星を匿す雲

主にTVゲーム、漫画、小説、史跡巡りの感想を書いているブログです。基本的に【ネタバレあり】ですのでご注意ください。

【プレイ日記】ジルオール インフィニット プラス2周目:これなんて乙女ゲー?

皆様こんにちは。赤城です。

コーエーPSP用ゲーム『Zill O'll infinite plus』(ジルオール インフィニット プラス)のダウンロード版をPS Vitaでプレイしています。

2周目(黄金色に耀く畑スタート)の感想を書きました。形式としてはプレイ日記に近いですが、思い出しながらなのでだいぶあやふやかつ色々すっ飛ばしてます。あとなんかめちゃくちゃ長くなってしまいました。ご容赦ください。




2周目:黄金色に耀く畑

女性主人公を一通りプレイしてみたいと思い、2周目はノーブルスタートにしました。んでせっかくなのでジルオール随一の高糖度を誇ると話題のレムオンを中心に攻略してみました。



この周回の当初の目標

  • チャカ、レムオン、エルファス(償いの旅へ)、エスト、シャロームのエンディングを見る。
  • ラドラス消滅を阻止する。

1周回でなるべく多くのエンディングを埋めるため、上記のように己の欲望に忠実なラインナップにしました。好みの男の子にはアタックかけたいし、シャリの鼻は明かしたいよね。

また、当然エンディングを目指すキャラの攻略情報はガン見でプレイ。ガン見しないとレムオンとかマジで無理だから。



キミも今日から貴族の一員

開幕早々反乱を起こしてる主人公。すでにイケメン度が高い。

チャカはいい奴。お姉ちゃんに殴られてINT下がっても笑って許してくれる。嫁をもらったら喜んで尻に敷かれるタイプ。

レムオンは1周目ではエストの兄で噛ませ犬と、ろくな印象がなかったけど、実は相当なやり手なのか。なるほど、このように周回によってキャラのイメージが変わりうるんだなー、面白い。


とりあえず主人公、チャカ、レムオンの3人にスキルポイントを割り振ってソウルを替えておきます。おお、2周目は楽だ。最初からアムドゥシアスとか余裕で宿せるぞ。今回も魔法型にしようっと。チャカとレムオンは戦士型にしたいからクロムハートな。


色々あってノーブル伯になってしまいました。領民から一気にレムオンの妹にランクアップ。えっ何この少女漫画。冒頭からこんな調子で大丈夫か? 乙女ゲー好きな人とかこの時点で息してないんじゃない?

ちなみに私はエスが弟になったことの方が嬉しかったです。端的に言うと顔が好み。あと、歴史好きなところにシンパシーを感じる。それから、何気に闇堕ちすれすれのところを歩いているのもいい。守ってあげたくなるから。1周目は彼もパーティーメンバーになると信じて疑わなかったなぁ(遠い目)。


ところで、仮初めでも帰る家があるっていいですね。1周目(地図にもない村)では滅んでしまったからね。しかも様付けで呼ばれて執事付きでかわいい弟がもう1人増えるとか最高じゃん。



ドルドラムの墓語り

攻略情報を確認して、歴史区分1はいくつかのトリガーイベントを観ない限りはいつまででも続くと分かりました。そこで、前回はほとんど何もできずに終わった仲間集め・フラグ立て・ダンジョンの宝箱などにゆっくり取り組みました。

主にはエストの好感度上げをやってました。彼の出現する場所は何箇所かあるのですが、「乙女の鏡」はエンシャントから近いし、ダンジョンの中に入ってから歩く距離が一番短いのでオススメです。

しかし彼、毎回「闇の神器もうまく使えば人類の役に立つんだよ!」みたいな絵空事を述べるんですよね。さまざまな媒体から行き過ぎた文明=悪の概念を刷り込まれている私は「お、おう……せやな……」と戸惑いの表情を浮かべることしかできませんでした。


さて、ある日、エンシャントの墓場にザギヴに会いに行ったらドルドラムがいました。

ちなみにザギヴは1周目でも逢い引きしまくって好感度が激愛になってました。最初は邪魔すんな的なこと言ってくるのに3回目くらいから態度が軟化するのかわいい。1周目も2周目も死んだけど。

1周目では、ドルドラムとはケリュネイアの依頼をこなしている間しか縁がありませんでした。その時も、短気なオイフェを適切にサポートする気のいいじいさんという良いイメージを持っていました。

が、今周回では墓場巡りが趣味であることが判明。ザギヴの一族の墓やイズの墓のことを教えてくれました。(この時は気づいてなかったけど、これエルファスエンドのための必須イベントなんですね。)

待って、プレイヤーの私と趣味被ってるじゃん!

私は古墳巡りが好きですが、墓っていいですよね。古くなった石の匂いや苔の匂いがたまらないし、墓のひとつひとつに込められた人の想い(以下略)

こうして私のドルドラムに対する好感度は一気に激愛になりました。

そんな私は、ドルドラムにも後で追加の墓場巡りイベントがあり、さらに単独もしくはオイフェチームまとめてのエンディングがあると信じて疑わなかったのです。でも、まさかあんなことになるなんて……。



リペルダムの赤と青

1周目ではナレーションでさらっと死んでたアンギルダンが実は仲間になるキャラだと知り、死竜の洞窟に行ってお近づきになりました。

リペルダムで会ったら、すげーいい人。人情味に溢れてる。やっぱりじいさんキャラにハズレはないな。これはもう死の運命から救うしかないよ。無限のソウルを持つ主人公ならきっとできるはず!

……そう思っていた時期が、私にもありました……。


一方、攻略情報により、ゼネテスにもロストールとリペルダムの酒場で会えることが判明しました。タイミングはたぶんハンナの人形イベントをクリアした後からでしょうか。

1周目から人間の出来てるあんちゃんだとは思っていましたが、話してみるとますます人格者であることが分かります。安定感がすごい。レムオンとは大違い(笑)。

まあ、乙女ゲー的な観点からみると、欠点だらけのレムオンの方が魅力的だとは思いますけどね。どうもゼネテスは完璧すぎて、アニキとして慕うならいいが攻略キャラとしては面白みがない。もしかして、攻略したら何か弱みを見せてくれるのかな。



玉ねぎ宰相と壁男

諸々のイベントをこなして満足したので、歴史区分2~に進みます。


まずは玉ねぎ宰相壁男が喋ってるイベントを回収します。……アッハイすみません、ベルゼーヴァシャロームのことです。親子揃ってビジュアルが衝撃的だよね。

このイベント自体は既に1周目で観ていて、「宰相は壁男の養子なのか。だから人類の革新だのなんだのにこだわってるんだな」くらいのことしか思ってなかったわけですが、2周目では後々とんでもない事実が判明することになります。

ちなみにベルゼーヴァの髪型には1周目の終盤まで気づいていませんでした。テキストウインドウ横のイラストだと髪の毛が途中で途切れてるし、3Dグラフィックはアレだから背景と同化して見えづらいんですよ。

でも気づいた瞬間はさすがに三度見しました。制作陣は何を思ってこの超シリアスキャラに超絶ギャグテイストな髪型をさせているのでしょうか。ジルオール一番の謎ですね。幻想水滸伝なら絶対に頭突きで戦ってますよ。なんでダブルブレードなんてシャレオツなもの持たせてるんですか。

テキストウインドウのイラストもベルゼーヴァだけ突き抜けて表示されていればすぐ分かったし面白かったのにw


心温まる親子の会話イベントの後、たまたま気が向いてエンシャント政庁前に行ったらベルゼーヴァに呼び止められ、なんと好きな時にベルゼーヴァの執務室に遊びに行く権利をゲットしました(笑)。やったね!

1周目では主人公とほぼ関わりがなくネメア皇帝の歴史絵巻の登場人物と化していた玉ねぎさんですが、今周回はエンシャントを訪問するたびに会いに行きました。ちなみに、彼は会っても好感度が上がらないと気づいたのは3周目のことでした。



ティアナ詣で

ちょうどこの頃になると、リューガ邸を訪ねるたびに、レムオンに連れられてティアナ様のもとへご機嫌伺いに行くようになりました。このイベントの私の中での通称はティアナ詣でです。

実はハンナの人形イベントクリア後からティアナのところには足しげく通っていたので、ティアナ詣でが始まる前からティアナの好感度は熱愛くらいまで高まっていました。だから、「初めまして」的な反応をするティアナと主人公がとても白々しく思えました。何も知らずに2人を引き合わせているレムオンがなんだか哀れでした。

好感度が高いとすごくかわいいですよねティアナ。「また来てくださったのですね。ティアナは嬉しいです!」とか恥ずかしげもなく言っちゃったり、主人公が帰った後で慈愛の神に「あの方がまたわたしのもとへ帰ってこられますように」とか祈っちゃったりして。完全に百合です本当にありがとうございます。そんなわけで私はこの頃にはなんとしてでもティアナエンドを迎えようと決意していたのでした。


すみません、ティアナのかわいさに我慢できなくて話が脱線しました。ティアナ詣での話に戻ります。

訪問すると初めに必ずお辞儀し合うじゃないですか。その時のモーションが大袈裟すぎて、申し訳ないですが毎回笑ってました。主人公はなぜか毎回頷くだけだし。立場上最も丁寧にお辞儀しなきゃいけないんじゃないのかあんた。しかも、ティアナがあのお辞儀をするのはおかしくないですか? あれ男性のお辞儀ですよね?

改めて、「モーションと戦闘をもう少し頑張ればもっと人気が出たのになぁ」と思いました。

話の内容は、「おっとぉ、1周目に続いてまた主人公は蚊帳の外かぁ!?」とナレーションを入れたくなるほどレム→ティアでした。そして毎回ティアナの婚約者ディスりが入る。はて、ティアナの婚約者って誰なんだろうか?

そもそもレムオンはなぜ毎回主人公を連れてくるのでしょうか。2人きりになると気まずいからか、エリスに警戒されると思ってるのか、はたまた何をしでかすか分からないからか。だがこの甘ったるい心の駆け引きに馴染めない主人公の身にもなってほしい。ていうかティアナは絶対に渡さないぞ!



アンギルダン、再度死す

その後しばらくはエルファスの演説で勝手にガードマン役を務めて嫌味を言われたり、エステルの故郷ラドラスに案内してもらったりしていました。


ある日、双子姉妹に道で声をかけられてロストールの王宮に行くと、強制的にゼネテスの部下になってロストール防衛戦に出向くことが決定。

レムオンは激しく動揺していました。策略にはめられたからなのか、それとも主人公のことを心配しているからなのか。そろそろ乙女ゲー的な雰囲気が強くなってまいりました。

ゼネテスから「あんたは人質に取られたんだよ」的な話をされ、ここで私、初めてゼネテスが貴族だったことを知ります。えー、あんなに民衆の味方ヅラしてたのに貴族!? しかもエリスの甥っ子!? その風体で!? 設定山盛りだなあオイ。

まあでもこれで、なぜゼネテスがロストール防衛戦に参加していたのかがよく分かりました。1周目では謎だったんですよね。


それはさておき、戦場ではアンギルダンと対峙することになってしまいました。

「主人公、お前も来たのか」と呟くアンギルダン。ギルドの手紙無視しちゃってごめん。だってレムオンを攻略するにはロストール戦は一次二次ともにロストール側につかなきゃいけなかったんだもの。

ティアナ詣でをしているあたりから、「あれっこれもしかしてアンギルダンが死ぬパターンでは?」と薄々思ってはいたのですが、やはりダメでした。万にひとつ、アンギルダンとの戦闘で「逃げる」を選べば救えるかもと思っていたのに、アンギルダンと直接戦うのはゼネテスなのかよ!

こうしてまたもやアンギルダンは死んでしまいました。今度は1周目のように誰だか分からんじいさんではなく、リペルダムの酒場で親交を深めて副官に勧誘されていた状態で。3周目こそはきっと助けてあげるからね、アンギルダン!(涙)



ティアナの婚約者の正体

意気消沈してロストールに戻り、表彰やらなんやら色々あった後、レムオンと一緒に再びティアナ詣でに行きました。

今回はレムオン兄様、ティアナの婚約者を女遊びをしてるだのなんだのとボロクソにけなします。ティアナの婚約者って相変わらず誰だか知らんけど、ティアナもいつもディスってたし、きっと今回も同調して皮肉るんだろうな~と思いきや。

ティアナ、烈火のごとく怒る。

あっ……これはあれやで、嫌いなはずの相手を無意識のうちに大好きになってたパターンやで。

その瞬間、レムティアと主ティアのフラグが盛大に折れる音が聞こえました。くそ~、誰だよティアナの婚約者って!

この後レムオンは主人公に向かってティアナへの愛を激白すると同時に、「お前にまで見捨てられたら俺はもう……」などと呟きました。おおぅ、糖度高い高ーい


レムオンの意味深な言葉には少しどぎまぎしましたが、私の本命はティアナ様です。秘密の通路を使って再びティアナを訪ねると、ティアナはスラムに行きたいとか言い出しました。おっこれはスラムで悪いやつに襲われたティアナを主人公が守ってフラグが立つ展開かな? と思いきや。

なんかゼネテスが出てきたんだけど。

えっ何この2人の間に流れるビミョーな雰囲気。どういうことなの。

……も、もしかしてティアナの婚約者って……ゼネテスだったの!?

あー、はい。だから銀竜の首飾りなんて持ってたのね。そりゃあティアナも惚れちゃいますよね、なんせあの見た目であのスペックですもんね。仕方ないですねハッハッハ……ハァ……。

レムオンよ、敗者同士仲良くしようぜ



主人公は見た! ロストールの四角関係

続いて、いわゆる空中庭園イベントが発生しました。私はここがこの乙女ゲー・ジルオールの白眉だと思います。主人公は例によって半分くらい蚊帳の外だけど。


ティアナに呼び出されたと言われ、レムオンとともにお城の空中庭園へ出向く主人公。しかしそこに現れたのはゼネテスだった。ウホッ、いい男

ゼネテスがなぜか「俺の親友に手を出すなレムオン」とか言い出します。あからさまに動揺するレムオン。まさかの三角関係!?

いや、これは、ゼネテスが親友である主人公の恋愛成就のためにレムオンをけしかけているんですね。悔しいけど非の打ちどころのない奴だ、ゼネテスって男は。なぜレムオンの攻略にゼネテスの好感度調整も必要だったのか、やっと分かりました。


そして当然、本題はレムオンをけしかけることではなく、シャリの壮大な闇の王女プロジェクトでした。書き忘れてましたが色惑の瞳はアトレイアにお届け済みです。

怪物化したタルテュバからティアナをかばって負傷するゼネテス。

ゼネテスはキミよりティアナが大事なんだ、当然だよね、とアトレイアに囁くシャリ。

ゼネテスを守るために戦ったせいで、ダルケニスの姿を見られてしまったレムオン。

傷を負ったゼネテスを必死で介抱するティアナ。

翌日アトレイアの寝室を訪ねると、「わたしの目が見えなければ、あの人(ゼネテス)に心を奪われることもなかったのに……フフフフフ」などと呟いていて、完全に狂気が顕在化しています。

なんだこの修羅場は!?

1周目はロストールでこんな面白い凄惨な事件が起こっていたなんて全然知らなかったよ。いやー、ジルオールは奥が深いなあ。


なお、後日のリューガ邸でのダルケニス覚醒イベントは、モーションがもっさりしすぎな上に、主人公のレベルが低すぎて何度もゲームオーバーの憂き目を見て心が死んだため、あまり印象に残っておりません(笑)。みんながみんな腹パンで攻撃って正直どうかと思うよ。



玉ねぎ宰相の真意

ロストールの皆さんの昼ドラ具合はなかなかのものですが、シャロームエンドのために進めていた玉ねぎ宰相と壁男のイベントは深夜アニメみたいな展開になってきました。


前述のとおり、主人公はさしたる目的もなく、エンシャントに寄るたびに玉ねぎ宰相の執務室へ遊びに行っていました。ノーブル伯としてネメアに盾突いて闇の神器とか集めまくってたけど、玉ねぎはちょっと苦言を呈すだけであとは普通に接してくれて、自分の出生の秘密まで教えてくれました。

お父さんとお母さんがシャロームに体を貸して、2人がシャロームの子を宿したってどういうことよ。普通にお母さんが子種をもらったのではなくて……? どうも奇妙なエロスを感じます。私こういう禁忌を犯す交わりの話が大好物なのです。詳しい解説はどこで聞けるのでしょうかハァハァ。


とにかく、ベルゼーヴァは明らかに敵である主人公とも会ってくれて意外と優しいなぁとか不用心だなぁとか思っていたんですけど。

猫屋敷でネモに聞いたら「お前らの関係は冷え切ってるぜ」と言われましたw やっぱり闇の神器集めで相当印象悪くなってたんじゃんw それなのに執務室に入れてくれてたのは、主人公から何某かの情報を得るためだったのかもしれませんね。侮れないぜ、この玉ねぎ頭。

この後、マノンの腕輪と戦ってユニオンスペルも手に入れました。これでシャロームエンドは確実に見られる。当時の私はそう思っていたのです。



エルファス、突然の幼児退行

一方で、エルファスのイベントも黙々とこなしておりました。

街道でシャリとエルファスが言い争う現場に遭遇。シャリが「主人公のことが好きになっちゃったんでしょ? ねえエルファス?」などとエルファスに詰め寄っています。

もしかして、これもけしかけてるのかな? シャリは善悪の区別なく人の願いを叶えることが使命ですもんね。エルファスにはきっと、新しい想いに目を向けたいという願いがあるのでしょうから、そう考えておいてもいいかもしれません。

1周目ではあまり気づかなかったけど、シャリめちゃくちゃ暗躍してますね。おかげで救世主エルファス様が仲間になってくださいました。以降、ほぼレギュラーメンバーとして活躍することになります。さすがに強いです、ラスボス候補なだけあって。


エルファスも、レムオンと同時にやってるから目立たないだけでなかなか乙女ゲーっぽいと思います。

猫屋敷で呼び出した時の「きみは光。僕は光を守る盾」と、別れる時の「またひとりぼっちになってしまうのか。この瞬間が一番イヤだ」は衝撃でした。特に前者、よくそんなこっぱずかしいことを真顔で言えるな。(※ただしイケメンに限るという但し書きがこれほど似合う奴はなかなかいませんよ。


エルファスが加入したところで、入れ替わるようにエステルが誘拐されてしまいました。ラドラス浮上イベントの始まり、のはずです。

しかし、その状態でラドラスに行っても何も起こらない。首をひねっていたら、たまたま入った宿屋でイベント発生。このゲーム、トリガーがすんごい分かりづらい

ラドラスのイベント自体は、シャリの鼻を明かしてやったぜ! とエステルの巫女衣装めっちゃかっけぇ! 以外特に感想はありませんでした。だってエステル帰ってきてくれないんだもん。しくしく。

それよりも、シャリと制御室で対峙するシーンのエルファスの台詞がアレでした。完全に幼児退行してました。「どうしよう。このままじゃ、みんなどっか~んだよ!!」みたいな。

え……エルファスってこういうキャラだったの……??(笑) もちろんプログラムのミスだと思いますけど。レルラ=ロントンあたりの台詞が入っちゃってるみたいですね。シャリとは因縁のあるキャラなだけに残念でしたw



リューガの変勃発

ディンガルが攻めてくるというのに協調性のないレムオンを尻目に、ゼネテスと主人公は戦場へ向かいました。

この時のゼネテスとエリスの会話で、ゼネテスのエリスへのちょっと危ない情愛を感じたのは私の気のせいでしょうか。つくづく、ロストール勢は昼ドラだなあと思いました。


色々あって勝利した後、レムオンに不当逮捕されたゼネテスを助けるため、ロストールに潜入しました。

ザハク戦がすごく大変でした。こちとらシャロームエンドのためにレベルを低く抑えてるからなかなか削れないのに、調子に乗ってイクスキュアばかり使ってくるんですよあいつ。何度戦場からやり直したことか。まさに徒労。最終的にはロストール攻略前に戻ってレベル上げして、チャージを使って畳みかけてなんとか勝てました。

1周目ではザハクは瞬殺だったもののレムオンもゼネテスも死に、「人死にが多いなあこのゲーム」などと考えたものでした。しかし今周回はなんとか両者とも助けることができ、感無量です。

ちなみにルートによってはレムオンが主人公の血を吸うイベントも起こるみたいですが、ゼネテスの好感度を上げすぎたためか今回は観られませんでした。残念!


王宮にいられなくなったレムオンは、ついにゼネテスとともに主人公の仲間に加わりました。やったね。しかしなぜダルケニスの姿のままなのか……正直人間の時の方が好みなんだけど。私妖艶系はあまり好きではないのよ。

2人の加入後は宿屋イベントがすごく多くてビビりました。レムオンは「お前さえいれば俺は生きていける」みたいなこと言うから本当に乙女ゲー。一方ゼネテス、いくらなんでも人間ができすぎでは……こいつ、あんたの大好きな叔母を謀殺した張本人だぞ。あっさり許しすぎだって。



タルテュバへの同族嫌悪

リューガの変の後、リューガ家当主はエストに。ロストール国王も色々あってティアナになりました。エスト、あんなだけど大丈夫なのかな(笑)。聖の禁呪についてすごく嬉しそうに話してたよ。

セルモノー王の話は、旅先の小さな町あたりで詳しく分かるのでしょうか。セルモノー王とエリスは環境に翻弄されて素直に愛し合えなかった感がすごいですよね。

あと、ティアナが「エルファス様が物心両面からロストールの民を支えてくださってる」とエルファスを褒めていました。マジか。パーティーから外れてる間にそんなことやってたの。施文院の長ってなんだかんだお金持ちなんですねえ。


何度かリューガ邸に通っていたら、ティアナに寝室に来てほしいと言われました。「お? 朝チュンイベントかな?」と喜び勇んでついていったら瀕死のタルテュバがいました。うん知ってた。

こいつや前ノーブル伯のせいで罪なき民が何人も死んだであろうことを思い返すと、生命のかけらなんざ与える気になれません。しかし、ティアナから頼まれちゃあ仕方ありません。

いまわのきわにタルテュバは、自己嫌悪に苛まれ自暴自棄になっていたことを告白します。やっぱこいつも性格悪いなりに葛藤してたんだな。

イケイケジルオールな主人公は憤りつつも同情するのだろうけど、プレイヤーの私としては同族嫌悪が沸き上がってきて胸が痛みます。構想段階ではタルテュバ生存ルートとかあったのかな。ちょっと見てみたい気もします。



邪竜の断層の悲劇

ロストール関連も落ち着いたところで、久々に玉ねぎの顔でも拝みにいこうかとエンシャントを訪ねたところ、オイフェに声をかけられました。その近くには……おおっ! 我が友、ドルドラムよ!!

まあドルドラムは主人公にオイフェを任せてサラッと去ってしまうのですが(涙)。

オイフェと一緒にエルズに行ってエアからネメアのことを聞き出しました。どうでもいいけどエルズの神殿に入ったのは1周目、2周目通してこれが初めてでした。エルズって遠いし行くのに300ギアかかるしで敬遠しちゃうんですよ。


その後オルファウスに邪竜の断層に行けと言われ、のこのこ出向いた主人公もといプレイヤーを今周回最大の悲劇が襲います。

ド、ドルドラムがゼリグに殺されたぁ!?

う、嘘だぁ……あの気のいい墓場仲間がこんなところで死ぬなんて嘘だぁぁぁ!!

これ、たぶん気づいてなかっただけで1周目も同じことが起こってたんでしょうね。しかも、いくら攻略情報を調べてみても、ドルドラムにはアンギルダンのような救済ルートが見つかりませんでした。

ちくしょう! いくらイケメンで固めた逆ハーパーティーを築こうが、我が盟友ドルドラムを助けられないならこの世は闇だ!


万が一、再びリメイクする機会があるのなら、ぜひドルドラムやシェムハザ、ゾフォルにも生存ルートを用意してほしいと思った瞬間でした。もしそのために主人公が悪の道を歩むことになっても、それはそれで仕方ないと思います。以上、じいさん過激派の一意見をお伝えいたしました。



玉ねぎと行く竜退治

傷心を抱えてエンシャントに戻ると、今度はソウルリープ事件が勃発します。

ちょうどベルゼーヴァの執務室で好感度最低の宰相と話し込んでいた主人公は、彼と一緒にエンシャントを脱出することになりました。

エンシャント政庁を出たところで、こいつ、直接脳内に……!?現象に見舞われます。一瞬誰だこいつと思ったけど、偉そうな口ぶりからしてシャロームらしい。ベルゼーヴァを見殺しにすることを勧められます。おいおい、ひどい親父だな。

たぶんここで見殺しにすればシャロームエンドを達成できたのだろうと思いますが、攻略情報を読み間違えていた私はシャロームの呼びかけをガン無視し、ベルゼーヴァをエンシャントの外に連れ出してしまいました。


シャロームエンドのフラグを完膚なきまでに叩き折ったとはつゆ知らず、夢幻の湖で聖の禁呪と玉ねぎ(好感度最低)を入手して悦に入る私。そういえばシャローム竜王を邪魔者扱いしていたことを思い出し、その仲間(?)の竜たちをぬっ殺しに向かいます。

翔王を殺しに行ったらエアがブチ切れて襲いかかってきたので仕方なくSATUGAIしてしまったことは、ドルドラムの死に次ぐ後味の悪い記憶として私の胸に刻まれました。なぜアイリーンのように「逃げる」コマンドがないのだ。



ラストバトル、驚愕の難易度

レムオン、ゼネテス、エルファスにベルゼーヴァと、仲間がイケメン(?)揃いになり、竜殺しにより実力もついたところで、ラストバトルに向かいます。


1周目のラストバトルはジュサプブロス→シャリの後でレムオン・ゼネテス→アトレイア→エルファス→ノエルチーム→竜王と怒涛のラインナップでした。

しかし今回はジュサプブロスは既に死亡済、レムオン、ゼネテス、エルファスがパーティーに入っていて、レベル49以下のため竜王関連の戦闘が発生しません。ということでシャリと戦った後はアトレイアとバロルのみというヌルゲー状態になりました。どちらも主人公、エルファス、ネメアのホーリー連発でサクッと倒せます。前回の苦労が嘘のようです。

3周目以降も必要がない限りはレベル抑えめで行こうかな。そうすれば、普段の戦闘では適度な緊張感が得られるし。


ラストバトルで印象に残ったのは、エルファスのイベントでした。

1周目でエルファスが神になった時、シャリは「キミばかりがつらい思いをしているわけじゃないんだよ、バカだねえ(意訳)」とエルファスをせせら笑っていました。でもエルファスは、主人公の仲間になるとちゃんとそのことに気づいて、あの時のシャリの発言と対になるようなことを言うんですね。

1周目でエルファスが闇堕ちしてしまったのを目撃しているからこそ、感慨深いイベントになっているのだなあと思いました。



各エンディング感想

ということで盛りだくさんだった2周目も無事終わり、念願のエンディングを見ました。

当初の目的のうち、シャロームエンドだけは果たせませんでしたが、代わりにティアナエンド(女性主人公版)を見ることができ、ニマニマしております。

以下簡単に各キャラとエンディングの感想を書いていきます。


チャカ(残る者、旅立つ者)

弟よ、この感想の中でマジで空気になっててごめん。実際には半分くらいパーティーに入れてたんですけど、案外イベントが少なかった印象です。好感度が低い時の誕生日イベントを見逃しちゃったのは残念だったなあ。

主人公に殴られるところは面白かったです。毎回すごくいい音がする。ちなみに、攻略情報に「選択肢で殴るを選ぶとINTが下がりVITが上がる」って書いてあったけど、そもそも選択肢が出なかったよ? 選択の余地なく殴ってたよ?

エンディングの話しぶりだと、主人公のことが心配だから旅についてきてただけで、本当はノーブルに腰を落ち着けて農業やって暮らしたかったんでしょうね。

本人が言ってる通り非常にいい男だと思うので、ぜひノーブルでいい嫁さんを見つけて、幸せに暮らしてほしいです。主人公はたまに帰って土産話を披露すると思います。


エスト(新たなる挑戦)

考古学の助教授エンド。なんて俺得。めちゃくちゃ楽しい。

そして何かすごいトンデモ学説が誕生した瞬間を目撃してしまった。いや、ジルオールの世界ではトンデモじゃないんでしょうけど。すっかり張り切っちゃうリューガ家当主。苦笑いする主人公。まあなんだ、セバスチャンは頑張れ

乙女ゲーマーとしては、この先恋愛に発展するかなあと妄想してみたりもするけれど、ノーブル伯の称号を獲得しているのであくまで教授と助教授の関係に留まりそうな気がします。一応だからね。

そもそもエストは結婚するつもりがあるのかしら……お姉さん心配になってきたわ。年頃になったらいい縁組を考えなきゃね。案外ティアナとかいいんじゃないの。ゼネテスは結婚する気なさそうだし。


ティアナ(雌狐の子は、雌狐…?)

素晴らしい百合エンドじゃないですか(個人の感想です)。つらいときに傍らにいてほしいと彼女が願うのが、レムオンでもゼネテスでもセバスチャンでもなく主人公だとは。嬉しすぎて天にも昇る心地です。

これから彼女は主人公と2人で、世界とどう戦っていくのでしょうかね。主人公も大概雌狐なので、とても愉快な未来が待っていそうな気がします。とりあえず、エストを婿にしようぜ


チャカ、エスト、ティアナエンドは、同時進行してもおかしくなさそうな感じですね。ていうかそういうことにさせてください


レムオン(謀戮者は闇より来たる)

本作屈指の乙女ゲーキャラと名高いレムオン。そのモーションの全体的なもっさり感とともに忘れえぬキャラとなりました(笑)。

エンディングではちょっとダークな正義の味方をやってるっぽい。これは他のエンドとは並行できなそう。無理すればチャカエンドくらいなら、なんとか。

弟と兄ですごく対照的なエンディングになってると思います。光のエスト、闇のレムオン。

台詞がすごいですよね。「お前を開けない夜に閉じ込めることになろうとも」とか。どこのネオロマですか。

しかし、最後の最後までモーションがもっさりしすぎていて、少々興が削がれたのは残念でした。ロストール兵に術かけるとことか、一番もっさりしちゃいけないとこだから!


エルファス(償いの旅へ)

1周目ではおなか丸出しで寒そうとしか思っていなかったロン毛のイケメン。2周目では貴重な魔法特化キャラとして活躍してくれました。

レムオンがいなければ乙女ゲーキャラとしての地位はこの人のものになっていただろうと思うくらい熱烈な台詞満載でしたね。

腹出し仲間のセラなんて目じゃないよ。あいつはツン99%デレ1%くらいのツンデレだけど、エルファスは一度デレると100%デレだからね。しかも性別関係なく

エンディングでも、一生かけても終わらないであろう償いの旅についてきてほしいとか平然と言ってくるあたり、主人公へのひたむきな愛情を感じます。ほぼプロポーズでしょ、これ。なんだかんだ言って旅しながら穏やかな愛を育んじゃうやつでしょ。妄想が広がりまくるぜ!

これも並行できるとしたらチャカエンドくらいでしょうかね。





最後までお読みくださりありがとうございました! 3周目もぼちぼちプレイを進めたいと思います。

1周目のプレイ日記は以下の記事に書いています。よろしければご覧ください。










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