星を匿す雲

主にTVゲーム、アニメ、歴史漫画、史跡巡りの感想を書いているブログです。基本的に【ネタバレあり】ですのでご注意ください。

【プレイ日記】方向音痴ブレトン、モロウウィンドを彷徨う その9:さよなら半裸のおっさん

皆様こんにちは。赤城です。

Bethesda SoftworksのPC/XBOX ONE/PS4用ソフト"The Elder Scrolls III: Morrowind" (モロウウィンド)のプレイ日記その9をお送りします。

モロウウィンドおよびスカイリムのストーリー全体の微妙なネタバレが含まれます。ご注意ください。

>>公式サイト




前回までのあらすじ

私は、方向音痴で人の話を聞かないことに定評のあるブレトンだ。ブレイズのリーダー、カイウスから私が伝説の英雄「ネレヴァリン」かもしれないという衝撃の事実を知らされた。本当かどうか確かめるために、主にカネの力でネレヴァリン教団のリーダーたちの信頼をもぎ取りネレヴァリンの予言について聞き出した。それでもまだ分からないことは多い。カイウスがつてを辿って調べている間に、私はまず、ずっと一緒だった旅の仲間シナムに涙ながらの別れを告げた。次に目指すは、六番目の名家の基地がある不気味な洞窟イルニビだ。




ブレイズの使命その6:六番目の名家の基地に潜入せよ

前回、とある事情によりなかったことにした大冒険を今度こそ現実のものとするために、私はイルニビに進入しました。

イルニビに進入しました
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind


異形の怪物大博覧会

ここはマジでヤバいところでした。どうしてこんなときに限って旅の仲間を連れていけないんだろうと思って、ガン泣きしながら独りでずっと武器振り回したり破壊魔法撃ったり野宿しまくったりしてました。

何がヤバいかって?

まだ眠れる者の皆さんが全裸でうろついているだけならよかったんです。

眠れる者が全裸でうろついている
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

普通の人間だしめっちゃ弱いので、そんなに怖くありませんでした。全裸棍棒とか、もう少しましな装備を持たせてあげられなかったんですかねえ、ダゴス・ウルさん。

重力に逆らったアクロバティックな死に方
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

重力に逆らったアクロバティックな死に方TESのお家芸

でも、眠れる者以外にも異形の怪物がわんさかそこらを歩いているんです。

呻き声が怖くて動きがおかしいやつ
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

呻き声が怖くて動きがおかしいやつとか(コープラス病に罹患した人間の成れの果てその1)、

目の部分が抉れて空洞になってるやつ
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

目の部分が抉れて空洞になってるやつとか(コープラス病成れの果てその2)、

体の一部がゴツゴツに隆起してるやつ
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

体の一部がゴツゴツに隆起してるやつとか(コープラス病成れの果てその3)、

邪悪なランプの精みたいなやつ
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

邪悪なランプの精みたいなやつとか(氷の精霊ですね。こいつにはも殺されたことがあります)、

破壊魔法が効かない妖精みたいなやつ
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

破壊魔法が効かない妖精みたいなやつとか、

顎が異様に長いガイコツ
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

顎が異様に長いガイコツとか。


まあ、さすがに2回目の攻略では慣れましたけどね。むしろ珍しい素材取り放題じゃんウエェ~イwwみたいなノリになってました。



ダゴス・ゲアスからの伝言と呪い

最奥部でこの洞窟のボス、ダゴス・ゲアスが私を待ち構えていました。

台詞はダゴス・ゲアス、写ってるのは普通のザコ敵(眠れる者)
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

このスクショは台詞はダゴス・ゲアスですが写ってるのは普通のザコ敵(眠れる者)です。3対1くらいで戦闘を仕掛けながら話しかけてきたためこうなりました。話くらいゆっくりできないんですかね。まるでスカイリムのドーンガードのラストでハルコン卿とセラーナの長い会話に我慢できなくて部屋に入ったら速攻でハルコン卿に攻撃を仕掛けちゃうドヴァキンみたいですよ。

ダゴス・ゲアスは本当はこんな姿をしています。

ダゴス・ゲアスはこんな姿をしています
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

中世ヨーロッパのペスト医師を彷彿とさせるような見た目です。ここに来るまでに同じ姿をしたザコ敵が何匹か出てきたので使い回すなよと若干思いました。


ダゴス・ゲアスは、ダゴス卿から私宛に伝言を預かっていると言います。

ダゴス卿から私宛に伝言
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

内容は前回見た夢で本人が言ってたのとだいたい同じです。彼と私はかつて友人だったのに、私が彼を裏切った。だがレッドマウンテンの彼のところに来て友情を復活させたいと望みさえすれば、彼は私を許し、助言と力を与える、と。新しい情報として挙げられるのは、私が彼に宣誓によって守らせていた宝のせいで私は彼を裏切ることになったらしい、ということくらいでしょうか。なんだかこれだけでは意味が分かりませんが。

また、ゲアスによると、六番目の名家の配下には格付けがあるらしいです。

六番目の名家の配下の者たちについて
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

普通の人間の姿をしている眠れる者や夢見る者はダゴス卿の配下の中では新人で、まだダゴス卿の「祝福」を受けていない状態。「祝福」されて=コープラス病に罹患して化け物になった者たちの方がそれよりも上。さらに、ここイルニビにいるのはダゴス卿の配下の中では一番位の低い者たちであり、上には上がいる模様。

うん、まあよく分かったけど。それを戦いながら教え、戦いながら聞くって、ゲアスも主人公もどんだけ身体能力高いのよ。

「わが主のお望み通り、あなたは彼のもとへ召されるだろう。彼の肉の中へ、彼の肉となって」
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

情報を全て吐かせた後でダゴス・ゲアスを倒したところ、彼は息絶えました。「わが主のお望み通り、あなたは彼のもとへ召されるだろう。彼の肉の中へ、彼の肉となって」そんな言葉とともに。そして、死の間際に彼がかけた呪いにより、私は突如コープラス病に罹患しました。そう、放っておくとさっきまで戦っていたような化け物になってしまう、治療法の未だ見つかっていない病気です。


大変なことになってしまいました。しかし、とりあえずは六番目の名家の信者どもが守っていたお宝を頂戴しないといけません。

イルニビの最奥部
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

ダゴス・ゲアスがぶらついていたイルニビの最奥部です。う~ん、実に禍々しいですね。スクショでは見えない左右の櫃の中に、六番目の名家のアミュレットなどの高値で売れそうなお宝がたくさんあったので、残らずいただいておきました。

ベルがある
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

また、中央にはなぜか7つの音階が揃ったベルと、ベルを叩くハンマーが置いてありました。ここで六番目の名家の音楽会でもやってたのかも、などと思うとちょっと微笑ましい気分になりました。まあ音楽会の仲間たちは全員私が殺してしまったんだけどな。結構ノリノリでどんよりした音の鐘を叩きまくりました。ハンマーは思いの外攻撃力が優秀だったので持ち帰ることにしました。



ブレイズの使命その7:コープラス病を治せ

ダゴス・ゲアスを倒すという使命を果たし、またこのような事態に陥ってしまったからには、直ちにバルモラのカイウスのもとへ帰り、次の指示を仰いだ方がよさそうです。



瞬間移動の呪文「干渉」

コープラス病は、時間経過とともに症状が悪化します。そのため、いつものようにダンジョンの入り口まで歩いて戻り、さらにそこから近くの村なり町まで歩いてシルト・ストライダーや船に乗り、なんて悠長なことをしていたら、化け物になってしまいかねません。

そこで、本ゲーム内において初めて、瞬間移動できる巻物を使うことにしました。

瞬間移動できる巻物
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

瞬間移動の呪文にはアルムシヴィの干渉(Almsivi Intervention)と九大神の干渉(Divine Intervention)の2種類があります。アルムシヴィの方はテンプルの、九大神の方は帝国の九大神教(Imperial Cult)の、一番近い支部の前までワープさせてくれる呪文です。

最初の方で説明を受けたのにすっかり聞き流していて、この呪文の有用性に気づいたのはつい最近のことでした。名称がWarpやTransportではなくIntervention(干渉)なので、私の頭の中で瞬間移動と全く結びつかなかったんですよね。おそらく、使用者が困難な状況に陥っているところにテンプルの神や九大神が干渉して助けてくれるという意味だと思います。

ファストトラベルに比べたら若干不便ですが、それでもこの呪文を使えることを知っていたらあんなところこんなところで迷子になったときに絶望することもなかっただろうにと思いました。ただし、この呪文は術者本人にしか効かなくて、同行者は置いてけぼりにしてしまう(そしてモロウウィンドのシステム的に置いてけぼりにされた同行者はそのままゲーム内から消える)ため、執拗に独り旅を嫌う私は知っていても使わなかった可能性が高いですけど。


しかし、後発のオブリビオンやスカイリムでは、魔術師ギルドのワープや干渉の呪文は一切出てこないんです。ゲームシステム的にはファストトラベルが使えるようになった+そもそも九大神教しかなくてワープできる場所が少ないから削除しただけなのでしょうけど、なんかモロウウィンドよりも魔法の技術が退化してしまったように見えてちょっと笑えます。魔術師ギルド解体後の脳筋ランドスカイリムはともかく、ほぼ同時代のオブリビオン(シロディール)はおかしいですよね。



カイウスの評価は乱高下

アルムシヴィの干渉の巻物で、ちょうどよくバルモラのテンプルの前に到着しました。最初期のテンプル入会時に訪れて以来ご無沙汰しているバルモラのテンプルは今回も素通りさせていただきます。

バルモラのテンプルの前
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind


そそくさとカイウスの家に行くと、

めっちゃディスられました
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

独り言(挨拶?)でいきなりめっちゃディスられました。「ウゲェ、気持ち悪っ。ゲロ吐きそう。どっか行ってくれない?」とか言ってる。えぇ~、いくら私がコープラス病に罹患してるからって大切な部下に向かってその言い草はないでしょ。見損なったよ、カイウス(ゲームシステム上、好感度が高かろうがどんなに高潔な人物だろうが平気で言ってきます)。

独り言はアレでしたが、カイウスは私がコープラス病に罹患してしまった場合のこともきちんと考えてくれていたようです。

ディヴァイス・ファーというテルヴァンニ家の魔術師
カイウスから提供されたもの
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

カイウスは、テル・フィア(Tel Fyr)に住んでいるディヴァイス・ファー(Divayth Fyr)というテルヴァンニ家の魔術師なら、コープラス病の治療法を見つけ出してくれるかもしれないと言い、ディヴァイスが好んで収集しているドゥーマーの遺物を彼への貢ぎ物に、浮遊薬(Levitation potion)をテルヴァンニ家の塔の上へ登るために、そして1000ゴールドを他のさまざまな出費のためにと、私に与えてくれました。なんて太っ腹なんだ! 見直したよ、カイウス!

浮遊薬といえば、以前、サドリス・モラの塔の上に住むスカイリムの有名人ネロス大先生に会おうとした際、上階に上がる手段がなくて、好感度の低い住人たちに罵倒されながらすごすご退散したことを思い出します。のちに浮遊の呪文があることを知って購入したはいいものの、変性魔法のスキルが低すぎて呪文の成功率0%で、やっぱりネロス大先生との面会は叶いませんでした。でも今後、この薬をふんだんに手に入れる機会があれば、私にもネロス大先生とお会いできる日がやってくるかもしれませんね。

というか、私は帝国系のクエストばかりこなしているためにテルヴァンニ家の人たちからの好感度がどんどん下がり続けている状態なわけですけど、このディヴァイス・ファーとかいう人に会いにいっても大丈夫なのでしょうか。門前払いとかされないかな。



テル・フィアは激エモスポット

道すがら出会うNPCの皆さんにディスられまくりながら、テル・フィアまでやってきました。

テル・フィア 1
テル・フィア 2
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

うーん、圧倒される光景ですね。テルヴァンニ家の魔術師は、性格はともかく、作り出すものは本当にすごいと思います。


また、テル・フィアに関しては見た目だけでなく、その内情にも圧倒されました。

テル・フィアでは、主人であるディヴァイス・ファーとそのたち、忠臣である解放奴隷のアルゴニアン、ヴィスサ=カイ(Vistha-Kai)、それに衛兵たちが暮らしている他、地下のコープラサリウム(Corprusarium)と呼ばれる場所でコープラス病の罹患者たちも生活しています。娘の一人曰く、彼らは、この病の研究と罹患者の余生の幸福のためにコープラサリウムを運営しているそうです。

彼らは、この病の研究と罹患者の余生の幸福のためにコープラサリウムを運営している
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

これだけでも何かいつものテルヴァンニのノリと違うな? と思わされる他、さらに驚いたことが2つ。

1つ目は、ディヴァイス・ファーの娘たちが通常の方法で生まれたのではないということです。彼らはディヴァイスの肉を使ってつくられた人造人間なのです。

ディヴァイス・ファーの娘たちは人造人間
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

いやいや、私の理解の範疇を超えてて卒倒しそうなんですけど。「はっはっは、なかなかいい子たちだろう?」とか笑ってる場合じゃないですよ、ディヴァイスさん。

驚いたこと2つ目は、ディヴァイスが盗賊たちにコープラサリウムに置いてある貴重なお宝を盗み出すことを許可していることです。

ディヴァイス・ファーの退屈しのぎのための趣味
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

何千年も生きている彼には退屈しのぎのための趣味が必要なのだそうで。盗賊たちが、コープラス病の罹患者と彼の娘たちを傷つけてはならないというルールのもと、病に罹患してしまう危険と隣り合わせになりながら、病の罹患者およびコープラサリウムの衛兵たちの攻撃をかいくぐって宝を盗み出そうとするのを大層楽しんでいるそうです。いやぁ、いいことしててもやっぱりテルヴァンニですね(笑)。



最後のドゥーマーとの邂逅

説明の都合上、スクショの時系列が少々入れ替わってしまいましたが、私は浮遊薬を使って塔の最上階にいるディヴァイスに会いにいきました。

浮遊薬を使って塔の最上階にいるディヴァイスに会いました
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

ディヴァイスは贈り物をしたらあっさり機嫌が良くなり、話をしてもらえるようになりました。

ディヴァイスは、私がコープラス病に罹患していることを伝えると、こんな軽口を叩いてきました。

ディヴァイスの軽口
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

「知ってるか? コープラスは罹患者を他の病気に罹らないようにするんだよ。アッシュランダーの信じているネレヴァリンの予言によると、ネレヴァリンも病気に罹らないらしいじゃないか。私はいつも考えるんだ、『コープラサリウムにネレヴァリンがいるかもしれない』ってね。もっとも、そいつはぶくぶくに太り、湿地帯のネズミみたいに頭がおかしくなった化け物なのだが」

私がそのネレヴァリンの予言の条件を満たしているかもしれないことを伝えたところ、彼はコープラス病の罹患者は皆妄想癖があるからなあなどとぼやきつつ、コープラス病に効くかもしれない薬を持っているから使わせてやってもいい、と提案してきます。

コープラス病に効くかもしれない薬を持っている
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

ただしその前に、コープラサリウムを見学し、このまま薬を使わなければ私自身がどのような結末を迎えるかを目に焼き付け、また、最も古株の患者であるヤグルム・バガーン(Yagrum Bagarn)から修理したブーツを預かってきてほしいとのこと。


私は彼の提案を飲み、コープラサリウムに降りました。六番目の名家の基地で見かけた化け物どもが大量にそこらをうろついていました。ですがまあ、彼らも元は人間だったわけで、襲ってさえこなければそれなりに愛らしく見えてくるのが不思議です。少なくとも他の普通の人たちみたいに、コープラス病にかかっている今の私にきつい言葉を投げかけてこないのは嬉しいです。


私はコープラサリウムの奥で、ヤグルム・バガーンと対面しました。

ヤグルム・バガーン
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

彼は、最高齢のコープラス病の患者であり、そしてタムリエル最後のドゥーマドワーフ)です。

かつてタムリエル中に数々のハイテク都市を築き上げながら、ある日突然地上から消滅してしまったエルフの一派、ドゥーマー。TESシリーズにおけるロストテクノロジー担当です。その消滅の謎は、TES5作目のスカイリムに至っても解明されていませんでした(いくつかの可能性は仄めかされているものの、決定的に断言されていない状態だと記憶しています)。

私は自分がコープラス病であることも忘れて興奮しました。ヤグルムなら、なぜドゥーマーが消え去ってしまったのか知っているかもしれません。ちょうどアークメイジのハゲ頭トレボーニアスからドゥーマー消滅の謎について調査しろと命じられていたことですし、彼に何があったのかインタビューしてみましょう。

何があったのかインタビュー
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

「う~ん……何が起こったと私にはっきり言うことはできないんだ、タムリエルの外にいたから。私がタムリエルに戻ったときには私の同胞は残らず消えていた。私は長い間探し回ったよ、私の同胞、もしくは、彼らが消えてしまった理由を。レッドマウンテンに帰っても、まだ答えを探していた。その結果私が得たのはコープラス病だけだったがね」

ドゥーマーの指導者カグレナク(Kagrenac)卿のマスター・クラフター(Master Crafter)だったという彼は、ひとつの仮説を立てたそうです。

仮説
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

「カグレナク卿は、神にまつわる力を操り、ドゥーマーの寿命を延ばそうとしていた。識者の中には、副作用が予測不可能で、失敗すれば壊滅的な被害が出るおそれがあると言う者もいた。カグレナク卿は成功したのかもしれない――タムリエルの外に同胞全員を転移させるとか、そういう副次的な効果とともに。あるいは、失敗して同胞を残らず消し去ったのかもしれない」

なるほど、さもありなんです。その力の効果がタムリエル外にいたドゥーマーには及ばなかったと考えれば、彼だけが残された理由もしっくりきます。ただあくまでこれは彼の仮説。ドゥーマー消滅の謎は、TES6やESOで種明かしされるか、あるいは謎のままとなるか……個人的には後者の方がロマンがあっていいですね。ヤグルムにとってはたまったものではないでしょうけど。

他にも、彼が具体的にどこで何をしていたかとか、ドゥーマーがどんな生活をしていてどんな価値観を持った人たちだったかとか、色々と気になることはありますが、昔のことはほとんど忘れてしまっているようで、それ以上の話を聞くことはできませんでした。

私はヤグルムから修理したブーツを受け取り、ディヴァイスのところへ戻りました。



そして一歩、ネレヴァリンに近づく

約束通り、ディヴァイスからコープラス病の治療薬(仮)を提供してもらうことになりました。彼の目の前で飲んでどうなるか観察させてあげるという条件付きで。うんまあ、言うなれば治験ってやつですもんね、仕方ないですね。

私が同意すると、彼は私と向き合いました。

「さあ、口を開けて、目を閉じるんだ……」
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

「さあ、口を開けて、目を閉じるんだ……」

おいおいちょっと待て。なぜあんたに飲ませてもらわなきゃいけないんだ。よほど見た目がグロいのか、それとも唐突な乙女ゲーか? ディヴァイスさん結構顔が好みだから許すよ。私、おじさん~おじいさんがストライクゾーンだから(突然の性癖の告白)。

めっちゃ喜んでる
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

「いいぞ。さあ、飲み込め……よしよし……おお、こいつは驚いた! 見ろ、見ろ! 効いてるぞ!!

成功したっぽい。ディヴァイスさん、めっちゃ喜んでる。私テルヴァンニ家の人は基本あまり好きじゃないけど、ディヴァイスは好きになれそうな気がします。

この治療薬が私のコープラス病の悪い症状だけを消し去った
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

その後、なんだかスカイリムのミラーク打倒後のネロス先生みたいに私の様子を観察した後、彼はこの治療薬が私のコープラス病の悪い症状だけを消し去ったと宣言しました。つまり、コープラス病には罹患したままですが、これ以上症状が進んで化け物になることはなく、またコープラス病のおかげで他の病気に罹ることもなくなった、ということです。


こうして、私は一歩、アッシュランダーたちの信じるネレヴァリンに近づきました




さよなら半裸のおっさん

私は報告のため、カイウスの待つバルモラへ帰りました。そこで、前回に引き続き、思いもよらぬ別れと直面することになります。

カイウス・コセイズが帝都に帰らなければならない
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

カイウスがしばらくの間、帝都に帰らなければならないらしいです。表向きはムーンシュガーの不法所持の件で呼び出されたが、本当のところは皇帝ユリエル・セプティム7世の体調悪化に伴う後継問題に関わることになるかもしれないとのこと。

カイウスは最後の駄賃にと、私に750ゴールドと、彼が使っていた衣服をくれました。さらに、私に彼がいない間ヴァーデンフェルのブレイズのリーダーを務めるように命じ、ブレイズとしての最後の使命を下しました。

私がヴァーデンフェルのブレイズのリーダーになる
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

「ブレイズはそれぞれ独自に諜報活動を行い、その結果もシロディールに直接報告しているから、リーダーになったからといって特別何かしなければいけないことがあるわけではない。きみをリーダーにするのは、きみの立場を守るためだ。

帝国の時代は終わろうとしている。ユリエル・セプティム7世が亡くなれば、帝国は力を徐々に失っていくだろう。帝都のことは忘れ、この土地で生きることを考えろ。六番目の名家とダゴス・ウルの脅威、五大家とアウトランダーの間の確執のことだけを心配しろ」

最後の使命
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

「皇帝陛下がご命令なさった通り、ネレヴァリンの予言を追え。まずは、ヴィヴェクの知識の間(Hall of Wisdom)にいるメエラ・ミロに、失われた予言を一緒に探してもらうんだ。それからその予言をネレヴァリン教団のリーダーであるニバーニ・マエサのところへ伝えに行け。それ以降は彼女の指示と、予言に従って行動しろ。きみの幸運を祈ってるよ


そして、彼の半裸の姿は……

カイウスのいる部屋
カイウスのいない部屋
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

見慣れた小さな部屋の中から、跡形もなく消えてしまったのでした


う、うわあああん!! カイウス!! 思えば、ヴァーデンフェルに着いたばかりの頃からあなたが私を何かと気にかけてくれていたからこそ、私は安心してどんな無茶でもできたんだ。もう半裸変態だなんて言って馬鹿にしたりしないから、帰ってきてよぉぉぉ!!!

いくら泣き喚いても、彼が戻ってくることはありませんでした。私が病気に罹っているときはとことん塩対応だったけど、それでも最後まで私のことを心配してくれて、囚人あがりの私にとって最高の上司に違いなかったカイウスは、この瞬間をもって、モロウウィンドの表舞台から退場してしまいました。「しばらく帝都に戻るだけ」とか言ってたけど雰囲気的にエンディング後までは絶対帰ってこないよね、これ。そしてTESシリーズにはエンディングがない。つまりずっと帰ってこないということです。




メエラ・ミロ救出作戦

いつまでもグズグズ泣いているわけにはいきません。私は(たぶん)ネレヴァリン私の運命は、今やヴァーデンフェルとともにあるのですから。ブレイズの使命を通して新たに出会ったこの土地の人々との絆を大切にすること。それをこれからの私の目的と考え、強く生きようではありませんか。



「アマヤ」の名のもとに

さて、そうと決まれば話は早いです。カイウスに言われた通り、ヴィヴェクのメエラ・ミロを訪ねましょう。

魔術師ギルドのワープでヴィヴェクに到着し、智識の間に行ってみましたが、メエラの姿は見当たりませんでした。彼女は以前会ったとき、「自分は反体制派の司祭たちとつながりを持ったためにテンプルによって監視されている。いつかテンプルから逃げ回らなければならない日が来るかもしれない」と言っていました。その懸念がついに現実のものになってしまったのかもしれません。

あのとき、彼女はまた、次のように言っていました。「自分の身に何かが起きたら、「アマヤ(amaya)」という暗号でメッセージを伝える」と。彼女が本当に追われる身となったのなら、そのメッセージがどこかに残っているはずです。


私は直感的に、彼女の部屋が怪しいのではないか、と考えました。

メエラの部屋
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

知識の間の中を彷徨い歩き、メエラの部屋を見つけました。衛兵が近くにいない隙を見計らって、最近ようやくやり方を理解した鍵開け技能で扉の鍵を開けて中に入ります。

案の定、彼女の部屋には「アマヤ」宛ての手紙が置いてありました。

「アマヤ」宛ての手紙
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

メエラは信仰の砦(Ministry of Truth)という場所に閉じ込められている。九大神の干渉の巻物を2つ持ってきて、彼女と通じている門番に中に入れてもらい、助け出してほしいというのが、この友人宛を装った手紙に隠された彼女のメッセージでした。


信仰の砦は、ヴィヴェクのテンプルの建物の上に浮かんでいる巨岩です。

信仰の砦
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

その中はテンプルにとっての危険思想を持つ人々の牢獄になっているとのこと。私がこの前「なんだあれアハハ~」などと観光客気分で呑気に見上げていたあの岩は、実はとんでもなく物騒な代物だったわけですね。



潜入! 信仰の砦

メエラが部屋に残しておいてくれた浮遊薬を使って、私は信仰の砦までやってきました。

信仰の砦
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

いやぁ~、うん……私は若干高所恐怖症のきらいがあるので、股の間がヒューヒューしてます。落ちたら絶対助からないでしょ、これ。階段まで行くのが面倒臭いからってキャントンの1階層下に飛び降りるのとは訳が違います。

岩の中に入るための鍵を渡してくれました
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

門番は、私に襲われて鍵を奪われたと嘘をついておくと言って、私に巨岩の内部に入るための鍵を渡してくれました。それから、看守の中には反体制派の司祭に同情的な者もいるから、殺さないようにした方がいいとアドバイスをしてくれました。私は無用な殺しは避ける主義ですから、言われなくてもそうするつもりです。


門番によると、メエラのいる奥の牢獄まで侵入するためには、信仰の砦に入ってすぐのところにある部屋の机の中にある鍵を手に入れなくてはならないらしいです。

部屋の中には審問官がいました。気づかれずに鍵だけいただこうと忍び足で近づきましたが、どう頑張っても途中で発見される設定になっているらしく、「適切な許可を得ることなしにこの場所に進入することは認められていない。出て行け」などと言ってきました。仕方なしに賄賂作戦を決行します。

審問官
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

よっしゃ、好感度100! これで大丈夫だ! と思ったのに、会話を終わらせたら普通に襲い掛かってきました

私は机の中の鍵を盗んで走り出します。他の看守たちも次々と私を追いかけ始めます。命懸けの鬼ごっこが始まりました。


例によってメエラの収監されている牢獄とやらがどこにあるか分からず、私は岩をくり抜いて造られた薄暗い洞窟の中を看守たちに追いかけられて延々走り回りました。ようやくそれらしい扉を見つけ、中に入って速攻で影の星座の力で透明化します。

メエラは牢獄の中の掘っ建て小屋にいました
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

果たして、メエラは牢獄の中の掘っ建て小屋にいました。彼女は私の持ってきた九大神の干渉の巻物で脱出し、私とは反体制派の司祭の隠れ家であるホラマヤン(Holamayan)で合流すると言います。

彼女は、エボンハートの波止場にいるブラッタ・ヘイテリア(Blatta Hateria)という女性に「釣りに行く(go fishing)」という合言葉を伝えればホラマヤンまで連れて行ってもらえるだろうと言い残し、九大神の干渉の巻物を使って姿を消しました。

私も、彼女の使っていた牢獄のベッドで休み、体力と魔力を回復させてから、覚えたての九大神の干渉の呪文でエボンハートの九大神教の支部までワープすることにしました。




魔術師ギルドのこまごまとしたクエス

さて、エボンハートから先の新たな冒険の話は次回に譲り、ここで唐突に、これまで話のノリ的に間に挟めなかった魔術師ギルドのこまごまとしたクエストについて書いておきたいと思います。



ジーラの依頼その6:マグナスの杖を探せ(保留中)

ヴァーデンフェルで初めてできた親友、バルモラの魔術師ギルドのカジートのジーが、ギルド内でウォーロック(Warlock)の称号を手に入れた私に新たな依頼をしてきました。

マグナスの杖を探せ
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

マグナスの杖(Staff of Magnus)がカンド山(Mount Kand)の南東の山裾にあるアッス(Assu)という洞窟に隠されているらしい。それを取ってきて、自分に見せてほしい、とのこと。

マグナスの杖といえば、200年後のスカイリムのウィンターホールド大学終盤のクエストの最重要アイテムではないですか! かねてからモロウウィンドでも登場したという噂は聞いていましたが、お目にかかれる日がやってきたんですね。感無量です。シリーズもののゲームをプレイする醍醐味は、こういう作品間のささやかなつながりを実感することにあると思います。


そんなことを考えながら意気揚々とバルモラを発ち、カンド山の近くにやってきたはいいものの、カンド山の南東の山裾という極めてアバウトな情報しかないため、例のごとく全然見つかりませんでした

やっと見つけた……
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

やっと見つけた……

全然違った1
全然違った2
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

と思ったら全然違った。うん、洞窟の名前的に違うかもしれないとは思ったけどね。ヴィヴェクの神話とかどうでもいいから私にクエストマーカーをください

一刻も早くマグナスの杖を手に入れたいという欲望に急き立てられ、攻略サイトを閲覧して件の洞窟に辿り着きました。

アッス
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

ところが、なんということでしょう。洞窟の中にいた敵が強すぎて歯が立たず、私はなんの成果も得られぬまま、すごすごと退散することになったのでした。ちきしょう……いつか絶対に手に入れてやるんだからな!



エドウィーナの依頼その3:シリロンウィの本を盗み出せ

もうかなり前の話になりますが、アルドルーンの魔術師ギルドリーダーのエドウィーナから、ヴィヴェクの魔術師ギルドのメンバーであるシリロンウィからドゥーマーに関する本『チャイマヴァミディウム (Chimarvamidium)』を盗み出してきてほしいという依頼をされていました。

エセ正義厨な私はその依頼を実行に移すのを頑なに拒否していたのですが、

いつの間にか依頼を達成したことになっていました
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

久しぶりにエドウィーナに話しかけたら、なぜかいつの間にか依頼を達成したことになっていました。え、どうして? 私何もやってないし、そもそもシリロンウィがあのギルド内のどこにいるかさえ把握してないんだけど??

完全にです。たぶんベセスダお得意のバグでしょう。まあ、何も手を下さずに目的を達成できたのでよしとします。

エドウィーナからは、続いてドゥーマーのチューブ(Dwemer Tube)をアークングサンチ=ストゥルダムズ(Arkngthunch-Sturdumz)から取ってきてほしいとの依頼を受けました。

ドゥーマーのチューブをアークングサンチ=ストゥルダムズから取ってきてほしい
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

なんか某アーニエル先生を彷彿とさせる依頼ですね。最後の依頼終了後、彼女は果たしてこの世に存在しているのでしょうか。乞うご期待。


チャイマヴァミディウムについて

ちなみに、エドウィーナはドゥーマー・センチュリオンを組み立てるための資料としてこの本に期待していたらしいですが、「ドゥーマーの製造技術についての記述がなかったの! 全く役に立たない本だったわ!」と怒っていました。

中身を読んでみたら、確かに全く関係がありませんでした。チャイマー(Chimer: 神の怒りで姿を変えられる前のダンマー)とドゥーマーの戦記物でした。簡単に言うと、ドゥーマーがチャイマーと停戦協定を結び、北の野蛮人(ノルド)からの侵略を退けられるようにと強力なゴーレムをチャイマーに贈った。チャイマーはそのゴーレムにチャイマヴァミディウム=「チャイマーの希望」という意味の名前を付けた。だが、実はその中にはドゥーマーが潜んでいて、チャイマーたちをずっと監視していた、という話です。後書きとして、ドゥーマーの能力や彼らの消滅についての考察も述べられていて、ドゥーマーのことを知るという意味では結構面白い本でした。


今更ヴィヴェクの魔術師ギルドの構造を把握したったwww

シリロンウィには一応本を返しに行きました。

シリロンウィには一応本を返しに行きました
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

ヴィヴェクの魔術師ギルドのワープのすぐ近くにも部屋があるということを、私はこのとき初めて知りました。これまでずっと素通りしていたのです。もう何度も訪問してるのに今に至るまで全く気付かなかったって、不注意すぎない? だから方向音痴になるし人の話もちゃんと聞けないんだよ。今更ながら、自分のアホさ加減にがっかりする私なのでした。




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これにてプレイ日記その9は終了です。最後までお読みくださりありがとうございました。

次の話はこちらの記事に書きました。








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