星を匿す雲

主にTVゲーム、漫画、小説、史跡巡りの感想を書いているブログです。基本的に【ネタバレあり】ですのでご注意ください。

【プレイ日記】方向音痴ブレトン、モロウウィンドを彷徨う その5:新たな仲間、ゲットだぜ!

皆様こんにちは。赤城です。

Bethesda SoftworksのPC/XBOX ONE/PS4用ソフト"The Elder Scrolls III: Morrowind" (モロウウィンド)のプレイ日記その5をお送りします。

モロウウィンドおよびスカイリムのストーリー全体の微妙なネタバレが含まれます。ご注意ください。

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前回までのあらすじ

私は、方向音痴で人の話を聞かないことに定評のあるブレトンだ。魔術師ギルドのクエストで再度出向いたヴィヴェクで、単独で敵と戦い勝利することで一皮剥け、闇の一党の暗殺者の襲撃にも「こいつらの装備めっちゃいい値段で売れるわww」と高笑いするほどの余裕ができた。さらに、以前バルモラの魔術師ギルドで依頼されていた元テルヴァンニ家魔術師のギルド加入を賄賂によって認めさせることができ、冒険者としての自信が芽生えた。そして、いつものように道に迷って辿り着いたのは、テンプルの拠点、モラグ・マーであった。




シルト・ストライダーを使いこなせ

……とは言ったものの、特にめぼしいものが何もないんですよね、モラグ・マーって(私が見つけられていないだけならすみません)。路上で襲ってきた暗殺者の装備もしょっぱい値段でしか買い取ってくれないし。

なので、一息ついた後、シルト・ストライダーで他の街へ行くことにしました。何もなかったけど、それでもこの街に辿り着いた瞬間の感動は生涯忘れませんよ、私。

モラグ・マーからシルト・ストライダーで行ける場所
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

モラグ・マーから行けるのはスラン(Suran)とヴィヴェクでした。おっ、行ったことのない町の名前がありますね。ちょうど闇の一党成金でお金も有り余っていることですし、物見遊山でスランを訪ねましょう。

実はシルト・ストライダーを使ったのはオープニングでセイダ・ニーンからバルモラへ移動して以来です。それ以降は魔術師ギルドのワープと徒歩でどうにかしていました。



いかがわしい町、スラン

スランの様子
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

スランはこんな感じの町でした。とりあえず到着したら最近の噂(latest rumors)について尋ねる&NPCで特殊な台詞持ちがいないか確認するのが習慣になってきました。よい傾向ですね。

奴隷が逃げ出した
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

このおっさん、奴隷が逃げ出したので追っているそうです。どうせあんたらがろくでもない扱い方をしたからでしょうが。絶対手伝ってあげないんだから。

だってね、奴隷市場なんてのがあって、こんな風に檻に入れられて売られてるんですよ。

こんな風に檻に入れられて売られてる
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

私が奴隷でそれなりの能力を備えていたら絶対に脱走するって。

奴隷を助けてあげるつもりで町の人に聞き込みをしてみましたが、好感度が低くて詳しいことを教えてもらえませんでした。ていうか、みんな逃亡した奴隷のことをかばってる気がする……? 私の気のせいかな?

とりあえずこの一件は放置。服屋で闇の一党の服を売り飛ばして、シルト・ストライダーでちょうど便があったのでバルモラへ帰ることにしました。次に来たとき、服屋の店員は闇の一党コスプレしてくれてるかな(闇の一党コスプレとはなんぞや? という方はプレイ日記その4をご参照ください)。ワクワク。


なお、町の一角にこんな感じのいかがわしいダンスホール(?)があったことをご報告いたします。

いかがわしいダンスホール
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

私も魅力(Personality)が高ければここで踊って町の人々に色仕掛けできたりするのかもしれませんが、残念、レベルアップ時にボーナスが付かないので一度も上げたことがありません。そして病気に罹患することによりしばしばどん底まで落ち込み、テルヴァンニ家の支配地域の人なんかだと好感度が8/100になります。第一、体力・魔力・スタミナ・速度に影響する能力値を上げる方が先やろjk(脳筋思考)。




ただいま、第二の故郷バルモラ

約1か月の時を経て、私は懐かしのバルモラに帰ってきました。



守銭奴ラニス・アスリス

魔術師ギルドのリーダーのラニスさん! 私、あの元テルヴァンニ家の魔術師を説得できたんですよ! マンウィから会費をもらうことはできなかったけど、仕方ないですよね。あとはあなたがどうにかするしかないと思います。さあ、お礼の品をください! と伝えると。

度を越した守銭奴、ラニス
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

「よくやってくださいました。良いポーションを差し上げますよ。でも、マンウィからは会費を回収できなかったっておっしゃいましたね? いいですか、マンウィのところに戻って、なんとしてでも会費を回収しなさい。会費をくれなければ殺すのです。何かしらの結果が出るまでここには戻ってこないでくださいね」

鬼かこの人。いや、元テルヴァンニ家のルララー氏が前回「そんなに私に金を払わせたいのかね、あの女は」みたいなことを言っていたあたり、度を越した守銭奴と言うべきか。二言目には殺せ殺せって、大人しそうな顔して物騒すぎる。

アルドルーンのエドウィーナも本を盗んできてほしいと平然と頼んできたし(スクショを撮るのを忘れましたが彼女がドワーフセンチュリオンを組み立てようとしているなどといった噂も聞きました)、もしかして魔術師ギルドのリーダーって変人揃いなのでしょうか?

まあ、これでコンジュラーに昇進できたことだし、会費取り立ては放置しましょう(会費2000ゴールドとか高すぎて立て替える気になりません)。あそこまで行くのめちゃくちゃ大変なんですよ、分かってますかラニスさん。ちなみにギルドの決まりでそうなってるのかもしれないけど、コンジュラー昇進には200ゴールドかかりますって言われてやっぱり守銭奴だなあと思いました。

コンジュラー昇進には200ゴールドかかります
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind




戦士ギルドのクエスト開始

さて、魔術師ギルドのクエストで現時点でクリアできそうなものは全てクリアしてしまいました(放置しているのはラニスの会費取り立て、エドウィーナの書籍窃盗、木陰の蜥蜴のアッシュランダーとの会合セッティング)。先日、無料でベッドを使うためという極めて邪な理由からではありますが戦士ギルドにも加入したので、そちらでも依頼をこなして信頼を集めてみましょう。



炎眼のアイディスのクエストその1:ネズミ退治

バルモラの戦士ギルドのリーダー、炎眼のアイディス(Eydis Fire-Eye)に話しかけました。

ネズミ退治をするだけの簡単なお仕事
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

まずは、バルモラのドラレイン・セラス(Drarayne Thelas)宅にはびこっているネズミを退治するだけの簡単なお仕事をもらいました。

ドラレインは枕が大好き。ネズミが枕を食べてしまわないか心配なんだそうです。あなたも枕好きでしょ? と言われて、別に枕なしでも寝られる派な私は苦笑いするしかありませんでした。

枕使いすぎ
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

枕使いすぎだろ。そんなに使ったら寝るスペースがないよ。いや、その圧迫感がいいのか?



炎眼のアイディスのクエストその2:卵泥棒退治

ネズミごときは今の私にはなんてことないのでさっさとクリア。次はシュルク卵鉱(Shulk Egg Mine)の卵泥棒を退治してほしいそうです。

卵泥棒を退治するだけの簡単なお仕事
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

ん? 卵泥棒? 私こないだバルモラの南にあるその卵鉱でスカイリムの感覚で卵を片っ端から乱獲しまくって錬金術の材料にしたけど、あれってやっぱりいけないことだったの? やっちゃったぜ☆

そういうことなら、その卵泥棒は私の同業者ってことになりますね。しかも件の卵鉱で、女王クワマの部屋に入ったらいきなり襲い掛かってきた人たちがいたことを思い出します。あのときは新人の分際で企業秘密を探ろうとしたから消されそうになったとばかり思っていたのですが、もしかしたら彼らが潜伏していただけだったのかもしれません。

容赦なくSATUGAI
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

案の定、そうだったので容赦なくSATUGAIしておきました。ヴァーデンフェルの貴重な産業を自分の利益のために食い潰そうとするやつらはこの私が許しません!(自分のことは棚に上げて



炎眼のアイディスのクエストその3:テルヴァンニの工作員退治(保留)

3つ目の仕事は、カルデラ鉱山会社(Caldera Mining Company)で鉱石の盗難・喪失騒動に関わった、テルヴァンニの工作員たちを探し出して殺害してほしいというものでした。

テルヴァンニの工作員たちを探し出して殺害してほしい
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

テルヴァンニ暗躍しすぎじゃね? そういえば、どこかでテルヴァンニ家は帝国のことが全体的に嫌いで活動を積極的に邪魔していると聞いた気がします。帝国系団体のクエストをこなすだけでどんどんテルヴァンニ系の人々の好感度が下がっていく今日この頃です。

しかしこのクエスト、とても嫌な予感がします。なぜかというと、場所が大まかにしか指示されてないから。カルデラ鉱山会社の北の丘陵地帯にある洞窟に潜んでいるらしいですが。私、そもそもカルデラ黒檀鉱山がどこにあるか、未だに把握してないんです。


何度でも言おう、クエストマーカーが欲しいと

オブリビオンとスカイリムのクエストマーカーって、本当に大発明だと思います。冒険感が薄れちゃう! 迷った方が楽しい! という考え方の人もいるでしょう。私もあてどなく旅をするのは好きです。しかし、明確な目的がある場合、私のような究極の方向音痴は、リアルでもゲーム内でもGoogle Mapやクエストマーカー的なものがないと本当に尋常ではなく長い間彷徨い、目的地に辿り着いた時には本来の目的を遂行する気が失せているのです。オブリビオンから付けて正解だったと思いますよ。表示非表示は切り替えられるので要らない派の人でも気になりませんしね。




船に乗って東へ西へ

迷った
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

案の定、迷いましたカルデラ黒檀鉱山さえ見つけられないまま、いつの間にかずっと西へ進んでいた模様。

ちょうどよくグナー・モク(Gnaar Mok)という漁村を見つけたため事なきを得ました。

グナー・モク
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

あーあ、戦士ギルドのクエストはしばらく放置だな。

この村からはが出ているそうです。というか、実はサドリス・モラやヴィヴェクからも船は出ていたのですが、人の話をよく聞いていなかったせいで全く気付いていませんでした



港町、漁村観光

闇の一党の暗殺者で儲けた金が財布の中に唸るようにあるので、船で色んな所に行ってみることにしました。

ヴァーデンフェルの北西部に位置するクール(Khuul)からはソルスセイム行きの船が出ています。

クール
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

ヴァーデンフェル北東部の島ダゴン・フェル(Dagon Fel)はノルド→ダンマー→ドゥーマー→ノルドと居住者が変わり、周辺にドゥーマーの遺跡が数多く遺されています。

ダゴン・フェル
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

エボンハートはヴィヴェクの近くにある東帝都社(East Empire Company)の拠点です。闇の一党をどうにかしてくれるおっさんだかおばさんだかがいるのもここですね、私は諸事情によりスルーしますが。

エボンハート
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

そしてヴァーデンフェルの東の海岸にへばりつくようにして点在する、前に「テル(Tel)」と付くいくつかの島は、特徴的な建物からも見て取れるようにテルヴァンニ家の支配する土地であり、住人たちの好感度は安定の22/100です。

テル系の漁村
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

今更ながら、スカイリムのソルスセイムでネロス先生が支配されていたテル・ミスリンもテルヴァンニ系の土地だからTelと付いていたのですね。勉強になります。



病気になったときの反応

ちなみにどこかのタイミングでモンスターから病気をもらったらしく、行く先々で「ぎゃー! あっち行け、病人! 化け物!」と言われました。

病気のときの反応1
病気のときの反応2
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

Diseased creatureって……そこまで言わなくても……(泣)。なおこの人は名字がTelvaniですが特にテルヴァンニ(Telvanni)家とは関係ないようです。

病気になっているときはNPCの好感度が一時的に下がるらしく、テルヴァンニ家の衛兵に至っては好感度8でこんな反応をされました。

病気のときの反応3
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

「衛兵を呼ぶ必要があるかな?(タイーホ的な意味で)」いやいや、お前が衛兵だろうが

まあ、船頭さんは好感度がそこまで低くならないから船には乗せてもらえますし、有り余っている金で色々な呪文を買った中に「普通の病気の治癒(Cure Common Disease)」があったので、自分の力で治すことは可能なのですが。成功率が低くて治すのに時間がかかりました。魔力回復薬と金がもったいないため船に乗ったり町の外で休んだりして魔力を回復していたのです。




アッシュランダーとの初接触

ここで私、サドリス・モラ魔術師ギルドの木陰の蜥蜴の保留中のクエストのことを思い出します。

木陰の蜥蜴の保留中のクエスト
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

彼の会いたがっていたアッシュランダーアヘミューザ・キャンプテル・ヴォス(Tel Vos)から海岸沿いに北へ歩いていくとあるそうです。テル・ヴォスと言えば、ちょうどサドリス・モラからヴォス(Vos)行きの船が出ていました。テル・ヴォスはヴォスのすぐ近くにあるテルヴァンニ家の偉い人の居館です。前回は「遠いから行きたくない」とか言っていましたが、全然遠くなかったですね。ホント人の話なんも聞いてないよな、私って。



テル・ヴォス観光

テル・ヴォスにやってきました。

テルヴァンニ家の持ち物なので素通りするつもりでしたが、普通の病気をタダで治すために町の外で休んでいたらモンスターに攻撃され枯死病(blight disease)なるヴァーデンフェル特有の厄介な病気に罹患する、という本末転倒な愚を犯してしまい、この枯死病を治せる呪文も買ってあったはいいものの成功率が0%でした。そこで、テル・ヴォスの中にテンプルの支部もしくは枯死病の治癒薬を売ってる魔術師を探しに行かなければならなくなりました。


テル・ヴォスは、基本的には帝国風の城ですが、中央部をテルヴァンニ家特有の木の根っこが侵食していて、非常に私好みの情緒のある建物です。

テル・ヴォス
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

中には、城の主の魔術師が命じて作らせたドワーフセンチュリオンがいたり、

ドワーフ・センチュリオンがいた
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

なぜか牢屋に帝国の兵士が閉じ込められていたりします。

帝国の兵士が閉じ込められていた
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

しかし、どうしてこんなことになっているのかは城の中の人の好感度が低すぎて聞き出せませんでした。あと、城の中でゴブリンみたいなやつ(スキャンプ)が出てきました。警備体制どうなってるんでしょうか

ゴブリンみたいなやつ(スキャンプ)
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

幸いテンプルの支部があったので、城中の人にブチギレられながらも三大神にお祈りをして枯死病を治してもらいました。


渡り廊下みたいなところにいた人(この人だけなぜか好感度が普通でした)からは、気になる噂を聞くことができました。

渡り廊下みたいなところにいた人
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

レッド・マウンテンからやってくる瘴気(blight storm)の中を歩いていた人たちが肥満体になり知能が低下して、しまいには狂った獣のようにそこらを彷徨い人々を殺したり食ったりする化け物に成り下がった。彼らは「コープラス・ビースト(corprus beast)」と呼ばれているそうです。

だからゴーストフェンスでレッド・マウンテンからの瘴気を食い止めているんですね(詳しくはプレイ日記その3をご参照ください)。実はこれについてはWikiで読んだことがあるので先の展開も知ってるんですが、私の主人公は、今の段階ではただただ恐ろしいという気持ちしか湧かないでしょう。

私はテル・ヴォスを後にしました。出発するときに撮影したスクショが我ながら美しいと思ったので貼っておきます。

出発するときに撮影したスクショ
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

昔のゲームにしては空や水の表現が良いんですよ、モロウウィンド。スカイリムもその伝統を受け継いで空と河川が本当に綺麗ですよね。



テルドリン・セロの影

テル・ヴォスを出てしばらく進むと行商人のおっさんがいて、アッシュランダーのならず者たちに商品を奪われたから殺して取り返してほしいと言われました。

アッシュランダーのならず者
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

ならず者はスカイリムのテルドリン・セロの息吹を感じるキチン鎧の人たちでした。悪人かよ、悲しい。一応会話コマンドは出るので賄賂で平和的な解決を試みたものの、どうやら彼らにはそのような道は残されていないようで。

アッシュランダーのならず者と戦う
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

祖霊さんと一緒に倒しました。

ちなみに、会話画面に書いてある"n'wah"はダンマー語で「奴隷」「外国人」「侵略者」を意味する語で、転じて罵倒語として使われるらしく、敵味方問わず何者かと戦っているときによく耳にします。「外国人」が罵倒語に転じるというのがいかにもダンマーっぽいですよね。テルドリン・セロも使っていました。

テルドリン・セロも使っていました
出典:The Elder Scrolls V: Skyrim


悲しかったので剥ぎ取った装備でテルドリン・セロのコスプレをしてみました。

キチン装備
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

スカイリムよりもエイリアン感があってかっこいいです。スカイリムのキチン装備はどちらかというとかわいい系の印象があるんです。主に丸いレンズと鎧のテキトーな巻き方のせい。キャー、モロウウィンドのテルドリン様、こっち向いてー!

テルドリン・セロはジウブに会ったことがあるそうですから、今頃はヴィヴェクあたりで傭兵をやっているのかもしれませんね。あ、プレイ日記その1でも書きましたが、私はテルドリン・セロ≠ネレヴァリン派なので、よろしくです。



アヘミューザ・キャンプ発見

行商人のおっさんにならず者を成敗したことを伝え、アッシュランダーの居住地を探す旅に戻ります。

普通に迷う
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

うん、ふっつーに迷いましたね~

シナミューザ卵鉱
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

シナミューザ卵鉱(Sinamusa Egg Mine)という場所では何か異様なことが起きたらしく、労働者が死んでいたりクワマ・ウォーリアー(Kwama warrior)が襲ってきたりしました。ついでに解決してってやるぜ☆ とか思ったけど無理でした。電撃攻撃強すぎ。


木陰の蜥蜴の言っていた通り海岸沿いに北上していないことに気づき、私にしては珍しく、わりとすぐに目的地を見つけることができました。

アヘミューザ・キャンプ遠景
アヘミューザ・キャンプ内部
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

全然見た目は違うんですけど、ネイティヴ・アメリカンっぽい雰囲気があります。2枚目のテントが寄り集まっている一角ではカラカラカラカラ……と骨か何かが風に揺られている音が聞こえて、切なさ懐かしさに包まれます。


モロウウィンドはTESシリーズの最高傑作?

モロウウィンドが(私の観測範囲内で)TESシリーズ最高傑作と評価されているのは、こういう世界観のきめ細かな表現が理由のひとつになっているのだろうと思ったし、私も今やTESシリーズ一番の傑作と言いたくなってきました。まだスカイリムとモロウウィンドしかプレイしてないけど。

スカイリムも世界観の表現は同じくらいきめ細かくて素晴らしいです。でも、ノルド的、北欧的な世界観って結構私たち(少なくとも私)に馴染み深いものなんですよね、各種メディアで散々モチーフになっているので。その点、モロウウィンドは異形のモンスターでいっぱいだったり、マジョリティであるダンマーさらには先住民であるアッシュランダーの価値観や生活観が現代の私たちからは大きくかけ離れていたり、そもそもダンマー自体がファンタジーの世界の生き物だったりするので、遠い異郷を冒険している感があってワクワクするのです。

加えて、ストーリーについても、スカイリムは薄味だけどモロウウィンドはしっかりしてる、っていうのがあるらしいですが、私はまだそのあたりは実感できていないので語るのはやめておきます。

もちろん、スカイリムにはスカイリム独特の良さがあります。それはまたスカイリムのプレイ日記ででも書きます。モロウウィンドもスカイリムも、私にとっては面白さの方向性は違えど良作であることは確かです。



アーシャミューザ・ラプリのクエスト:白いグアを探せ

木陰の蜥蜴からは、居住地にいるワイズ・ウーマン(wise woman)と話して、会合の約束を取り付けてもらいたい、と頼まれていました。

しかし、居住地の外を出歩いていたワイズ・ウーマンのアーシャミューザ・ラプリ(Urshamusa Rapli)と話しても、会合の約束を取り付ける(arrange a meeting)という選択肢は出てきませんでした。彼女は代わりにこう言ってきました。

アーシャミューザ・ラプリのクエスト
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

アウトランダーよ。あなたこそ、私が夢の中で幻視した、わが一族の救い主に違いありません。どうか、神々がわが一族のために送り出した白いグア(guar)を探してください。私のどんな魔法をもってしても、わが一族を蝕む病魔を取り除くことができないのです。このグアは、病魔を取り除くための力になってくれるはずです」

おお、いかにも異郷っぽい、冒険心をくすぐるクエストです。なるほど、このクエストをクリアすれば会合の約束を取り付けることができるようになるんだな。私はそう思い、彼女からの頼みを快諾しました。それが私にどんな困難をもたらすか、全く予想だにせぬままに。


白いグアを求めて(前編)

アーシャミューザによると、この白いグアは「地面から岩が人の手のように突き立ち、フォークのように道が二股に分かれた場所の近くにいる」そうです。具体的な方角は教えてくれませんでした。まあでも、どうせこのすぐ近くにいるんでしょ?(フラグ)

ちなみにグアとはこういう生き物です。

グアとはこういう生き物です
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

こないだゴーストフェンスで襲われたときは咄嗟に「気持ち悪っ!」とか思いましたが、こうして眺めてみるとなかなかかわいいですね。

私はキャンプの北に出てみました。

キャンプの北
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

なるほど、人の手のように突き出ている岩とはこういう状態の岩のことを指すのでしょう。でも、これらの岩は水面から出ているし、二股の道もないので違いますね。この先にはこのような形状の岩がたくさんあるようですから、もう少し先に進んでみましょう。

探索1
探索2
探索3
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

……いないなあ……。

探索4
探索5
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

道を聞こうとしてもテルヴァンニ系の家しかありません。一応話だけでもと思って入ってみても、牢屋っぽいところにいた人になぜか攻撃され始めます。

探索6
探索7
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

大きい島に上陸したらアルド・ダエドロス(Ald Daedroth)とかいうデイドラの遺跡があって、テンプルの司祭がデイドラ教徒をぬっ殺そうとしていました。遺跡の中には幻惑魔法を使ってくるデイドラ教徒がいて私は殺されました

探索8
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

水の中を泳いでいると肉食の魚だのタコと人間のハーフみたいな化け物だのに攻撃されるので水上歩行の魔法を使うことにしました。いや、マジでどこにいるんだよ、白いグア


嘘つきムアイクとの邂逅

あそこに人がいる
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

ん、あそこに人がいるぞ。

M'Aiq the Liar
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

ム、ムアイクっ!! TESシリーズのメタい案内役の嘘つきムアイク氏じゃないっすか。うわあああん、初めてスカイリムの知り合いに会えた!(涙) 今回はこの人里離れた離島に固定なんでしょうか?

彼からは、いくつか冒険に役立つ情報を教えてもらいました。特に耳寄りだったのが複数人での冒険(multiplayer)の話です。

複数人での冒険
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

ソロプレイが板についてきても、未だにスカイリムのような従者と一緒の賑やかな冒険には未練があります。ムアイクは臆病者め! と罵ってきたものの、それならアルゴニアンのイム・リート(Im-Leet)かノルドの優れたロルフ(Rolf the Uber)に声を掛けるといい、とも教えてくれました。なんと、モロウウィンドにもクエスト追従型でなく従者にできるキャラがいるのでしょうか? どこかで彼らと会えることを期待しておきましょう。

でも、彼もアーシャミューザの言っていた場所のことは知らないようでした。いったい……いったいどこにいるんだ、グアちゃん……。


白いグアを求めて(中編)

ついに、この前船で来たダゴン・フェルまでやってきてしまいました、徒歩で

夜のダゴン・フェル
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

いや~まさかこんな遠いところにお告げの動物がいるわけないだろう、と思う私と、でもこの地方には確かに人の手みたいに地面から岩が突き出てる場所がいっぱいあるんだぞ、と思う私。軍配は後者に上がりました。

それからも、

プテラノドンみたいなやつ(Cliff Racer)に襲われた
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

プテラノドンみたいなやつ(クリフ・レーサー(Cliff Racer))に襲われたり、

先住民のテントに近づいたらいきなり攻撃された

先住民のテントに近づいたらいきなり攻撃されたり、

ドゥーマーの遺跡があった
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

疲れ果ててぼんやりした目線の先にドゥーマーの遺跡があったり。色々なことがありました。計1週間くらいはこの島にいたんじゃないでしょうか。

ふぅ。どこにいるんだろう、白いグア。夢のお告げって曖昧で大変だなあ、あはははははは……。

あああああ!!! もう無理!! もう疲れた!!! このクエスト放棄してバルモラに帰る!!!!

私はダゴン・フェルに向かって全力疾走し、その足で船に乗り込みました。


白いグアを求めて(後編)

その後、しばらくヴィヴェクでクエストを探して過ごしましたが、私にできそうな真っ当なクエストは見つかりませんでした。

そういや、ならず者に荷を奪われたおっさんからテル・モラ(Tel Mora)の友人にお礼をもらいに行ってくれと言われていたなと思い、テル・モラへ。

コープラス・ストークラーというゾンビみたいなの
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

ちょうどコープラス・ストークラー(Corprus Stalker)というゾンビみたいなのが友人宅にいるということだったので、ついでに退治しました。こいつも瘴気で変異した人間の成れの果てなのかな。スクショだと普通の人間みたいに見えるけど、動きは明らかにゾンビです。

うーん。これは詰んでしまったか。再び修行の旅にでも出ようかと考え、ダメ元で白いグアを探しがてらテル・ヴォス周辺を散策していると。

白いグアがいた
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

い、い、い、いたああぁぁぁぁ!!! 確かに人の手っぽい岩と二股の道がある!! やっぱり夢のお告げの場所は近場にあったんじゃないか。誰だよ、勘違いしてダゴン・フェルまで徒歩で行ったやつ。とんだ時間の無駄遣いだったわ、もうっ!

この後、白いグアについていくと、自らを何度も犠牲にしては人々を助ける伝説の治癒師とかいう人の死体があり、死体から病気を治せるアミュレットを剥ぎ取ることができ、アーシャミューザに大変感謝されて、白いグアを求めるクエストは完了しました。

……あれ? 結局アッシュランダーとの会合はどうなるの? アーシャミューザに対しては、この期に及んでもまだ会合についての選択肢が出てきません。もしかして:バグ?



もうひとりのワイズ・ウーマン

ベセスダゲーはバグが多い。スカイリムDLCのヴォルキハル城で城門が開かないバグに遭遇し、それを木の皿で壁抜けするバグで制してから(参考記事:スカイリム プレイ日記 その3:セラーナさんと消えない灰 - 星を匿す雲、私はそう認識していました。バグなら攻略サイトに何か書いてあるに違いありません。

ほぼ初めてモロウウィンドの攻略サイトを確認します。するとそこには、木陰の蜥蜴のクエストを進めるためにはシナム・マーパル(Sinnammu Mirpal)というワイズ・ウーマンと話すこと、と記載されていました。

え? 誰??

ワイズ・ウーマンがアーシャミューザ以外にいるとはついぞ考えつきませんでした。アヘミューザ・キャンプを歩き回ってみると、ワイズ・ウーマンのテントというのがあり、その中に――

シナム・マーパル
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

アッシュランダーとの会合についての話の通じるワイズ・ウーマン、シナムがいました。


シナムは、「会合には私ではなく、自分の見習いをやっているミナビビ(Minabibi)を行かせる」と言います。彼女は今、用事があってファヴェル一族墓地(Favel Tomb)に行っているから迎えに行けとのこと。はあ、分かりました。ガイコツとか幽霊とかとの戦闘が発生しそうですが、まあ祖霊さんと一緒に頑張りますよ。


また、シナムは同時に、「私と一緒にアルド・ダエドロスに行く準備はできたか」と聞いてきました。

はい? いったいなんのお話でしょう? 全く脈絡もなく言われても困るんですが。

彼女は、「あなたをアへミューザのネレヴァリンとして認めるためには、(あのデイドラ教徒とテンプルがドンパチやっていた)アルド・ダエドロスの地下の銅像が立っている場所に行かなければならない」とさらっと伝えてきました。

は? ネレヴァリン?? なぜいきなりネレヴァリンとして認めるとか認めないとかいう話が出てくるの? あなたたちとネレヴァリンの話なんて一度もしてないですよ。

どうやら、シナムを完全にスルーしてアーシャミューザに最初に話しかけてしまったことで、語られるはずだったエピソードがすっぽり抜けてしまったようです。バ、バグじゃないけど、ベセスダあぁぁぁ! もしくは、このおばさんが話をすっ飛ばす性格なのかもしれません。

とにかく、アへミューザのネレヴァリンになるためにはアルド・ダエドロスの地下に行かなければならないんですね。それすなわち、地下にいた強いデイドラ教徒を倒さなければいけないってことです。いや~、無理だろ。またしばらく各地の細々したクエストを消化して修行を積むしかないな。

……あれ、ちょっと待って。「私と一緒にアルド・ダエドロスに行く準備はできたか」って。それってつまり、このおばさんも全裸のおっさんと同じようにエスト追従型の従者になってくれるってことじゃない?

ワイズ・ウーマンの旅の仲間を手に入れた
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

やったー! 魔法攻撃とか得意そうなワイズ・ウーマンの旅の仲間を手に入れた!!




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これにてプレイ日記その5は終了です。最後までお読みくださりありがとうございました。

次の話はこちらの記事に書きました。








※この文章は、赤城みみる(Twitter ID i14wander、はてなブログID i14wander)により執筆され、赤城みみるの所有するブログ「星を匿す雲」(http://cqs4live.hateblo.jp/)(http://cqs4live.hateblo.jp/archive)に掲載されているものです。著作権法32条で定められた要件を満たさず行われる転載は、著作権法21条に違反します。




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