星を匿す雲

主にTVゲーム、漫画、小説、史跡巡りの感想を書いているブログです。基本的に【ネタバレあり】ですのでご注意ください。

【プレイ日記】ツッコミまくりのFE風花雪月初見プレイ その3:第1部第10章~第12章

皆様こんにちは。赤城です。

Nintendo Switchの『ファイアーエムブレム 風花雪月』(Fire Emblem: Three Houses)のプレイ日記その3をお送りします。諸事情あって英語版をプレイしております、ご承知おきください。


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前回のあらすじ

おてんば娘、フレンも加わって、私の学級運営はますます波乱万丈に。モブ顔の女モニカが愛しのエーデルガルトに急接近してやきもきしていたけれど、そんな場合じゃないことに私は気づいていなかった。修道院創建祭の夜、父ジェラルトはモニカの凶刃に斃れてしまった。傷心を抱えて彼の部屋に佇んだ私は、自らの出生の秘密を知ることになった。




第1部第10章 女神のおわす場所

1月です。

第1部第十章
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月

全然新年あけましておめでとうって気分じゃないですね。



タレス登場

敵サイドでタレス(Thales)という人(?)が登場しました。ソロンと微妙にビジュアル被ってて一瞬区別付かなかったよごめんね。

タレス登場
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月

タレス炎帝のことを「われわれの最も優れた創造物」と言っています。炎帝人造人間なのでしょうか? そのくせタレスに対して「ダスカー(Duscur)とエンバー(Enbarr)で血に塗れた事件を引き起こした貴様らに救いなど与えぬ」とか反抗してますけど。ダメだよ、もっと従順に作らなきゃ



編入生は野郎ばかり

父を失って打ちひしがれている主人公。それでも毎月の挨拶回りは欠かせません。
ペルソナ3の終盤の探索時BGM(学園の記憶)
みたいな物悲しいBGMが流れる中、修道院の人たちに話しかけると、皆優しく慰めてくれました。レアにしか興味がないとばかり思っていたショタツィリルでさえジェラルトをきちんと悼んでくれていて、若干彼のことを見直しました。

さらに、この月になってやっと新たに2人の生徒をわが学級に招き入れることができました。ダンスコンテストでペトラと争ったフェリクスイグナーツです。

フェリクス
イグナーツ
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月

ユニットが増えて戦略の幅が広がるから嬉しいことは嬉しいんだが、男ばっかかよ……うちの学級、男女比がえげつないことになってるんだけど。なぜ女の子は主人公の技能(剣(Sword)と統率(Authority))にいささかも興味を示してくれないのか。解せぬ。



モニカとエーデルガルトの関係

修道院内を歩き回っていたところ、とあるモブ学生がぽつりと呟きました、「モニカっていつもエーデルガルトの周りをうろついていたよね」と。

「モニカっていつもエーデルガルトの周りをうろついていたよね」
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月

……そうなんですよね、私もずっと気になっていたんです。モニカの方から一方的に接近していただけのようにも見えたものの、なにぶん彼らは近すぎました。もちろん、ジェラルト殺害犯であるモニカに私のエーデルガルトが何も手を貸していないと私は信じたいです、が……どうにも嫌な予感がします。信じてる、信じてるよ、エーデルガルト。



日記の続きを読みに行ったはずが指輪を見つけてはしゃいだったww

さて、挨拶回りも終わったことだし、読みかけてそのままになっていたジェラルトの日記の続きを読もうと思い、ジェラルトの部屋に向かうと。

主人公とソシスさん、なぜか日記ではなく別のものに目が向いてしまった
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月

おやおや、主人公とソシスさん、なぜか日記ではなく別のものに目が向いてしまったようです。それはあのお母さんの形見の指輪。ジェラルトが、いつか愛する人ができたときに贈れと言っていたアレです。

いや、指輪はもういいからさ、ジェラルトの日記の続きは!? ねえねえ!?

結局続きを読まないまま探索終了してしまったんですが、続きはもう普通の育児日記なんですかね。どうせこの指輪にも不思議な力が宿っている的な展開が待っているのでしょうが、普通の育児日記でもいいから私は続きが読みたかったよ。



森にソロンがやってきた

エーデルガルトがソロンの居場所を探り出してきてくれました。封印の森(Sealed Forest)というところにいるらしいです。

エーデルガルトがソロンの居場所を探り出してきてくれました
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月

よりにもよって彼女がソロンの居場所を突き止めたと言い出すとは……若干怪しい感じがしますけど、信じてるよ、エーデルガルト

早速討伐に行くと言う主人公と彼女を止めるレア&セテス。明らかにレア側の方が正論言ってるんですが、案の定主人公パワーで押し切られてしまいましたね。

早速討伐に行くと言う主人公と彼女を止めるレア&セテス
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月

てか、ぶっちゃけ会話の内容よりもレアの右斜め後ろにいる人の服装が気になって仕方ありませんでした。何あれ、山伏? どうやらソードマスター(Swordmaster)になったときにああいう服装になるようです(笠は被るキャラと被らないキャラがいるみたいですね)。しかし、中世ヨーロッパ風の世界観にいきなり和風ファンタジーの要素が入り込んできたから違和感半端なかったですよ。ファイアーエムブレムシリーズの伝統的な衣装のひとつなのかな?


封印の森にはモニカ改めクローニャ(Kronya)がいました。

モニカ改めクローニャ(Kronya)
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月

ほーん、なんか怪しげな遺跡の上に立ってるなあ、こりゃあれか、か? と思ったら案の定、クローニャを追い詰めたところにソロンが出現し、「長くこの世にはびこったゴミどもを一掃するため、そなたは犠牲になるのだ」とか言いながらクローニャと主人公を別世界へ飛ばしてしまいました。

「長くこの世にはびこったゴミどもを一掃するため、そなたは犠牲になるのだ」
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月

主人公よ、見え透いた罠に引っかかるなよ……まあ、頭に血が上って冷静に考えられてなかったんでしょうけど。

この「ゴミ」ってのは恐らく人間たちのことなのでしょうね。もしかして、彼らは人間以前にこの世界に住んでいた種族で、ネメシスが創造主の剣で退治したという「悪い神々」とは彼らのことなのでしょうか? 彼らは実際には何も悪いことはしていなかったのに、ただ利害が対立するというだけで迫害され、同族の多くを殺されたことをずっと恨みに思っていたとか、そんな感じだったりして。

おお、なんかジルオールっぽくなってきたじゃん。悪など存在しない、ただ互いの正義が対立しているだけ、みたいな話になるのかもしれない、これから。うおおお、俄然燃えてきたぞ!



さよなら、ソシス

別世界に飛ばされた主人公は、心の中のいつもの空間でソシスと会話します。

セイロス教の女神の名前を知ってからなんとなく予想していた通り、ソシスはフォドラを見守るセイロス教の女神その人でした。彼女がなぜ主人公の心に宿り、士官学校の生徒たちと出会ったあの日に初めて夢の中で語り掛けてきたのかは分かりません。たぶん全部レアのせいでしょう。

ここから脱出するにはソシスが神としての力を使い、主人公と彼女が完全にひとつになるしかないらしいです。彼女はこの世から消えるわけではありませんが、主人公に話しかけることはもはや不可能になる、と。

「長くこの世にはびこったゴミどもを一掃するため、そなたは犠牲になるのだ」
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月

それすなわち、このかわいらしいエルフの幼女とはもう会話できなくなってしまうということです。主人公にとって彼女は父ジェラルトの次に、いえ、もしかしたらジェラルトよりも近しい存在です。そんな彼女までいなくなってしまったら、主人公にもたらされる悲しみは計り知れません。

しかし、ソシスと融合しなければ主人公は永遠にこのなんだかよく分からない別世界に留まり続けなければなりません。もはや、道はそれしか残されていないのです。元の世界に戻ってジェラルトの仇を討つため、また、かわいい生徒たちをソロンの魔の手から救うために――

髪の毛と目の色おかしくね?
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月

さあ進め、主人公! ってあれ、髪の毛と目の色おかしくね? なんかレアみたいだよ?


ソロンを倒した後、エーデルガルトから「わたしたちが敵味方に分かれて争い始めたら、先生はどちらにつく?」とめちゃくちゃ重要そうなことを聞かれたにもかかわらず、主人公はその場にバタンキューしてしまいました。

主人公はその場にバタンキューしてしまいました
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月

何気にエーデルガルトに修道院まで運んでもらうという胸キュンイベントが発生したようです。スチルがないのが残念でなりません。



レア様の膝枕イベント

次に主人公が目覚めると、レアに膝枕されていました。

レア様の膝枕イベント
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月

溢れんばかりの百合百合しさ。ここが私の天国か。

まあぶっちゃけレアは主人公の本当の母親か姉のどちらかだと思うので、百合というよりは家族愛かもしれませんが。「あなたはわたくしの……」ってなんで途中まで言いかけてやめるんですか、こないだから気になって仕方ありません。最後まで言ってくださいよ。




第1部第11章 知識の玉座

2月になりました。

第1部第十一章
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月

時の流れが早いなぁ、もう少しで主人公が修道院に来て1年経つんですね。


今月の主人公の任務は、聖墓(Holy Tomb)で儀式に参加することだそうです。

聖墓(Holy Tomb)で儀式に参加する
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月

この聖墓は、女神が眠る場所であり、レアやセイロスが女神の声を聴いた場所なんだとか。

いや、でも今ソシスは主人公と融合して何も喋れなくなってるはずですよ。主人公はレアに何も説明してないんですかね? 全く、これだから無個性系主人公は困るよ。


う~ん、それにしても……

すごい人外感ある
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月

すごい人外感あるわ、この髪の毛と目の色。元々着てる服とあまり色調が合ってない気がする。そろそろ衣替えした方がいいと思いますよ、お姉さん。



エーデルガルト即位とハゲ茶瓶のおっさん

さて、修道院を探索していたら愛しのエーデルガルトにアドレステア帝国までついてきてほしいと言われました。

「この選択で物語は大きく変化します」というメッセージ
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月

突然出現する「この選択で物語は大きく変化します」というメッセージ。もちろんホイホイついていきましたとも。

エーデルガルト、皇帝になっちゃった
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月

エーデルガルト、皇帝になっちゃったよ。あれ、士官学校を卒業してから帝位を継ぐんじゃなかったっけ? まあ早いに越したことはない……のか?


継承の儀が終了したところにハゲ茶瓶のおっさんがやってきました。

ハゲ茶瓶のおっさんがやってきました
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月

帝国の首相だそうです。あっ、こいつがエーデルガルトの兄弟姉妹を幽閉して紋章を植え付けようとした張本人であり、フェルディナントの父親ですね。えぇ~、全然かっこよくないし渋くもない、ハゲてる上に醜く肥え太ってるじゃん、んでたぶん性格も悪いでしょ、がっかり。フェルディナントは色々とお母さん似だといいね。



ガルグ=マク修道院の立地について

今月の修道院内探索で気になったのはマヌエラ(Manuela)の台詞です。

ちょうど真ん中にある
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月

「帝国と神聖王国と同盟ができるずっと前に創建されたにも関わらず、それらのちょうど真ん中にあるなんてよくできてるよね」だそうです。い、言われてみれば確かに……まるで最初から3つの国ができるのが分かってたみたいな……やっぱりセイロス教は黒い、黒いぞ。



決別

月末になりました。主人公はレアと黒鷲の学級の面々とともに聖墓にやってきました。

ちょうど真ん中にある
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月

かつてソシスが座っていたという椅子、主人公の夢の中で実際に彼女が座っていたのとそっくり同じものが聖墓に置かれていました。座ってみろと言われたので座ってみましたが、何も起きません。当たり前ですよね、ソシスはもう主人公と融合しちゃってるんですから。何か良からぬことを考えていたに違いないレアががっかりしています、ああよかった

と、思ったそのとき。


主人公たちはアドレステア帝国の兵士に囲まれました

アドレステア帝国の兵士に囲まれていました
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月

彼らの傍らには、エーデルガルトヒューベルトが……

彼らの傍らには、エーデルガルトとヒューベルトが……
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月

エーデルガルトは言いました。

わたしこそが炎帝だ
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月

わたしこそが炎帝」と。


な、な、な、なんだって~~~!!!???


う、嘘でしょ……私のエーデルガルトが炎帝……!? ジェラルトを殺したモニカ(クローニャ)と、罪もない人々をゾンビに変えたソロンに協力していた炎帝が、エーデルガルトだったの……!?

いや、考えてみれば、彼女が炎帝(Flame Emperor)である証拠は数限りなく挙げることができます。

彼女はかつてアドレステア帝国の次期皇帝(Emperor)であり、今や現皇帝となった。

彼女はその身にの紋章(Crest of Flame)を宿している。

彼女はヒューベルトとともに何かを企んでいた。

彼女は主人公たちが修道院の地下で死神騎士と戦っているとき、助けを呼びに行くと言っていなくなった。

彼女の周りにはいつもモニカがへばりついていた。

炎帝はレマイア村の悲劇の直後、主人公とジェラルトの前に姿を現し、自分の立場を弁明した。エーデルガルトが最も信頼し、そばにいてほしいと願った主人公に対して――。

そうです。むしろ、炎帝は彼女でしかありえないのです。私はエーデルガルトのあまりの尊さに目がくらみ、いくつもの証拠を見逃していました。彼女が教会に反旗を翻すのは士官学校を卒業してからだろうなんてのんきなことを考えていました。とんでもない、彼女の計画は士官学校に入学する前から始まっていたのです。そしてその計画に主人公は初めから組み込まれ、ジェラルトが死ぬこともたぶん最初から決まっていた……。


レアが恐ろしい声色で主人公に命令します。

わたしこそが炎帝だ
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月

この冒涜者たちを一人残らず叩きのめせ、と。

エーデルガルトは主人公と同級生たちに言います。「許して、先生。これがわたしの選んだ道なの。みんな、下がって。わたしはあなたたちと戦うつもりはない!」


こうして、悪夢のような戦闘が始まりました。

ステージ的には難しくありませんでしたが、精神的ダメージが半端なかったです。だって、私のエーデルガルトが敵に回ってしまったんですよ……ヒューベルトもダークビショップ(Dark Bishop)にしようと思って張り切って育ててたのに……!


聖墓の中で立っている敵がエーデルガルトただ一人となったとき、私の前に再びあのメッセージ画面が立ち塞がりました。

私の前に再びあのメッセージ画面が立ち塞がります
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月

最悪の二択でした。主人公がエーデルガルトを殺すべきか、それとも守るべきかと無慈悲にも問いかけてきました。

私は、尊いエーデルガルトのためなら全てを捨ててもいいと思っていました。実際にそういう場面になったら、主人公=私は迷いなく彼女の傍らに立つことを選択できるだろうと。

しかし実際には、私は無様に迷ってしまいました

エーデルガルトが何を目指しているか、私は知っていますし、その目標には共感しています。そのためには誰かの大切なものを奪わなければならないことも、それに対して彼女が罪の意識を覚えないわけがないことも、そんな彼女を支える役目はヒューベルト一人では到底手に余ることも、よく理解しています。私の心には彼女の縋るような眼差しが、主人公に対するひたむきな信頼を露わにしたあの眼差しが刻み込まれています。

ところが、同時に、主人公にはエーデルガルト以外にも大切に思っている人たちがいます。今、主人公の後ろで立ち尽くしている黒鷲の学級の他の生徒たちと修道院のみんなです(レアは怖いので守りたくないですけど)。彼らはエーデルガルトの側にはつかないでしょう。主人公は彼らと対峙したとき、迷いなく斬り伏せることができるのでしょうか? しかも、炎帝=エーデルガルトはジェラルトの死に関与しています。いくら彼女のことが好きといっても、ただ一人の肉親を殺された恨みを飲み込んで戦えるでしょうか?

悩み抜いた末に私は、エーデルガルトを殺すことを選択しました。


幸いなことに、主人公の剣がその場でエーデルガルトを貫くことはありませんでした。

彼女は部下たちとともに聖墓から脱出しました。レアの呪詛のような言葉が私の耳に残りました。

レアの呪詛のような言葉
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月

「聖墓を冒した罪が赦されることは決してない。例えお前が永遠の炎に焼かれ、女神の創りたもうた大地にその血を一滴残らず撒き散らそうとも!」

私は早くも教会の側についたことを後悔し始めました。主人公はレアのために教会に残ったわけではありません。ですが、教会に味方する以上は、教会の頂点に立つ彼女に従わなければなりません。こんな過激な狂信者のような人がトップで教会は大丈夫なのでしょうか? 私は主人公を、レアの意に沿わない者を容赦なく嬲り殺す冷徹な殺戮者にしたくはありません。



アドレステア帝国の宣戦布告

アドレステア帝国皇帝エーデルガルト=フォン=フレスベルグは、セイロス教会に対し、帝国が戦争を仕掛けることを宣言しました。

レアの呪詛のような言葉
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月

教会は帝国から神聖王国を、神聖王国から同盟を派生させ、三者に相争わせ牽制し合わせることで、セイロス教会以上の強力な支配者がフォドラに出現しないよう仕向けた。そして、今は哀れな信奉者たちから富を巻き上げ、奢侈にふけっている。そのように醜く腐敗した組織には、フォドラに真の平和はもたらせない。今こそこの腐りきった旧体制を破壊し、新しい時代に向けて歩み出すべきだ。

と、彼女の兵士激励(?)の演説はだいたいこのような内容でした。なるほど、教会がフォドラ大陸の民衆の分断を図っていた説は非常に説得力があります。もうどう見ても真っ黒ですもんね、セイロス教会。

ただ、エーデルガルトの紋章に関する信念はどこに行ってしまったのか、とも思いました。紋章の有無が誰かの運命を左右する、そんなバカげた風潮もセイロス教会が作り出したものなのでしょうか。それとも、表向きは教会を相手取りながら、裏でそれに乗じて紋章偏重派を潰していくのが真の目的なのでしょうか。




第1部第12章 戦争が始まる

3月です。

第1部第12章
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月

本来なら卒業式やら何やらでバタバタ過ごしていたのでしょうが、もはやそれどころではありません。戦争の足音がフォドラ大陸全体を覆いつつあります。



主人公は創造神

レアはひとしきり「アドレステア帝国許せないわ~」みたいなことをペラペラ喋った後で、こう言いました。

わたくしの聖なる役目をあなたが継いでくれると信じています
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月

「もし帝国が攻めてきたらわたくしは前線に立って戦わなければなりません。わたくしに何かが起こったら、そのときは……わたくしの聖なる役目をあなたが継いでくれると信じています」

彼女はさらに、自分はこれまで主人公の代理として務めを果たしてきただけの存在であること、主人公だけが真にフォドラの人々を率いる力を持っていることを教えてくれました。

そして主人公が去った後で、主人公が創造神(progenitor god)であること(より正確には、主人公という器が創造神と融合することで創造神に「なる」こと)、創造神にもう一度この世界を統べてもらいたいことをセテスに吐露しました。


いやいや、ちょっと待てや。なんだ、このいつにもましてファンタスティックな展開は。てか、レアの思考回路が怖すぎる。創造神なんてのは一度退場したらもうそのままでいるべきじゃない? やっぱりこの人、相当な狂信者やで。

どうやら、主人公=私は大切な人たちを守るために形式的には教会の側についていますが、考え方はエーデルガルト側に近い、というねじれた状態に自らを置いてしまったみたいです。やれやれ、これからどうなることやら。



激変する情勢と最後の編入

エーデルガルトが教会に反旗を翻して以降、黒鷲の学級の生徒の家族を取り巻く状況は劇的に変化したようです。フェルディナントやリンハルトが語ってくれました。

わたくしの聖なる役目をあなたが継いでくれると信じています
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月

エーデルガルトを支持する者、反抗して自宅で軟禁される者、官位と領地を剥奪されてしまう者……いやあ、実にエキサイティングですな。


そういえば、今更になって編入生が1人増えました。

今更になって編入生が1人増えました
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月

ローレンツ(Lorenz)君です。髪型が芸術的な気位の高いお坊ちゃまです。なお、ラファエルとイグナーツのサイドクエストをクリアして親がマジでクズらしいと知りました。

それにしても、なぜ編入生が全員男なんですかねぇ(血の涙)。これで4人目だぞ、いい加減にしろよ。何度も言うが私はイケメンに興味はない、百合とおじさんが好きなんだよ。



レアが一番ガルグ=マクを破壊している件

そんなこんなで、ガルグ=マクに帝国軍が攻めてきてしまいました。状況は絶望的とのことです。


戦闘で帝国軍の主要なメンツを一通り退却させたものの、彼らの勢いは留まるところを知りません。

ついにレアが「レッド・キャニオンのような悲劇はもう二度と起こさせない……!」と言ってドラゴンに変身して帝国軍に立ち向かっていきました。

レアがドラゴンに変身
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月

う~ん、また唐突なファンタジー どうしてレアがいきなりドラゴンに変身するの? 彼女はいったいなんの能力者なの? ねえ、誰か教えてよ??

しかもレア様、なんかガルグ=マクの街に向かってビームを発射し始めました

レアがドラゴンに変身
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月

おいおい、悲劇を起こしてるのはもはや帝国軍じゃなくてあんただよ!!

そんな叫びも虚しく、主人公は混戦の最中、谷底へ真っ逆さまに転落してしまいました。


そして、主人公もレアも不在のまま、フォドラ大陸は戦乱の渦に飲み込まれていくことになりました。








これにてプレイ日記その3は終了です。最後までお読みくださりありがとうございました。

次の話はこちらの記事に書きました。







※この文章は、赤城みみる(Twitter ID i14wander、はてなブログID i14wander)により執筆され、赤城みみるの所有するブログ「星を匿す雲」(http://cqs4live.hateblo.jp/)(http://cqs4live.hateblo.jp/archive)に掲載されているものです。著作権法32条で定められた要件を満たさず行われる転載は、著作権法21条に違反します。




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