皆様こんにちは。赤城です。
Bethesda SoftworksのPC/XBOX 360/PS3用ソフト"The Elder Scrolls IV: Oblivion" (オブリビオン)のプレイ日記その1をお送りします。
モロウウィンド、オブリビオンおよびスカイリムのストーリー全体の微妙なネタバレが含まれます。ご注意ください。
はじめに
スカイリム、モロウウィンドに引き続き、オブリビオンも始めることにしました。本当はNitendo Switchで出るまで待つつもりでしたが、諸事情によりやむをえず(満面の笑み)。しばらくはスカイリムとモロウウィンドを優先させて放置すると思います。同じシリーズを同時にプレイしていると記憶が混濁するし、飽きてしまう可能性があるので。とりあえず序盤だけプレイし終わったため、忘れないうちにプレイ日記を書いておこうと思った次第です。
MODなし(=バニラのみ)、原語版(英語)、公式DLC全て導入済(Game of the Year Edition Deluxe)での初見プレイとなります。また、中途半端にWikiなどを読んで学習済であるため、突然将来の話やモロウウィンド、スカイリムのネタバレを始めることがあると思います。
よろしくお願いします。
タイトル画面
"OBLIVION"のIVが大映しになった状態からだんだん離れていき、最終的にタイトル全体が映し出されるという演出が印象的です。
TESシリーズはII、III、Vとサブタイトルが舞台となっているタムリエルの地名(Daggerfall、Morrowind、Skyrim)なのに、どうしてIVだけCyrodiilではなくてデイドラの領域であるOblivionなのか、と思っていましたが、タイトル画面のIV大映しの演出がやりたかっただけ疑惑が浮上しました(笑)。
オブリビオンにもたまに行くけど、基本舞台はシロディール、ですよね? そうだと言ってください、あんな禍々しいところにしょっちゅう行きたくないです。
メインテーマ
なんかすごいファンタジーものの映画音楽っぽい。メインメロディーはモロウウィンド、オブリビオン、スカイリムと、雰囲気を変えながらも共通しているんですね。聴き比べたことのない方は、ぜひメインテーマだけでも購入して比べてみてください。モロウウィンドは切なさ・懐かしさ、オブリビオンは壮大、スカイリムは勇壮と、それぞれのメインストーリーの色に合った雰囲気になっているのが素晴らしいです。
>>モロウウィンド メインテーマ"Nerevar Rising"
>>オブリビオン メインテーマ"Reign of the Septims"
>>スカイリム メインテーマ"Dragonborn"
ちなみに、オブリビオンのメインテーマだけ「セプティム皇家の御代」と、主人公の称号と関係ないタイトルになっていますね(他2つは「ネレヴァルの目覚め」と「ドラゴンボーン」なのでどちらも主人公の称号絡み)。確かに本作ではセプティムさんたちとめちゃくちゃ関わるらしいけど、別に主人公はセプティム皇家の人ではないのになんでこのタイトル? って感じ。終盤で某人物に見せ場を取られるという噂を以前耳にしたが、どうやら本当の話かもしれないな。
例によってゲームプレイ中はBGMなし、ボイス・環境音・効果音のみでやってます。
映画みたいなオープニング
いきなり白髪のおっさんのモノローグムービーから始まるという斬新さ、いいと思います。まるで映画のワンシーンみたい。今作は全体的に映画を意識してる節があるのかもしれません。仕様によりムービー部分のスクショが撮れないのが残念ですが、この白髪のおっさんの名はユリエル・セプティム。前作主人公とジウブをモロウウィンドに送り込んだ張本人です。私のところの前作主人公(女性ブレトン)は方向音痴でその後大変な苦労を強いられたため、たぶん皇帝陛下のことを恨んでいます(参考記事:モロウウィンド プレイ日記 その1:町を出たら全裸のおっさんが道端に立ってた - 星を匿す雲)。今頃元気にやってるかなー。オブリビオンはあれから6年後の話なんですよね。
ユリエル氏が「これは、第三紀の終わりの物語、そして私の人生最後のひとときの物語である」的なことを言ってムービーは終わります。彼は既に自分の死を予見しているようです。
私が目下プレイ中のモロウウィンドだけでなく、TES1 ArenaやTES2 Daggerfallでも、このユリエル・セプティム氏は大活躍(暗躍)していたと聞いています。それだけTESシリーズになくてはならない人物のはずだったのに、ついに死ぬときがやってきたのです。まさに、ひとつの時代の終わりを感じさせますし、実際に第三紀は終わってしまうわけですね。
デフォルトでスクリーンショットが撮れない
なお、オブリビオンもモロウウィンド同様デフォルトの状態ではスクショが撮れませんでした。スクショできるようにするにはマイドキュメントの中のiniファイルをいじる必要があります。詳細は下記記事の通り。普通にみんなスクショ撮ると思うから、デフォルトで撮れるようにしておいてほしかったなあ。
地獄のキャラメイク
さて、場面は帝都の監獄の中に移り、キャラメイクの時間がやってまいりました。前作モロウウィンドではカジートにしようと思ったのにカジートの顔がブs……個性的すぎて諦めたので、今度こそカジートにすっぞ! と思ったんですが。
どういうことなの、前作よりもひどい顔になる。このスクショはもちろん極端にいじった例ですが、顔面偏差値はこのレベルから脱することはできませんでした。なんか猫らしくないんですよね~。猫ってどちらかというと横長の顔じゃないですか。無理に人間に寄せなくていいですから。
ということでカジートは諦めて、一番美形になる人種を探しました。その結果、
今回は男性ダンマーになることにしました。ヒュー、イッケメーン! 見た目年齢を最年少にしたので、たぶん中身もすごく若い。20歳そこそこじゃないかな。
脱獄
さて、ここからは基本的に主人公視点でお送りします。ときどき言ってることがメタくなります。ご了承ください。ユリエル・セプティムとの邂逅
ぼくはモロウウィンド生まれ、モロウウィンド育ちのダンマーだ。身寄りがなくて乞食やコソ泥などをやって暮らしていたが、5年くらい前にブレトンのアネゴに拾われて、以来弟のようにかわいがって育ててもらった。今回は、アネゴがかつて旅をしていたらしいシロディールを見てみたくて、こうして独りで帝都までやってきたわけだけど。なぜか今は牢屋にいる。アネゴが収監されてたのと同じ建物かもしれない。でも、なんの罪でここに放り込まれたか全く思い出せない。昨日、帝都に到着したらテンションが上がって、酒を飲んで酔っ払っちゃって、気づいたらここにいた。大したことはやってないと思う。でもそれにしてはこの牢屋ガイコツ転がってて怖すぎ。
自力で鍵を開けられないか試してみようとして牢屋の出入り口に近づくと、向かいの牢屋のダンマーのおっさんが話しかけてきた。
「俺様はもうすぐ出所できるが、あんたはこれから死ぬんだぜ! ほらほら、看守の足音が聞こえて来るだろ? あんたがヴァーデンフェル(Vvardenfell)に残してきた女房は俺様が可愛がってやるからなあ、ヒャーッヒャッヒャッヒャ」(意訳)
いや、奥さんなんてまだいないんだけど。こいつなんでこんなに煽ってくるの? 出所できるからって調子に乗ってるの? めっちゃ腹立つわ~。絶対いつか殺す。
向かいの男の言った通り、ぼくの牢屋に何人かの人間がやってきた。でも、看守じゃなくて、帝国の皇帝だというおっさんと、その護衛みたいな人たちだった。
おっさんは暗殺者に狙われているから脱出しなければならなくて、その経路がたまたまぼくの牢屋の中にあったらしい。で、ぼくのことを夢の中で見た、きっと神々が自分と引き合わせるためにこの牢屋に入れたのだろうと言う。
な~るほど、だから何をやったか覚えてないんだね! うん、納得納得。全部神様のせいだよ。
おっさんたちは秘密の通路へ潜っていった。
彼らの口ぶりからすると、どうやらぼくがこっそりついていってもお咎めは受けないらしい。ということは、これで出所できるってことだ。向かいの男ザマァww
脱出
皇帝とその護衛は、一度、赤い服を着た暗殺者たちに襲われた。護衛が一生懸命撃退していた。死んだ暗殺者の装備はもちろんぼくが剥ぎ取った。アネゴが前に「暗殺者の装備一式を売ると儲かるよ」って言ってたからね(参考記事:モロウウィンド プレイ日記 その4:カネは剣よりもペンよりも強し - 星を匿す雲)。でもこいつらのは、ただ赤く染めてそれっぽい雰囲気を出してるだけであまり高く売れなそう。ま、コスプレ用に持っておくか。
暗殺者を倒した後、「ここから先はついてくるな」と言われた。えっ、なんで? ケチだなー。仕方なく別ルートを進むことにした。
ネズミや変な緑色の肌の生き物(ゴブリン)がいて怖かった。めちゃくちゃ人間食べてるじゃん。
結局、再びおっさんたちと合流してしまった。
「暗殺者たちとグルじゃねーの? とりあえず殺しとこうぜ」(意訳)と言われた。冗談じゃない。皇帝のおっさんがかばってくれて事なきを得たけど、これだから偉い人の護衛ってのはイヤなんだ。
おっさんに星座を聞かれたので、影の星座であることを伝えた。アネゴと一緒で、一日一度透明化できるんだ。
おっさんは神様や占星術に詳しいらしく、自分はどうあがいてもここで死ぬ運命であることと、ぼくが破壊の王子(the Prince of Destruction)からタムリエルを救う運命にあることを教えてくれた。そして、おっさんはぼくに王者のアミュレット(the Amulet of Kings)を託した。ジョフリー(Jauffre)という人に渡して、おっさんの最後の息子を探してほしいらしい。
いやいや、急展開過ぎてついていけないよ。何、ぼくがタムリエルを救う英雄になるって? ちょっとそこんとこもう少し詳しく……
お、おっさーん!!
隠し扉の先から現れた暗殺者によって皇帝のおっさんは殺されてしまった。生き残った護衛(彼らはブレイズと自称していた)は、おっさんの遺言通り、王者のアミュレットをジョフリーに届けてほしいと言う。ジョフリーはブレイズのリーダーで、今はウェイノン修道院(Weynon Priory)というところに住んでいるそうだ。分かった、必ず届けるよ。
暗殺者が入ってきた隠し扉から、外に通じる秘密の通路に入る。
こいつはぼくの相棒、スケルトン(Skeleton)。アネゴが「召喚魔法で仲間の人数を水増しすることは旅の基本!」って言ってたから、旅に出かける前に簡単な召喚魔法を習ったんだ。
他にも、破壊魔法や回復魔法、それに錬金術なんかを教わった。ちなみにさっきのブレイズのおっさんに「お前の職業はなんだ?」って聞かれて、皇帝陛下から言われたことを思い出して「Fate Seekerです」ってふざけて答えたら、すごいアレな人を見てしまったみたいな顔をされた。
しばらく歩いたら、外に出た。
遠くの風景が薄らぼんやりしてるのはぼくが若干近眼(GPUのスペック不足で映像のクオリティを低めに設定している)だからだ。本当はごちゃっと色んな風景が広がっている。
一旦監獄に戻ってさっきウザがらみしてきたダンマーをせせら笑ってやろうとしたけど、見つからなかった。監獄の中にはドアが3つあるのに、看守がひとつの監獄のドアしか開けてくれなくて、その先には夜母がどうのと言う変なおっさんしかいなかった。ぼくがいたのってどの扉の先だっけ? まあいいや、あんなつまらない男のことより、今は首飾りを届けることを考えないと。
帝都観光
でも、その前に少しだけ帝都観光をしてもいいよね? 何せ到着早々牢屋に放り込まれちゃったから、全然歩き回れてないんだ。夜だから人通りが少なくてちょっと寂しい感じ。でもさすがに帝国の首都というだけあって立派だなあ。ダンマーはよく帝国のことをディスるけど、ヴィヴェクやサドリス・モラなんかはともかく他の小さな町や村は正直そこまでじゃないと思うんだよね。
酒場では既に皇帝殺害事件が話題になっていた。
みんな耳が早すぎじゃね? 皇帝が殺されてからまだ2時間くらいしか経ってないよ。普通こういうのって民衆の混乱を避けるためにしばらく隠しておくものなんじゃないの。いったい誰が漏らしたんだ。当然、ぼくではないよ、うん。
アルケイン大学に入れない
そういえば、アネゴが「帝都には有名な魔法大学、アルケイン大学(Arcane University)がある」って言ってた。中を見学してみようかな。もしかして、門番とかに才能を認められてぜひ入学してほしい! なんてことになったりして。いやきっとそうなるに違いないぐふふ。何せ、アネゴから旅の前にちょっと教わっただけでかなり魔法を使えるようになったんだから。そもそも入れなかった件。エントランスホールから先のドアが開かない。なぜだ。エントランスホールにいたボシエル(Bothiel)とかいうボズマー(?)からの依頼を達成すれば入れてくれるのか。
……よし分かった。その依頼、引き受けた。このまま引き下がるのは悔しいからね。ドゥーマーの遺物を盗んだならず者をちょろっと懲らしめればいいだけでしょ? 何日もかからないさ、そんなの(フラグ)。
ぼくはクヴァッチの英雄
ええっと、件のならず者がいるエールズ野営地(Camp Ales)は、クヴァッチ(Kvatch)という街の近くにあるんだね。一旦その街に寄って準備をしてから向かうことにしよう。シロディールは道が分かりやすいし、地図もちゃんとしてて便利だな。しかもみんな親切に印(クエストマーカー)を付けてくれる。さすがタムリエルの支配者のお膝元って感じ。モロウウィンドではろくな地図が売ってないわ道路標識もなんかよく分からないわで、アネゴに連れられて冒険に出かけるたびに迷ったよ。
クヴァッチ襲撃
クヴァッチにあと少しで到着しそうだ、というところで、慌てふためいて走ってくる男と出会った。ぼくは彼から衝撃の事実を聞かされることになった。
クヴァッチが昨晩デイドラの軍勢に襲われただって!?
彼や他の生存者が言うには、昨晩街の外に突然オブリビオンの門とかいうのが出現し、オブリビオンの化け物たちがうようよ出てきて、街を急襲した。街は混乱に陥った。市民たちのほとんどが死に、今は街の守備隊長であるサヴリアン・マティウス(Savlian Matius)らが防衛線を作って化け物たちをなんとか食い止めている状態らしい。
生き残った市民は憔悴しきっていた。家族や友人を失い、悲しみに打ちひしがれ、迫りくる恐怖に怯えていた。
正直、アルケイン大学どころじゃなくなってきたな。だって、もし防衛線が突破されてしまったら、クヴァッチの街の人たちのほとんどを殺した強力な化け物どもがシロディール全土、やがてはタムリエル全土に攻め広がるわけでしょ? むしろ首飾りよりも一大事だよ。どうにかしないと。もう帝都に伝令は届いてるのかな。ああ、でも今は皇帝が死んで帝都も混乱してるんだった!
生き残りの1人である司祭が言った、敵は破壊の王子たるデイゴン卿(Lord Dagon)であると。そういや皇帝のおっさんは、ぼくが破壊の王子に立ち向かう運命にあるって話してたな。もしかして、今がそのときなのか?
よし、いっちょやってやろうじゃないか。大丈夫、ぼくはアネゴと一緒にそれなりに冒険の経験も積んでるし、案外占いを信じる方だ。タムリエルにウン十年も君臨した偉い皇帝陛下が予見したんだ、外れることはないだろう。
防衛線を守っていたサヴリアンに協力を申し出た。
彼からは、「ほとんど死を意味することになるだろうが、門の中に入って、自分が送り込んだ守備隊の一行と協力して(もし全員死んでいれば単独で)門を閉じてほしい」と言われた。オッケー、行ってくる。
と、その前に、一旦クヴァッチに入って街の状況を確かめた。うん、確かにひどい。スキャンプ(Scamp)が何匹もうろついていた。教会だけはなんとか元の形を保っている状態だ。
教会内部には数人の兵士と街の住人が立て籠っていた。
彼らが持ち込んだであろう袋や樽の中に入っている素材はこっそりもらっておいた。なぜって? ええっと……なぜだろう、つい魔が差したんだよ! いいじゃないか、ぼくはこれからこの街を救うんだから、先に少しくらいお礼の品をいただいておいたって。アネゴも「見咎められなければセーフ」って言っていつもそこらの木箱の中を漁っていたし。
門の中
門の中はこんな感じだった。ちょww 禍々しすぎwww なんか溶岩みたいなのがグツグツしてて暑いし。何、オブリビオンの化け物ってみんなこんなところに住んでるの? そりゃあニルンに移住したくもなるよね、うん、気持ちは分かる。だがお前らの移住は断固断る。
もう守備隊の人たちはみんな死んでしまったのではないかと思ったけど、一人生き残りがいた。
他の人たちは殺されたり、塔に連れていかれたりしたらしい。門を閉じる方法を探るためにはとりあえずその塔とやらに行った方がよさそうだ。
生き残りのおっさんは一応ついてきてくれるので最初は一緒に戦ってたんだけど、
途中で死んでしまった……というヴィジョンを見たので、スキャンプを一掃して安全になった門の入り口付近で待っていてもらうことにした。おっさんもぼくみたいに回復魔法が使えたらよかったのに。
数々のグロい光景を目の当たりにしながら、
塔の中に入った。
塔の中にはデイドラやスキャンプがたくさんいた。でも案外弱くて助かった。いや、たぶんぼくにダンマー特有の火炎耐性がなければ厳しかったと思うけど。
塔の途中に守備隊のもう一人の生き残りが閉じ込められていた。
彼曰く、印石(Sigil Stone)というのを塔の中で見つけて取り除けば門は閉じるらしい。
おっさんが閉じ込められている檻のようなものは、僕の力では開けることができなかった。
「私のことは心配しなくていい。時間がない! 行け!」と叫ぶおっさんの声を背中で聞きながら、ぼくは塔のさらに上を目指した。
何人ものデイドラを倒して、ようやく印石まで辿り着いた。石を台座から取り外した途端、視界が白くかすみ――気づいたときには、クヴァッチの城門の前にいた。
守備隊長のサヴリアンは喜んでくれた。一人目の生き残りのおっさんも無事オブリビオンからは脱出できたみたいだった。しかし……あの檻の中にいたもう一人の生き残りのおっさんの姿は、どこにも見当たらなかった。
お、おっさーん!!(本記事2回目)
クヴァッチ奪還戦
勇気ある一人のおっさんの死を悲しんでいる暇はない。オブリビオンの門は閉じたが、クヴァッチの城壁の中に入り込んだ化け物たちも一掃しなければいけない。ぼくはサヴリアンの要請に従い、一緒に街の中に突入した。しかし、ここでぼくはさらなる悲劇を目の当たりにすることになる。
お、おっさーん!!(本記事3回目)
ああ……せっかくオブリビオンから助け出したおっさんが死んでしまった……ぼくが門の中で連れ回して体力減らしたせいだ絶対。おっさんの死は無駄にしないよ。とりあえず使えそうな装備はもらっていくね。
このあたりでさすがのぼくも疲れ果てたので、教会のベッドで一休みさせてもらうことにした。
アネゴが「たくさん戦った後でちょっと休むとなんか強くなる」って言ってたけど本当だったんだな。なんかこう、走る速さとか一気に上がった気がする。
敵は領主の館に籠城している。突入するには教会の地下道を通って内側に入り込み、門を開けなければいけないらしい。
このおっさんが案内してくれるそうだ。なんか例によって「俺が死んだら、お前が俺の代わりに門を開けるんだぞ」みたいなことを言ってきた。
またもや
お、おっさーん!!
に、なるかと思いきや、
周囲を巡回していた帝国軍兵士3人が神がかったタイミングで応援に駆けつけてくれ、一緒に戦ってくれたため、おっさんは無事生還。
その後の領主の館突入戦も、彼ら帝国軍兵士3人(うち1人死亡)のおかげで、守備隊にはそれ以上の死者を出さずにクリアすることができた。ありがとう、死んでしまった帝国軍兵士。きみの犠牲は忘れないよ。
サヴリアンからは領主を助け出さなければいけないと言われていたけど、彼は既に事切れていたので、装備を全て剥いでおいた。
え? なぜさっきからそんなふうに死者に鞭打つようなことをしているのかって? そりゃあお金が欲しいお宝や道具だって、死んでいる者と一緒に朽ちるより、生きている者の役に立った方がいいからだよ。ぼくはずっとそうしてきたんだ。遥かな未来から、ずっと。
後始末
サヴリアンは「戦うことに疲れてしまった」と言って、ぼくに着ていたクヴァッチの鎧を譲ってくれた。
せっかくなので装備してみた。鎧以外の部分もオブリビオンの門の中で死んでいた兵士や生き残ったけど奪還戦で死んでしまったおっさんから剥ぎ取った装備で固めているため、まるでクヴァッチの守備隊の一員みたいに見える。
サヴリアンによると、この街は過去にも一度廃墟と化し、再建された歴史があるらしい。きっと今回も立ち直ることができるだろうとのことだ。だが、死んでしまった人たちはもう二度と戻ってはこない。
なぜオブリビオンの門は現れたんだろう。皇帝のおっさんの死と何か関係があるのかな。
……う~ん、考えても仕方がないか。とりあえず、クヴァッチは無事救えたことだし、当初の目的地だったエールズ野営地に向かおう!
これにてプレイ日記その1は終了です。最後までお読みくださりありがとうございました。
次の話はこちらの記事に書きました。
※この文章は、赤城みみる(Twitter ID i14wander、はてなブログID i14wander)により執筆され、赤城みみるの所有するブログ「星を匿す雲」(http://cqs4live.hateblo.jp/)(http://cqs4live.hateblo.jp/archive)に掲載されているものです。著作権法32条で定められた要件を満たさず行われる転載は、著作権法21条に違反します。
<< プレイ日記その2 |