置きに戻ることにしました。そして、しばらくの間、スル=マトゥールの課したこの試練を放置することになるのでした。



持てる者の悩み

申し遅れましたが、モロウウィンドではタンスや箱は基本的にリスポーンしないので、好きな容器に自分の荷物を入れておくことができます。ただし、いったん入れると自分の持ち物であってもなぜか容器の所有者の持ち物扱いになることが多いっぽく、取り出しているところを誰かに目撃されると犯罪扱いされます。理不尽すぎる。


私は冒険の拠点としている各地の魔術師ギルドのタンスや箱に荷物を収納しています。価値の高い武器や防具を拾う機会が増えてきたのは嬉しいものの、それに見合う所持金を持っている商人がなかなかいなくてどんどん溜まってしまっており、困りものです。

時折寝込みを襲ってくる闇の一党の装備くらいが売り飛ばすのにはちょうどよかったのに、メインクエストを進めたら寝込みを襲うキャラがコープラス病に罹患した化け物に置き換わっちゃったんですよね。あいつら、いくら殺してもどうでもいい錬金の素材と安っぽい棍棒みたいな武器しか手に入らないから嫌いです。



エドウィーナの依頼その6、その7:どこかの誰かと同じ轍は踏まなかった彼女

アルドルーンの魔術師ギルドに荷物を置きに戻ったら、エドウィーナから「ムズレフトの設計図はまだなの?」みたいなことを言われたため、ダゴン・フェルにある目的の遺跡ムズレフトにラリエーナとともに向かいました。

ムズレフト
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

特に変わったことは何もなかった(大量のクリフ・レーサーに普通にイライラしながら遺跡に到着し、遺跡の中のならず者たちを普通にぬっ殺しまくった)ですが、ヘンテコな本を見つけました。

ムズレフト
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

これと似た本を私は遠い未来のスカイリムで見かけたことがあります。その記憶に間違いがなければ、これはドゥーマー語の本です。マルカルスのハイエルフのおじいちゃんが解読できるやつです。しかしなんだこのレオナルド・ダ・ヴィンチの人体解剖図みたいな図は。

設計図をエドウィーナのもとへ持ち帰ると、彼女はさらに、グニシスの卵鉱の地下にあるドゥーマーの遺跡からも同様に設計図を持ってきてほしいと言います。再び面倒臭さに支配されないうちにと思い、スタコラサッサと一仕事してきました。すると、

もう自分から与えられる依頼はないから、他をあたってくれ
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

「もう自分から与えられる依頼はないから、他をあたってくれ」と言われてしまいました。

あれ、どこかの先生みたいにドゥーマーの謎を追いかけた末に消失したりはしないんですね、残念。まあメタ的な話をすれば、アルドルーンの魔術師ギルドのリーダーである彼女が消えたらギルドにまつわるこまごまとしたクエストのフラグがおかしなことになるから消失させるにさせられないんでしょう。



魔術師ギルドのウィザードになるには

ギルド内での昇級に必要な技能値を達成したため、そろそろ次の位であるウィザード(Wizard)に上げてくれとエドウィーナに持ち掛けたところ、「ウィザードの杖(Wizard's Staff)を入手するか購入すればウィザードとして認められます。購入すると高いので、以前魔術師ギルドから抜けた裏切り者のアニーン(Anirne)から奪ってはどうですか?」とのこと。

裏切り者のアニーンから奪ってはどうですか?
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

あんた優しそうな顔してバルモラの魔術師ギルドリーダーのラニスばりに恐ろしいこと言うな。いや、たぶん昇級に関して質問したら、どこの街のリーダーでも全く同じことを言うんでしょう。つまりは魔術師ギルド全体の姿勢が恐ろしい。私も将来何かの都合で魔術師ギルドを抜けたら裏切り者と見なされて、ウィザードになりたい誰かを差し向けられるのかもしれません。


まあ、お金を払いたくないので結局少し後でアニーンをぬっ殺しましたけどね。

アニーンをぬっ殺しました
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

人道に悖る研究とかやってそうだったから良心は痛まなかったよ! 価値の高い武器や防具も手に入って一石二鳥!! だんだんラニスと同じような金の亡者になりつつあると自覚する今日この頃です。仕方ないですよね、モロウウィンドでは金がモノを言うんですから。



従者はもはや重荷でしかない

ところで、ヌカーダムズの外で出会ってからこのかた、ずっとラリエーナを連れ回しているわけですが。ぶっちゃけて言うと、今の私にとって従者はもはや重荷でしかないことに気づいてしまいました。

もちろん、私は今でも従者がいないと寂しくて死んじゃう病重篤な患者です。

しかし、もはや私の今のレベルでは、敵と出くわしたとき従者に助けられるよりも従者が敵に殺される私が誤爆して殺してしまう確率の方が高いです。

そのうえ、便利な脱出の呪文アルムシヴィの干渉と九大神の干渉は術者本人にしか作用せず、歩くのだるいな~と思って使うと従者を置き去りにしてしまうため、従者を連れているときはずっとだるい徒歩の旅を続けなければなりません。

さらに、以前商人からもらった速く走れる靴で颯爽と大地を駆けるのにハマり、従者の走りの遅さにイライラすることが多くなりました。


そんなわけで、私はラリエーナとお別れするために、彼女のクエストをクリアすることにしました。

彼女の追い求めていたグレイト・ビースト、フレルヴェスー(Hrelvesuu)を倒すと、彼女は礼儀正しくお辞儀をして、こう言いました。

礼儀正しくお辞儀をした
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

「フレルヴェスーは討ち果たされた。でもあたしの本能が告げている、まだ安心できないと。だから、このあたりのドゥーマーの遺跡をもう少し探ってみるつもり。あなたはとても頼りになる相棒だったよ。さよなら、大切な友達」

シナムほどの衝撃はないものの、ショックなことには変わりないですね。

どうして私はこうも孤独なのでしょうか。それがネレヴァリンの定めなのでしょうか。スカイリムのドラゴンボーンなんか従者はより取り見取りだし、各地で持ち家をゲットできて男女関係なく結婚できて養子まで迎えられるのに。いったいなんなんだ、この差は。はいそこ、ゲームのスペックの問題とか言わない。


戦士ギルドの任務は常に場所が曖昧

ラリエーナのクエストをクリアしたことをサドリス・モラの戦士ギルドのリーダー、フルンディ(Hrundi)に報告しました。

ディサプラ卵鉱とかいうテル・アルーンの西にある卵鉱で依頼をこなしてこい
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

次はディサプラ卵鉱(Dissapla Mine)とかいうテル・アルーン(Tel Aruhn)の西にある卵鉱で依頼をこなしてこいとのことです。テル・アルーンには以前船で行ったことがあります。が、肝心のディサプラ卵鉱自体の場所を地図に書き込むこともなく、アバウトな方角の情報しか教えてくれないとなると、バルモラの戦士ギルドの依頼と同様、迷いまくった末に放置することになる確率が高いです。どうしてこう戦士ギルドの人たちってのはアバウトな指示が多いのかな。まあ、そのうちやりますよ、そのうちね



初めての窃盗

そういえば、サドリス・モラの魔術師ギルドのリーダー木陰の蜥蜴は、ウィザードになったら新しい依頼をすると言っていました。

新たな依頼その1のアッシュ・グール(Ash Ghoul)の魂を魂石に入れて持ってくるというのは、先日のイルニビ襲撃時に既に入手していたため軽々クリアできました。ところが、次の依頼はそううまくはいきませんでした。

吸血鬼に関する本を手に入れるクエスト
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

木陰の蜥蜴曰く、再び吸血鬼に関する本を手に入れてほしいそうですが。

目的の本について、珍しい本を多く扱っているヴィヴェクの本屋の店主ジョバシャに聞き込みを行ったところ、どうやらその本は、テンプルの施設、正義の間(Hall of Justice)の秘密の図書室にしか所蔵されていないようでした。

ヴィヴェクの正義の間の秘密の図書室にしか所蔵されていない
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

以前、やはり木陰の蜥蜴の依頼で吸血鬼に関する別の本をジョバシャから購入したとき、彼は「吸血鬼に関する情報はテンプルが厳しく取り締まっている。この本を持っていることが分かったらただじゃ済まないから気をつけろ」みたいなことを言っていました。ということは、秘密の図書室にあるその本もあるべくしてそこにあり、持ち出したことがバレたら当然とんでもないことになるのでしょう。


秘密の図書室とやらがどこにあるのか、方向音痴の私は30分ほど探し回っても皆目見当がつかなかったため、伝家の宝刀、攻略サイトを使いました。

カーペットで半ば隠されるようにして入り口がありました
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

正義の間内の衛兵隊事務所(Office of the Watch)の隅っこ、カーペットで半ば隠されるようにして入り口がありました。こんなんいくら歩き回っても分かるわけないだろ(ブチギレ)。普通足元なんか見ないわ。もしかしてメエラ・ミロに聞いたら答えてくれたのかもしれないけど、もうホラマヤンに避難しちゃっていないし。

なお、この部屋にいたヴィヴェクの警備隊長のおっさんに話しかけたら、ずーっと前に地下水道の怪しげなダンマーの女をSATUGAIして以来進展していなかった連続殺人事件が突然解決しました。

連続殺人事件が突然解決しました
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

やっぱり私が殺したダンマーの女が真犯人だったようです。そういやこのおっさんから調査を依頼されてたんだっけか、すっかり忘れてたぜテヘペロ

しかし、このおっさんたち、私が秘密の図書室の扉の鍵を鍵開けの呪文で開けても、図書室に堂々と侵入しようとしても何も反応しないんです。職務怠慢でしょうか? てか私、メエラを救出するときにテンプルとはかなり対立してるはずですけど、そんな不審人物にこんな重要な場所で好き勝手させていいんでしょうか。やれやれ、テンプルの内部で腐敗が進んでいるという話はどうやら嘘ではなかったようですね。嘆かわしいことです。


秘密の図書室の中にいた衛兵と司書みたいな人も、私が突如闖入してきたことに対し軽く警告を発するだけで、突然襲いかかってきたり、私をつまみ出したりすることはありませんでした。それでいいのか、テンプル

隠密状態で本を懐に入れることで目的は達成できました。余談ですが私が明確に窃盗を犯したと自覚したのは今回が初めてです。街中の木箱の中身を頂戴したりはしてますけど、あれは私の中では窃盗にカウントされてないので。



コゴルーン蹂躙(後編)

諸々のクエストに一区切りついたところで、私の足はようやくスル=マトゥールに課された試練のダンジョン、コゴルーンに向かいました。

……と言っても、実は前編の時点で既にほとんどの敵は始末しており、残りは最奥部だけという状態でした。

ヒンドゥー教の神話か仏教の説話にでも出てきそうな外見の敵
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

こんな感じのぱっと見ヒンドゥー教の神話か仏教の説話にでも出てきそうな外見の敵がいてビビりました。めちゃくちゃ強かったけど殴りまくったら勝てました

最奥部でスル=マトゥール所望の影の盾(Shadow Shield)と売り払えそうなお宝をたくさん手に入れた私は、一路、アーシラク・キャンプに戻ることにしました。




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これにてプレイ日記その10は終了です。最後までお読みくださりありがとうございました。

次の話はこちらの記事に書きました。








※この文章は、赤城みみる(Twitter ID i14wander、はてなブログID i14wander)により執筆され、赤城みみるの所有するブログ「星を匿す雲」(http://cqs4live.hateblo.jp/)(http://cqs4live.hateblo.jp/archive)に掲載されているものです。著作権法32条で定められた要件を満たさず行われる転載は、著作権法21条に違反します。




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