【プレイ日記】ツッコミまくりのFE風花雪月初見プレイ その1:序章~第1部第4章
皆様こんにちは。赤城です。
Nintendo Switchの『ファイアーエムブレム 風花雪月』(Fire Emblem: Three Houses)のプレイ日記その1をお送りします。
筆者紹介
筆者はこんな人間です。- ファイアーエムブレムの過去作は1時間くらいしかプレイしたことない
- ていうかSRPGはサモンナイトくらいしかまともにプレイしたことない
- 公式サイトほとんど読んでない
- ネタバレは一切見てない見たくない
- イケメン? そんなことよりイケオジと百合はどこだ?
- ゲームは何かとツッコミを入れながらヘラヘラ楽しむタイプ
- 説明書やチュートリアルをきちんと読まないタイプ
以上、よろしくお願いします。もっと詳しく知りたい方は私のゲーム履歴書でもご覧ください。
購入した理由
そんなわけでファイアーエムブレムのファンでもSRPGプレイヤーでもない私がなぜ風花雪月を購入したかご説明します。- 友人の友人のゲームマニアさんが面白いと言っていた、と友人から聞いたから
実は私は全く親しくないんですがいつか友達になりたいです。ストーカーっぽくてごめんなさい。
- このブログのジルオールの記事のアクセス数が妙に伸びていたので原因を調べたところ、風花雪月の開発協力がコエテクで、ジルオールの育成システムを真似ていると知ったから。ソースはこれ
ジルオールは歴史に翻弄される面白さを体験できる稀有なゲームです。ご存じない方はぜひプレイしてみてください。動作の関係でPS Vitaダウンロード版がオススメ。レビュー記事も書いてるんでよかったらご覧ください。
- 百合エンドがあると小耳に挟んだから
百合は人類の宝だハァハァ。
- 英語でプレイできるから
母国語は日本語ですし英語力もさほど高くありませんが、諸事情あってゲームはなるべく英語でプレイしてます。Switchは言語選択できるゲームが多くて嬉しいです。
序章
では、ここからストーリーに沿ってざっくり感想を書いていきます。基本、気になったことしか書きません。ご了承ください。古の戦いとエルフの幼女
開始早々謎のムービーが始まった件。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
緑の髪の女の人とおじいさんが決闘(?)した結果、女の人が勝ちました。ゲームでメインになる時代の過去的なアレだろうか?
案の定、時空を跳躍してるっぽい描写が入り、気づくと目の前にエルフの幼女がいました。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
名前とか誕生日とか聞いてきて、あんたとあたし、誕生日一緒じゃん! とか言ってくる。これは誕生日イベントがありそうな予感。
主人公は性別ではなくて"form"(見た目)を選ぶのが印象的でした。ちょっとポケモンみたいだなと思いました。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
しかし結局その後のステータス画面では男性/女性表記になってた謎。う~ん、ジェンダー的な何かに配慮してるのかそうじゃないのかはっきりしていただきたい。
初戦闘とメインキャラ登場
イケオジに起こされて目が覚めました。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
どうやら主人公はこのおじさん、ジェラルト(Jeralt)と一緒に傭兵をやっているようです。うんうん、手堅い設定で好感が持てます。剣を握ったこともない一般人がいきなり窮地に立たされて特殊能力が覚醒する、みたいな話は見飽きましたからね。
それにしても、最序盤からイケオジがお仲間とは幸先がいいですな。これは期待できそうです。よし、1周目はこのイケオジを攻略しよう。そう思っていた時期が私にもありました。
外に出たら、いけ好かないイケメン2名とかわいい女の子に声を掛けられました。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
二次元でも三次元でも基本的にイケメンは敵スタンスで生きてます。よろしくお願いします。
彼ら3人はならず者に追われてるらしいです。イケメン2名はどうなろうと知ったこっちゃないですが助けてあげることになりました。初戦闘開始です。ちなみにこれ以降戦闘画面のスクショは一切出てきません。私は変わった戦術を使うわけでもなくただゴリ押しするだけなので、詳しく書いても特に面白くないかなと思いまして。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
同じSRPGと言えど、サモンナイトとはだいぶシステムが違いますね。特に、高低差とユニットの向きがダメージに全く影響しないのには驚きました。あと槍の攻撃範囲が斧と同じって、槍使う意味なくない?
それと、女性主人公がすぐ死にそうな服を着ているのも気になりました。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
なぜ二次元の女性戦闘員は胸とお腹と太ももを露出させがちなのか。露出している部分を狙われたら普通に死ぬでしょ、これ。その点は全く手堅くなくて残念です。この突飛な服装も何かの伏線だったり、するといいですね!!
初戦闘の終了後、途中で加勢したおっさん、アロイス(Alois)がジェラルトに話しかけてきます。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
どうやらジェラルトの昔の知り合いだったらしく、ジェラルトにガルグ=マク修道院(Garreg Mach Monastery)とかいう彼らの拠点があると思しき場所に戻ってこいとのたまいます。
いやいや、傭兵の仕事があるから無理でしょ。と思ったのですが、ジェラルトは「どうやら選択肢はないようだな」みたいなことを言って修道院行きを承諾してしまいました。
え、えぇ~!? そんなあっさり!? アロイスは脅してる風でもなく、普通に昔の知り合いと再会できて嬉しい、ちょっと一杯飲みに行こうぜ的なノリで勧誘しただけだったじゃん。普通に次の仕事あるからと伝えて断ればいいのに。なんだろう、このアロイスとかいうおっさんが実はジェラルドを狂信的に慕うメンヘラで、従わないと態度が豹変するとかそういう感じなのかな。
個人的には、ここはもっと抜き差しならない事情を作って、なし崩し的に修道院に戻らせてほしかったところです。
さて、そしてこのタイミングで衝撃の事実が判明します。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
主人公はジェラルトの子供なんですって。
アイエエエエエ!! オトーサン!? オトーサンナンデ!?
そ、それじゃあ恋愛エンドはないってことかよぉ……実の親子じゃなければいいかなと考えたりもしたけれど育ての親って時点で恋愛は倫理的に無理ゲーだよぉ……(号泣)。
私のイケオジ攻略計画は早くも破綻しました。人生って残酷だよな。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
にしても、今助けたこの子たち、同じ学校の生徒っぽいのに互いをめっちゃなじり合ってるんだが大丈夫なのだろうか。喧嘩するほど仲がいいってやつか? と思ったら何か出身地が違うらしい。ははあ、なるほど。こりゃあそのうち敵同士になる展開が待っていそうですな。
第1部第1章 3つの学級
はい、ということで第1部に入りました。ネタバレに出くわすのが怖くて各章のタイトルの日本語訳を調べることさえしない今日この頃です。英語の章タイトルはこんな感じになっています。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
読み上げる音声が昔話の朗読CDみたいな調子だった上に、宗教説話的な何かがいきなり挿入されてビビりました。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
セイロス教(teachings of Seiros)の教典の引用的なアレでしょうか? 正直こういう紹介の仕方をされるとめちゃくちゃ胡散臭いです。絶対そのうちセイロス教の真実とか暴露されるパターンやで、これ。
なんで、私が先生に!?
若者たちとペラペラお喋りしているうちにガルグ=マク修道院に到着し、
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
セイロス教の大司教レア(Rhea)とその補佐であるセテス(Seteth)に出迎えられました。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
このレアっていう人、綺麗だけど信用ならない感じがぷんぷんしますねえ。セテスはいかにも腹に一物ある顔してますし。この記事を書く際にセテスの日本語版のCVが子安武人さんと知って疑惑は一層深まりました。
主人公はレアからこの修道院に附属している士官学校の先生になってほしいと頼まれました。いや、ちょっと待て。いくらかつての騎士団長の子供だからって、ぽっと出の傭兵を先生に任命ってどうなんだ。話がとんとん拍子に進み過ぎでは? てかなんでジェラルトを先生にしないの??
そんな私の疑問をよそに、主人公は同僚にあたる先生たちと対面し、士官学校の3つの学級についての説明を受けました。
黒鷲の学級(Black Eagle House)はアドラステア帝国(Adrestian Empire)のエーデルガルト(Edelgard)が級長を務めている。エーデルガルトは帝国の次期皇帝である。
青獅子の学級(Blue Lions House)はファーガス神聖王国(Holy Kingdom of Faerghus)のディミトリ(Dimitri)が級長を務める。ディミトリは王国の次期国王である。
金鹿の学級(Golden Deer House)はレスター貴族同盟(Leicester Alliance)のクロード(Claude)が級長を務める。クロードは同盟盟主の息子である。
……って、全員貴族やんけ。てか全員めっちゃ重要人物やんけ。主人公、ホントにそんな子たちの先生になっていいのか?
そんなのは学園物のお約束です的な雰囲気のまま流されてしまうかと思ったんですが、セテスがレアにちゃんとツッコミを入れてくれたので安心しました。あんな素性の分からない者に伝統ある士官学校で教鞭を執らせるなど云々と。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
だよね! やっぱりおかしいと思うよね!? よかった~同じ意見の人がいて。なんか物騒な話してて不穏だけど、あんたはとりあえず私(プレイヤー)の心の友だよ、セテス。
修道院散策
その後、主人公は修道院を散策することになりました。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
最近FPSにできるゲーム(スカイリムとかモロウウィンドとかつまりはTESシリーズ)ばかりやっているので視点が切り替わらないのがちょっと残念でした。中央に常に主人公の体が見えるって落ち着かなくない? あと、ジャンプとか攻撃とかできないのもイライラしました(当たり前)。
それと、ほとんどのモブがただのオブジェになってるのも悲しかったです。決まりきった台詞でいいから話しかけたら何か言ってほしい。
各学級の生徒とも話しました。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
女の子は全員もれなく可愛いです。百合エンドがあるのはどの子かなハァハァハァ。
男で見た目が好みなのはドゥドゥー(Dedue)くらいですかね。あの肌の色と逞しい骨格は魅力的です。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
ちなみに私が一番苦手なキャラのタイプはチャラ男です。乙女ゲーだと必ず1人は登場しますけどなんなんでしょうね、あれ。風花雪月にももれなくシルヴァン(Sylvain)とかいうチャラ男が登場します。こいつとはなるべく関わらないようにしたい(フラグ)。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
各学級のリーダー、エーデルガルト、ディミトリ、クロードから話を聞いたところ、学級に所属している生徒は大臣の跡継ぎや公爵家の跡継ぎなどの重要な人物ばかりのようでした。再三言わせてもらうけどさ、主人公が先生で本当に大丈夫なのか、これ。
黒鷲の学級、キミたちに決めた!
翌日、主人公は自分の担当する学級を選択することになりました。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
私は黒鷲の学級を選びました。
なぜかって? エーデルガルトが可愛いからに決まってるじゃないか!!
真面目な話をすると、黒鷲の学級は魔術を使う生徒が多いと説明されたからです。私は魔術師プレイを好む人間なのです。肝心の主人公が脳筋っぽいのが気になるところではあるけど、まあ頑張りたいと思います。
ここでセテスの妹、フレン(Flayn)が登場しました。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
髪の毛が緑色のキャラが妙に多いですね。オープニングの決闘してた女の人、ソティス、レア、セテス……フレンで5人目ですよ。これは何か裏があるに違いありません。真相が暴かれる日が楽しみです。
こうして晴れて黒鷲の学級の先生になった主人公は、生徒たちに挨拶をしに行きました。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
帝国の偉い人の跡継ぎがほとんどだと聞いたので、統制の取れた学級かと思いきやそんなことはなかったぜ。話の途中で寝始めるお坊ちゃま(リンハルト Linhardt)や引きこもりの人間不信のお嬢様(ベルナデッタ Bernadetta)やプライドの高いお坊ちゃま(フェルディナント Ferdinand)がいてカオスでした。彼らが将来の帝国を担ってるって……なんだか先が思いやられるなあ。
紋章の謎
翌日(?)、主人公は同僚の1人ハンネマン(Hanneman)から「紋章(Crest)」について教えてもらいました。簡単に言うと、紋章を持つ者はなんらかの能力に優れているそうです。紋章は血筋に沿って発現することが多いが、全く関係なく顕れることもあるらしいです。
試しに主人公の紋章を見てもらったら、なんかすごく珍しいやつだったらしく、ハンネマンはひどく興奮していました。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
そんなこと言われても、今のところはよく分からんですな。このゲームのタイトルのファイアーエムブレムは「炎の紋章」って意味ですから、きっと今後この紋章とやらが話に深く関わってくるのでしょう。
ちなみに英語だとエムブレム(Emblem)じゃなくてクレスト(Crest)呼ばわりされててゲームのタイトルと一致していません。それも何か意味があるんでしょうか。
第1部第2章 見覚えのある景色
第一章の終わりに行われた模擬試合に関しては特に何もコメントはありませんので、第二章に移ります。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
英語のタイトルはこんな感じです。
第1部は英語だと"White Clouds"という副題がついてます。直訳は「白い雲」。副題にするくらいだから、ちゃんとしたイディオムかと思いきやそうではなさそうです。じゃあ俗語的な使い方だろうかと思って調べた結果、めちゃくちゃ意訳して「幸運を呼ぶ人々」かもしれないという結論に至りました。翻訳者の意図と合ってるか分かりませんが。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
今月は、先月駆逐し損ねた野盗を退治するのが私たちのミッションのようです。オッケー頑張る。
圧倒的ペルソナ+ガンパレ感
まあそれはさておき、ここからいよいよ修道院での生活が始まりました。なんかペルソナ+ガンパレ感があって、どちらも好きな自分としては大いに興奮しました。週末に生徒とお話したり色んな活動に参加したりして絆を深めるとか、
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
絆を深めると特別な会話が発生するとか、
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
戦闘で他キャラからサポートが入ったときのカットインとか
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
に、いちいちペルソナ(3以降)っぽさを感じました。なお私はペルソナ5をまだプレイしておりませんのでネタバレ爆撃はしないでくださいねお願いします。
ちなみに初めて絆を深めたコミュ生徒は、上にもスクショを貼りましたけどドロテア(Dorothea)でした。自分に若さという武器があるうちにいい男を捕まえておきたいなどと微妙にリアルなことを言うところもペルソナっぽい。百合フラグを立てるために「わたしが養ってあげる」って言っときました。
生徒同士の絆が深まったときの会話も良いですね。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
これ、全員分考えるのすさまじく大変だっただろうなあ。うん、モブがただのオブジェになってるのも仕方ないよ。
一方、定期的に資金供給されたり、授業中の風景がダイジェストで流れたり、自分のクラスの生徒がどの技能を伸ばすか指示するけどちゃんと伸びるかは運次第だったりするところはなんとなくガンパレ(の司令官プレイ)っぽいです。ガンパレよりは生徒がだいぶお利口さんですが。ガンパレは基本、生徒が司令官の言うことを全く聞いてくれませんからねえ。
レッド・キャニオンの謎
そんなこんなで月末になり、レッド・キャニオン(Red Canyon)で野盗を倒しました。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
ソシスはこの場所になぜか見覚えがあると言います。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
黒鷲の学級の級長であるエーデルガルトによると、レッド・キャニオンの遺跡の建築様式はフォドラ(Fodlan)大陸のいかなる時代のいかなる文化のそれとも合致せず、またレッド・キャニオンの文明は、アドラステア帝国よりもはるかに古い時代に栄えていたそうです。その文明を作ったのは人間でさえないかもしれないとのこと。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
さらに、レアによれば、レッド・キャニオンはかつてセイロス教の女神が降り立った地なのだそうです。
う~ん、人間の時代の前にエルフの時代があったけど、魔法の使い過ぎか何かで滅びて、エルフが神格化された的な感じ?(適当) ま、ここらへんはおいおい詳らかにされることでしょう。
第1部第3章 霧中の反乱
早いもので6月になりました。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
今月の我が学級の目標は反乱の後始末だそうです。いきなりめちゃくちゃハードル高いな!? いや、野盗退治も生徒に任せることとしては相当アレだったけれども。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
レアによると、「神聖王国のロナート卿(Lord Lonato)が反乱を起こした。反乱自体はセイロス騎士団によって鎮圧されるだろうが、その後始末をしろ」だそうです。そんなこと言っておいて絶対ロナート卿本人と戦うやつだよ、これ。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
しかも「教会に逆らうことがいかに愚かか、生徒たちに示すいい機会にもなります」みたいなことをさらっと言ってる。怖い。なんでそんなこと笑顔で言えるの。もうどこかの時点で主人公が教会と決別するフラグがビンビンだぜ。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
なお、青獅子のアッシュ(Ashe)君はロナート卿と関係が深いらしく、「彼が殺されたら僕はいったいどうすれば……」みたいなことを言っていました。仲間の中に敵と親しい者がいるみたいな葛藤をどんどん絡めてくる話なんだなあ、大好きだぜどんどんやってくれと思いました。
この記事を書くときに公式サイトを見てようやく知ったんですけど、彼はロナート卿の養子だったんですね大変申し訳ありませんでした。
生徒の数が多すぎて自分のところの生徒の設定を覚えるので精いっぱいなんです。だから、例えば学園内の落とし物を落とし主に届けるとか誰かが喜びそうなプレゼントをあげるとかも自分のところの生徒分しか満足に達成できません。
この調子だと、全学級をプレイしないとこのゲームの本当の面白さは分からないかもしれませんね。いや、現段階でも十分面白いんですけれども。社会人プレイヤーはこういうときつらいなあ。
ベルナデッタかわいい
今月の主人公は引きこもりのベルナデッタ、無気力人間リンハルトあたりと仲良くなりました。ベルナデッタかわいいよベルナデッタ。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
何かあるとワーッてパニクって逃げちゃうところがかわいいですよね。本人にしてみたらたまったもんじゃないんでしょうけど。
深まる生徒同士の絆、孤立する主人公
主人公と生徒の関係性構築がスローペースな一方、生徒同士は続々と絆を深めていました。このゲームって学園生活パートと戦闘パートの両方で好感度稼ぎすることが前提になってると思うんですけど、主人公はなまじ強いものだから戦闘パートで囮になるために単独行動ばかり取っていて、生徒たちと隣り合わせて協力(?)させて好感度を上げるということがあまりできてないんです。だから生徒同士の絆ばかり上がる。しくしく。
印象に残ったのはリンハルトとドロテアの絆Cの会話でした。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
「プライドなんて無意味で、政治において悪い影響しかもたらさない」と言うリンハルトに対してドロテアの返した答えは、「自分の地位にふさわしいプライドを持たないと下の者たちを率いることができない」。なるほどなぁ~。プライドがないとすぐへこたれて逃げちゃうもんなあ。
あと、カスパル(Caspar)が背丈のわりに意外と大人びていたのに驚きました。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
黒鷲の学級の中でも一、二を争うコミュ力の高さを持っていると思います。将来が楽しみですね。
カスパルは次男で家督を継ぐという道を用意されていないため、自分の将来について自分できちんと考えざるを得ない。すると、他の生徒よりも確たる自己を持つことができ、余裕が生まれる。ゆえに、周りをよく観察し、他者と適切にコミュニケーションを取ることができるのではないかと。ドロテアにも同じことが言えますね。
ま、エーデルガルトと役割被ってて(斧要員)あまりレベル上げできてないけど。
エーデルガルトの意味深な台詞
さて、そんなこんなでロナート卿の反乱を鎮圧した主人公は、エーデルガルトからとても意味深な台詞を聞かされます。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
「もしわたしたちの敵が神々そのものであろうと、決して目的を見失ってはならないのよ」
う~ん、やはりセイロス教に対する反乱フラグが着々と構築されている気がします。
第1部第4章 女神再臨祭
7月は女神再臨祭の月。日本語でなんと言うか存じ上げませんが、ネタバレに出くわしたくないのであえて調べることはせず、私のヘッポコ和訳でお送りします。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
女神再臨祭に乗じてレアを暗殺する計画がある、とレナートの懐から出てきた封書から判明したが、それは真の目的のカモフラージュに過ぎない、と級長のエーデルガルトは推測しています。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
うわー、そうなのか。普通に額面通りに受け取ってたよ、私。敵の思うツボだね。絶対政治とか向いてないね。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
新たな登場人物、シャミア(Shamir)とツィリル(Cyril)を紹介されました。ちょうどよかった、しばらく前から学園生活パートにしれっと登場してて誰だこいつらと思ってたところでした。ショタは守備範囲外だけどクールなお姉様は大好きです。
エーデルガルトとヒューベルトの関係性
第四章で見た生徒同士の絆イベントで気になったのは、ドロテア+ヒューベルト(Hubert)とヒューベルト+エーデルガルトでした。ドロテアは恋愛体質なので、エーデルガルトの腹心のヒューベルトがエーデルガルトを恋愛的な意味で好きなのだと決めつけたくて仕方ないみたいなんですが、
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
実際は全くそうじゃないところが良いですね。男女の主従関係においても恋愛を差し挟まない忠義は普通に存在しうるんです。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
ま、エーデルガルトとヒューベルトを攻略したい人のためにそういう設定にしたのかなとも邪推できますけど(笑)。
これに関連して、個人的にちょっと考えました。士官学校という閉ざされた空間でこれだけ濃密に関わり合っているのだから、生徒同士で恋愛が始まる可能性も十分にあるのではないかと。
そこらへんは主人公との恋愛エンドがある都合上なきものとして扱われるのかもしれませんけど、生徒同士の恋愛エンドがあったり、その恋愛エンドを主人公との恋愛エンドのために回避する(戦闘でなるべく協力させない、仲違いさせるようなイベントを起こす)みたいな要素があっても面白いかなと思います、私は。まあ、そこまでやるといったいなんのゲームか本当に分からなくなりますが。
主人公に振り向いてくれるのはチャラ男のみ
相変わらず単独行動が多いせいで生徒たちと全く仲良くなれない主人公もとい私ですが、他の学級で気になるキャラ第1位は褐色の肌の寡黙な男ドゥドゥー、第2位はラファエル(Raphael)です。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
「オレの動物的勘が告げてるんだ、敵はオレたちのご馳走を狙ってるに違いないってね」
ラファエルはこんな感じで毎回ゴキゲンなコメントをしてくれるので最高に癒されます。ぜひわが学級にと思って毎回勧誘しているのに、主人公の筋肉が足りないせいで一向に振り向いてもらえません。
ドゥドゥーも毎回しつこく一緒に料理して好感度を上げてるのに一向に絆アップの会話が出てきてくれません。ディミトリの配下だから青獅子の学級担任時しか攻略できないんじゃないか疑惑が浮上中です。おそらく黒鷲ではヒューベルト、金鹿ではヒルダ(Hilda)がそのポジション。悲しいなあ。ま、これからもしつこく一緒に料理しますけど。
で、そんな感じで私好みの男たちが(もちろん女の子たちも)全く振り向いてくれない一方で、あのチャラ男シルヴァンだけはさらっと編入されやがるんですよねえ。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
どうせあれでしょ、主人公が女の子だから無条件で編入するみたいな感じなんでしょ、きっと。そういう不純な動機で学級を変えるのは良くないと思います。あと普通にフェルディナントと役割(槍使い)が被るんだがどうすればいいの。
とりあえず、役割が被る者同士仲良くコーラスに参加してもらいました。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
フェルディナントの台詞、いちいち本当にウザいよな(褒め言葉)。
これはいったいなんのゲームなのか
このあたりでお茶会を開催できるようになったので、フレンやクロードをお茶に誘いました。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
お茶会が大成功すると、ご褒美にキャラを間近から観察できるタイムもついてくるんですって! うわぁ、すごい!!
……いったい何ゲーなんだこのゲームは。昔1時間くらいしかやったことないけど、ファイアーエムブレムってこういうゲームじゃなかったよね? 私はときメモや各種乙女ゲーで慣れてるから流せるけど、純粋なファイアーエムブレムファンの人はびっくりするんじゃないか、知らんけど。
主人公が伝説の剣の持ち主になった
女神再臨祭の日は、予想していた通り女神の大霊廟に侵入者が。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
どうして敵役というものは皆、中世のペスト医師みたいなマスクをつけたがるのか。私、これとよく似たのをこないだモロウウィンドで見たばかりです。
死神騎士(Death Knight)とかいうのも出てきたりしましたが、そいつは華麗にスルーしてザコ敵たちをやっつけた結果、主人公は伝説の剣、創造主の剣(Sword of the Creator)の所有者になりました。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
何もわざわざ殺さなくても……と思ったのは私だけでしょうか。敵の情報を聞き出すなり脅してスパイにするなり、色々と使い道があるだろうに。これはもしかしてあれか、主人公がプレイヤーの知らないところでなんやかんやしてて都合の悪い存在を消してるパターンか。
レアはこの襲撃で判明した西方教会(Western Church)の内通者を容赦なく処刑しました。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
「化け物め! 知っているぞ、お前らはこうして俺たちの同胞を大勢葬り去っているんだとな!!」
内通者の悲痛な叫びが耳に残りました。
う~ん、セイロス教会真っ黒説がますます濃厚になってきたぞ。いや、正確に言うと中央教会真っ黒説でしょうか。エーデルガルト曰く、セイロス教はいくつかの組織に分かれているらしいので。この修道院が中心になって形成しているのが中央教会、今回の襲撃者の出どころは西方教会のようです。教会組織が内部分裂を起こしてるってことですかね、ワクワクしますね。
主人公の正体とは?
ここで、久しぶりに謎の仮面の男が貴族のワルそうなおじさんとともに登場しました。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
序章とかで登場してたけど、特筆すべきことがなかったので今まで触れていませんでした。このシーンには英語でよく聞く「良いニュースと悪いニュースがある」って言い回しが出てきたもので、思わず椅子をガタっとさせてしまいました。
彼らの話によると、創造主の剣は本来「紋章石(Crest Stone)」がはめ込まれていなければ使えないそうです。おお、にわかに紋章がクローズアップされ始めたぞ。
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
例え「解放の英雄王(King of Liberation)」の血筋だとしてもそんなことは不可能だとのこと。これはもしかしてあれか、主人公は紋章石そのものというパターンか?
で、この「解放の英雄王」はどういう人物かというと、
(出典:ファイアーエムブレム 風花雪月)
1000年前に悪い神々からフォドラを守るためにセイロス教の女神から創造主の剣を授けられ、悪い神々を退けたが、のちに剣の強大な力に溺れて闇堕ちし、女神によって倒されたらしいです。その名もネメシス(Nemesis)。なんか聞いたことがあると思ったら、ギリシア神話の神罰の女神の名前と同じでした。
う~む、謎は深まるばかりです。謎の仮面の人物の目的も分からなければ、創造主の剣のなんたるかも分からないし、そんな危険な剣をどこの馬の骨とも知れない主人公なんかに託してしまうレアの真意も分からない。
分からないことだらけの状況で、主人公が剣を持つことに常識的に反対するセテスはやはり私の心の友だと思いました。
これにてプレイ日記その1は終了です。最後までお読みくださりありがとうございました。
次の話はこちらの記事に書きました。
※この文章は、赤城みみる(Twitter ID i14wander、はてなブログID i14wander)により執筆され、赤城みみるの所有するブログ「星を匿す雲」(http://cqs4live.hateblo.jp/)(http://cqs4live.hateblo.jp/archive)に掲載されているものです。著作権法32条で定められた要件を満たさず行われる転載は、著作権法21条に違反します。
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