星を匿す雲

主にTVゲーム、漫画、小説、史跡巡りの感想を書いているブログです。基本的に【ネタバレあり】ですのでご注意ください。

【プレイ日記】方向音痴ブレトン、モロウウィンドを彷徨う その7:マーラ様がみてる

皆様こんにちは。赤城です。

Bethesda SoftworksのPC/XBOX ONE/PS4用ソフト"The Elder Scrolls III: Morrowind" (モロウウィンド)のプレイ日記その7をお送りします。

モロウウィンドおよびスカイリムのストーリー全体の微妙なネタバレが含まれます。ご注意ください。

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前回までのあらすじ

私は、方向音痴で人の話を聞かないことに定評のあるブレトンだ。ようやくブレイズの最初の使命を達成することができた。ほっと一息ついたのも束の間、次なる使命と、魔術師ギルドの守銭奴ことラニスの依頼、そして謎の「悪夢」が待ち構えていた。私は頼りになる旅の仲間シナムとイターメレルとともに、ペラギアドに向かうことにした。




穏やかな田舎町ペラギアド

ペラギアドに到着しました。

ペラギアドに到着しました
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

道端にいたおっさんによると、元は街道の安全を守るために帝国が建てた要塞があるだけだったのが、退役した衛兵が周りで農業を始めて、やがて小さな村になったそうです。

道端にいたおっさんによるペラギアドの説明
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind


なんかここでも眠れる者だとかいう名ありの市民に声かけられました。秘密結社みたいに紛れてる感じなのでしょうか。怖い。


出典:The Elder Scrolls III: Morrowind


そんなのどかで微妙に怖い町ペラギアド付近でこの後、私が数々のロマンスを目の当たりにするであろうとは、誰にも予想ができなかったのでした。




マーラ様がみてる

さて、私はこれからペラギアドの近くにあるというアンドラーノ墓地に向かわなければならないのですが、お馴染みの迷子になってしまいました。



キスくらいお安い御用だ

そして道端で出会ったのが、この怪しげなダンマー、ネルス・ルレンド(Nels Llendo)です。

ネルス・ルレンド
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

「顔を赤くしているところを見るに、きみは私のことを知っているようだね。怖がることはないよ、美しい人。私はどこかの連中が噂しているような心無い人間では決してないからね。ああ、どうかキスをしてもらえないかな。私はどうやら今までで最も貴重な対価を望んでいるようだ……きみというお客様に」

いきなり何言ってんだ。あなたのことなんて知らない(前にどこかで聞いたかもしれないけど忘れた)し顔を赤らめてもいないです。kissのところを青くするのやめてください。

どうやら前回あたりから私のモロウウィンドは恋愛ゲームになりつつあるようですね。


彼に対する主人公の返答は2択。

主人公の返答は2択
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

  1. キスするくらい、なんてことはない。
  2. グアにキスする方がましだ。

振れ幅すごいなお前

万年非モテプレイヤー的には後者を選びたいところです。しかしこの主人公は前回も元テルヴァンニ家の魔術師ルララー・ベレロスを好感度ほぼ最高にしておきながらさらっと袖にしており、プレイヤーと違って恋愛経験が豊富そうなので、前者を選んでおきましょう。


キスした後のネルス氏の台詞がスクショできてなかったため、主人公の日記のスクショを貼ります。

ジャーナルのスクショ
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

キス直後:
「彼は私に強く魅了されているようだ。ペラギアドのハーフウェイ酒場(Halfway Tavern)に来いと言われた。何か使い道があるかもしれない」

キスしてからしばらく歩いた後:
「彼はならず者だが、そこまで悪くない人種のようだ。ペラギアドを訪れたときには彼を探してみることにしよう」

ねえ、なんかちょっと絆されてない? 大丈夫??


なお、その後主人公とネルスの関係がどうなるかというと、

盗賊系のスキルのトレーナーになってくれます
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

ネルスは熱烈なキスのお礼に、盗賊系スキルのトレーナーになってくれました。

……って、それだけかよ!? それ以上になんかこう、ないの!? いや、RPで何かあったことにはいくらでもできますけども。う~ん……私ルララーの顔の方が好みだったんだよなあ。まあ、現時点では何も起こらなかったってことで。解散!


あと、Wiki的なもので調べたところ、こいつはプレイヤーキャラの性別によって対応が全く異なるそうです。男だと普通にカツアゲしてきます。

まったく、男でも女でも構わずキスしたがるクラッシウス・キュリオおじさん(Crassius Curio)を見習ってくれよな、私まだ会ったことないけど。



雨宿りと決別

日記を解読し直して、どうにかアンドラーノ墓地に辿り着きました。

アンドラーノ墓地に辿り着きました
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

いや~、明らかに何かが起きてますね。

祖霊(Ancestor Ghost)とかガイコツとかがうようよいました。ガイコツは結構強くて苦戦しました。

ガイコツは結構強くて苦戦しました
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

そんなときも旅の仲間がいれば安心☆ って思うじゃん? 違うの、イターメレルさん、私が近接攻撃してる最中にスーパー・ライトニングボルト(Greater Lightning Bolt)だか何だかをめっちゃ撃ってくるの。おかげで何回か死にました

結局この墓で何が起きているかはよく分からないまま、お使いの品だけはしっかり入手することができたので外へ出ます。

いい感じのツーショット
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

シナムとイターメレルのすごいいい感じのツーショットが撮れました。ワイズ・ウーマンとハイエルフの学者の老いらくの恋か。なんか応援したくなっちゃいます。


出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

残念ながらイターメレルは(主に彼の攻撃魔法が私と相性が悪すぎるという理由で)ペラギアドのハーフウェイ酒場に送り届けて旅の仲間から外しました。シナムと文通とかしててほしい。……ワイズ・ウーマンって共通語の読み書きできるのかな?



恋のキューピッド

バルモラへ帰るため、セイダ・ニーンへ向かいます(ペラギアドにはぼくらのタクシー、シルト・ストライダーがないため)。


その途上、ならず者に宝石を奪われたというインペリアルの女性モウリー・オーマイン(Maurrie Aurmine)に出会います。しかし、そのならず者が奪ったのはどうやら宝石だけではなかったようで……。

モウリー・オーマイン
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

「宝石? そんなのどうでもいい! 彼はとっても魅力的で面白い人だったの……わたしはもう一度、彼に会わなきゃいけないの! お願い、彼を探して。彼がわたしを愛しているかどうかを知らなければ、わたし、生きていけない!」

奴はとんでもないものを盗んでいきました。彼女の心です。

……ペラギアドにマーラ様でも降臨してるのかな。


私は彼女の懇願を聞き入れ、そのならず者、ネロス・オンマー(Nelos Onmar)を探しに行くことにしました。ちょうどペラギアドのハーフウェイ酒場でそんな名前のならず者を見かけたんですよね。ネロス大先生(Master Neloth)と名前が似てたから印象に残っていました。

ネロス・オンマー
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

はい、想像通りネロスもモウリーにベタ惚れでした。もうなんなのこのベッタベタな展開。なんかモウリーへの手紙託されちゃったし、手紙の中身もめちゃくちゃ甘ったるいし。嫌いじゃないぜ。てかこの記事の主要登場人物、ハーフウェイ酒場に集まりすぎだろ。

手紙を届けてあげると、モウリーは大変喜んでくれました。彼女は間もなく彼と一緒になること、そして私にぜひテル・ブラノーラ(Tel Branora)にいる彼女の友人(男性)を訪ねてほしい、きっと仲良くなれるはずだから、と言ってきました。


ああ、私もこんなロマンチックな恋愛がしたい。こちとらお世辞で仲良くなった敵サイドの魔術師と熱烈なキスをしてやったのにスキルトレーナー止まりのならず者しかいないんだぞ。あとスカイリムでもテルドリン・セロが大好きなのにそういうやつに限って結婚できないんだぞ。世の中狂ってる。


さて、ここまでお読みのあなたはテル・ブラノーラにいる彼女の友人(男性)が気になりましたね? 私もすごく気になって、後で会いに行ってみました。

テル・ブラノーラにいる彼女の友人(男性)
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

こんなでした

いや、うん、すごくいい人でしたよ? 友人であるモウリーを心から祝福して、彼女の恩人であると主張する(が本当かどうか分からない)私に太っ腹なお礼の品をくれたんですから。でもタイプではない。断じて。



バルモラにて小休止

数々のロマンスに翻弄された後、私はすっかりモロウウィンドにおける冒険の拠点となっているバルモラへ帰りました。



ラニスの依頼その5:死霊術師を殺害せよ

ゴキゲンなラニス氏
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

魔術師ギルドの守銭奴ことラニス氏は私が着々と依頼をこなしてあげるものだからすっかりゴキゲンです。

「ようこそ、友よ! このあたりでは大した評判になってますよ。さあ、お話ししましょう」

まったく、調子のいいやつだ。私は生涯忘れないからな、マンウィからギルドの会費を徴収できるまでここには帰ってくるなと言われたあの日のことを。


ラニスは、次はマー・ガン(Maar Gan)で死霊術を行っているらしいタシュピ・アシバエル(Tashpi Ashibael)を殺してほしいと依頼してきました。

タシュピ・アシバエルを殺してこい
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

ん? なんだか既視感が……そうだ、サドリス・モラの魔術師ギルドの木陰の蜥蜴にも全く同じことを頼まれたじゃないか。ネタ被りかよ、しっかりしてくれベセスダ(フラグ)。



ブレイズの使命その3:ヴィヴェクで情報収集せよ

一方、ブレイズの依頼も無事達成。ネレヴァリン教団についてちょっとだけ新しい情報が分かりました。

新しい情報が分かりました
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

ネレヴァリンはネレヴァルの生まれ変わりで、トライビューナル・テンプルの掲げる偽物の神々とこの地にはびこる侵略者たちを排除する、と予言されているそうです。テンプルも帝国もこの予言を異端視しているが、テンプルにも帝国にも与しないアッシュランダーの間では根強く信じられているらしいです。

ブレイズのリーダー、カイウスは、自分がこの新しい情報を吟味している間に、私にはヴィヴェクに住む3人の情報提供者からネレヴァリンと六番目の名家についての情報を聞き出してきてほしいと言います。

ヴィヴェクに住む3人の情報提供者
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

はいはい、承知しました。またあの魔術師ギルドのワープが欲しくなるバカでかい都市へ行かないといけないんですね。




マー・ガンのデイドラと死霊術師

さて、魔術師ギルドとブレイズの使命をちゃっちゃと進めてまいりましょう。

まずは、これまでにまだ行ったことのない町に先に行きたいなあと思って、ラニス(魔術師ギルド)の依頼の方のマー・ガンへやってきました。

マー・ガン
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

ここはレドラン領の卵鉱の村。テンプルの神々トライビューナルの一柱であるヴィヴェク神(ヴィヴェクの街の名はこの神様から付けられたものと思われます)がデイドラ神のメエルーンズ・デイゴン(Mehrunes Dagon)を騙した場所であるマー・ガンの聖なる塔(Maar Gan Tower Shrine)というのが有名なんだそうです。



こんにちは、デイドラさん

せっかくなので、マー・ガンの聖なる塔を見学しました。

マー・ガンの魔法の岩
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

これが、メエルーンズ・デイゴンがダンマーの人々の上に落とそうとしたけど、ヴィヴェクが彼を挑発して代わりに自分に向かって投げさせた岩だそうです。へえー。現実世界にも実在しそうな、リアリティのある(?)神話ですね。


感心しながら塔の中を歩いていたら、

なんかいる
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

なんかいました

「俺はアンハエドラ(Anhaedra)だ。テメエ、巡礼者か? チッ。そこの馬鹿げた石ころに書いてあるありがた~いお言葉でも読んでろ、クソが」(意訳)

こいつ明らかにデイドラだよね? だって「デイドラを挑発する(taunt the Daedra)」って選択肢出てるもん。え? なんでこんなところに普通に立ってるの? おかしくない? 塔の中の人たち、こいつがここにいてもなんとも思わないわけ?

試しに挑発してみます。

挑発した結果
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

「ハッ! クソッタレが、オラついてんじゃねぇぞ」(意訳)
「テメエの死体をレ●プしてやる。安心しろ、そんときゃ優しくするぜ」

いや~デイドラなだけあってホント口悪いな。あといつも思うんだけど、戦闘に突入するのに律義にGoodbyeって言ってあげる主人公礼儀正しすぎ。

倒せばデイドラの心臓とか武器とか剥ぎ取れるんですが、会話ができるデイドラって貴重そうなのでやめておきました(リセットしました)。

なんだったんだろうあいつ。今後ストーリーが進むと話に関わってくるのかなあ。



ひたすら守銭奴ラニス・アスリス

タシュピ・アシバエルを探し出し、死霊術をやっていないかと問い詰めたところ、全く違う答えが返ってきました。

タシュピ・アシバエルは治癒術師
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

彼女は治癒術師なんだそうです。ラニスのことを口に出すと、「ああ、なるほどね。あたし、魔術師ギルドへの入会を拒否したのよ」とか言い始めました。

う、うわぁ。つまりあれか、ラニス的には「魔術師なのに魔術師ギルドに入らないやつはきっと後ろ暗いことをしてるに違いない!」ってことか? ルララーのことも魔術師ギルドに入らなければ殺せとか言ってたし、どんだけ魔術師総ギルド員化計画=会費でガッポガッポ儲ける計画固執してるんだよあの人。ついていけないわ。

私はタシュピに、ラニスには殺害したと嘘をついておくから、さっさと大陸に逃げろと伝えました。

魔術師ギルドの良心木陰の蜥蜴の依頼と金の亡者ラニスの依頼の内容がもろ被りした時点でおかしいとは思っていたけど、こういう差別化により木陰の蜥蜴のまともさラニスの守銭奴ぶりをいっそう際立たせる狙いがあったのですね。なるほど、よくできてる。




ヴィヴェクで出会った真実

この後はヴァーデンフェルの北西の町グニシス(Gnisis)やソルスセイムに行きましたが大して何も起こらなかった(ソルスセイムで調子に乗って歩き回っていたらモンスターに襲われて死んだ)ので省略。

ブレイズの使命のためにヴァーデンフェルいち大きな街、ヴィヴェクを訪れました。



フリーヤの話

ヴィヴェクに住む3人の情報提供者
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

カイウスによると、私が聞き込みを行わなければならない情報提供者は3人。モラグ・トング(Morag Tong)所属のアルゴニアン、フリーヤ(Huleeya)、盗賊ギルド所属のカジート、アドヒラニ(Addhiranirr)、テンプルの司祭メエラ・ミロ(Mehra Milo)です。


まずは魔術師ギルド(フォーリン・クォーター内)から一番近い酒場にいたフリーヤに会いに行きました。

なんか揉めている
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

おや、なんか揉めているようですね。ガラの悪いのが何人かたむろしています。

フリーヤ
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

フリーヤに話を聞くと、このガラの悪い連中は自分たちの行きつけ(?)の酒場にアルゴニアンがいることが気に食わず、いちゃもんをつけているそうです。以前もお伝えした通り、モロウウィンドでは奴隷制が未だ認められています。殊に、最も奴隷として扱われている割合が高いアルゴニアンへの偏見は相当ひどいようです。どこにでもいるんですねえ、こういうクソみたいな人種差別主義者は。スカイリムのウィンドヘルムのことが思い出されますよ。

フリーヤは友人であるジョバシャ(Jobasha)の本屋(私は珍しい書籍を購入するために何度か足を運んでいます)に連れていってあげれば、ネレヴァリンについての話を聞かせてくれるそうです。

もちろん、こんなところからはさっさとおいとましようぜ、と言って酒場を出ようとしたところ、

戦闘に突入
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

いきなり差別主義者どもとの戦闘に突入しました。いや、マジびっくりした。フリーヤの会話ウィンドウにYou n'wah!って3つも並ぶんだもの。

戦闘に突入
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

見たか! 正義は必ず勝つのだ!!(シナムがすごい援護してくれた)


英雄ネレヴァルについて

フリーヤをジョバシャの本屋に送り届けてミッションクリアです。

フリーヤから教えてもらったこと
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

彼からはアッシュランダーの歴史と言い伝えトライビューナル・テンプルのネレヴァリン教団に対する姿勢偽物の生まれ変わりのことなどを教えてもらいました。ふむふむ、なるほど。

めっちゃ長くて全部和訳するのは死んでしまうためやめておきますが、かいつまんで書くと以下の通りです。

  1. アッシュランダーの歴史と言い伝え
    • 遊牧民アッシュランダーは、名家に属するダンマーによって、最も貧しく暮らしにくい土地に追いやられた。彼らはいつか英雄ネレヴァルの生まれ変わりであるネレヴァリンがやってきて、彼らの土地と信仰の自由を奪還してくれると思っている。

    • 英雄ネレヴァルは名家のダンマーの指導者の一人でありながらアッシュランダーでもあった。つまり、対立する2集団をひとつにまとめ上げることのできる人物であった。

    • ネレヴァルはドゥーマー(Deep Elves)とアウトランダーがダンマーの土地を奪いに攻めてきたとき、アッシュランダーと名家の連合軍を率いて打ち破った。

    • その偉大なる勝利の後、ネレヴァルは権力欲に目のくらんだ名家の他の指導者たちに殺された。この指導者たちは、自分たちのことをトライビューナル・テンプルの神に祀り上げ、ネレヴァルがアッシュランダーたちと交わした約束を無視した。だが、ネレヴァルの生まれ変わりであるネレヴァリンはやがて偽物の神々を玉座から引きずり下ろすであろう。

  2. トライビューナル・テンプルのネレヴァリン教団に対する姿勢
    トライビューナル・テンプルはネレヴァリン教団を異端視している。特に、過激なテンプルの所属員はネレヴァリン教団のメンバーを殺したり監禁したりする。

  3. 偽物の生まれ変わり
    過去、何度もネレヴァルの生まれ変わりだという人物が現れた。彼らをトライビューナル・テンプルは「偽物の生まれ変わり」と呼んでいる。一方アッシュランダーは「生まれ変わりに失敗した者たち」と呼び、いつかネレヴァリンがやってくるという予言を裏付けるための存在であると考えている。

ふう。いきなりものすごい情報量だ。基本人の話を聞かない私には堪えます。でもとても面白いです。モロウウィンドには複雑な歴史があるんですねえ。TESシリーズのこういうところ、私ホント好きやねん


モラグ・トングと闇の一党

なおフリーヤからは、めちゃくちゃモラグ・トング(地元ダンマー派の義を重んじる暗殺者集団)の宣伝をされました。

モラグ・トングの宣伝
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

私が目下カモにしている闇の一党のことをめちゃくちゃディスってました。あんな自分たちの利益のためだけに殺人を犯すやつらと一緒にしてくれるな、だそうです。だよね~、私もあいつら寝込みを襲ってくるから嫌い!(装備は金になるから好き)



アドヒラニアの話

続いては盗賊ギルド所属のカジート、アドヒラニアの聞き取り調査に向かいましょう。

ちなみに旅の仲間シナムはキャントン間を移動するのに邪魔なので、魔術師ギルドに置いていきます。

シナムは魔術師ギルドに置いていきます
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

ヴィヴェクのキャントンの間は階段を使ってあくせく行き来するよりも欄干から下の階層に飛び降りるというアクロバティックな移動をした方が時間がかからないんですが、モロウウィンドのフォロワーはスカイリム同様高低差に弱い上、スカイリムとは違ってワープで追いついてくれないんです。あと、ちょっとした段差にすぐ引っかかって動けなくなったりもします。なのでバリアフリーなところ以外は連れ歩いてはいけません。最悪詰みます。


さて、アドヒラニアは、どうやら税金の未払いか何かで役人に追われているようですね。さすが盗賊ギルド員。

アドヒラニアの所在
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind


どうせカナルワークスあたりにでもいるんだろうと思って潜ってみると、案の定前方に怪しげなカジートが!

怪しげなカジート
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

と思ったら、残念、ただの無職のおっさんカジーでした。

無職のおっさんでした
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

モロウウィンドでは、誰に話しかけてもだいたい「どんな仕事をしているのか(my trade)」という選択肢が出ます。この選択肢を選ぶと、みんなそれぞれ自分の仕事についての説明をしてくれるのですが、こいつだけは「仕事? 仕事なんてしてない。あっち行け、ジ・ダナー(J'Dhannar)を一人にしてくれ」などとなんかすごい不貞腐れます。お、おう、そうかい。ゲームの世界にも無職でぶらぶらしているキャラがいるっていうの、リアリティがあっていいと思うよ。


アドヒラニアはアンダーワークスに隠れていました。

アドヒラニア
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

役人を追い払ってくれと言われ、アドヒラニアは大陸の方に逃げたと嘘をついて追い払いました。正義の味方気取りなので本当は正直に居場所を伝えたくてたまらなかったけど、ブレイズの使命のために泣く泣く諦めました。


六番目の名家について

アドヒラニアから聞き取ったのは、主に六番目の名家のことです。

六番目の名家について
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

なんでも、何人かのずる賢い密輸商人たちが最近六番目の名家というものすごく金払いの良い顧客を手に入れたんだとか。しかし、何を密輸しているかは分からないのだそうです。あんなに威張り腐って自慢ばかりしていた彼らが一様に口をつぐんでいるのはおかしなことだ、とアドヒラニアは言います。

ええ……いったい何を輸入(あるいは輸出)してるんだろう。


反社会系ギルドへの誘い

フリーヤに引き続きアドヒラニアもめちゃくちゃ盗賊ギルドの宣伝をしてくれました。

盗賊ギルドの宣伝
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

どうやらベセスダさんは「正義感溢れるRPしてるYOUもそろそろモラグ・トングや盗賊ギルドに入りなYO! 楽しいYO!!」とプレイヤーに圧力をかけたいようですね。

クッ、その手には乗らんぞ! 私は正義の味方RPを貫く! 生活のために木箱の中身は盗む行く手を遮る者は殺すけどな!!



メエラ・ミロの話

最後の聞き取り調査の相手はテンプルの司祭メエラ・ミロです。

この人は、フリーヤやアドヒラニアのような厄介事には巻き込まれず、すぐに会うことができました。


反体制派の司祭について

ネレヴァリン教団について
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

テンプルはネレヴァルを聖人かつ英雄として信仰してはいるが、彼が生まれ変わるという予言に関しては異端であると考えている。そのために、この予言を信じているネレヴァリン教団を迫害している。ここまでは、フリーヤに聞いた話と被っています。

反体制派の司祭について
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

初耳なのが、反体制派の司祭(Dissident Priests)についての情報です。彼らはテンプルがネレヴァリンの予言を認めていないことを批判し、トライビューナルの神々の正統性と神性に疑問を投げかけ、彼らの力の源は神聖なものではなく、たちの悪い魔術的なもの、おそらくダゴス・ウルから来ているのではないか、と主張しています。また、彼らはテンプル内部の腐敗も非難しています。そのためにテンプルから異端者扱いされ、迫害されているそうです。

うわぁ。テンプルってすごくドロドロした組織なんですね、クッソ面白いバルモラを彷徨っていた最初期になんの気もなしに入会して、まだ最初の試練である各地の石碑の巡礼も終えられていない状態ですが、期待できそうです。他のクエストのついでにでも頑張ります。

え? どうして本腰入れてやらないのかって? 方向音痴だからいくら指示を読み込んでも石碑まで辿り着ける気がしないんですよ悪かったな! そういえば戦士ギルドのクエストもテルヴァンニ家のスパイが隠れてる洞窟の場所が全く分からなくて頓挫してるんですよね~。ハハッ、エストマーカーが欲しい(涙)。


合言葉は"amaya"

メエラ・ミロは、「自分は反体制派の司祭の書いた本を読み、反体制派の司祭の友人を持っているから、テンプルの兵士であるオーディネーター(Ordinators)に監視されている。そのうちに、自分も反体制派の司祭たちと同じように逃げ隠れしなければならない日が来るかもしれない」と言います。

合言葉は"amaya"
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

そして、「もし何か良くないことが起こったら、そのときは"amaya"という合言葉のもとにメッセージを送るとカイウスに伝えてほしい」とも。

な、なんて盛大な死亡フラグだ。メエラ、強く生きろよ……! その言葉は確かにカイウスに伝えておくぞ。




目指せヴィヴェク・マスター

カイウスに頼まれた3人への聞き込みが終わりました。

このまま魔術師ギルドのあるフォーリン・クォーターへ帰ってシナムを拾ってバルモラへワープしてもいいんですが、フォーリン・クォーターはヴィヴェクの北端にあります。今私がいるのはヴィヴェク南端のテンプルのキャントンです。遠すぎやしませんかねえ(ゲッソリ)。このまま何もせずにのんべんだらりとフォーリン・クォーターまで走っていくのは大変です。

そこで、フォーリン・クォーターまで戻るついでに、色々なところに寄り道してみることにしました。



テンプルのお役立ちスポット

テンプルを出たところにいる司祭が、私が喉から手が出るくらい欲しかった呪文を売っていました。

喉から手が出るくらい欲しかった呪文
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

そう、筋力の値を回復する呪文です。あの忌々しいボーンウォーカーの攻撃で筋力値をやられて持ち物を持ち運べる重量が下がってしまっても、これからはたぶん大丈夫! 筋力を回復する薬もいちいち持ち歩かなくて済むよ、やったね!!

この司祭は他のステータスを回復する呪文も売っていたので、喜び勇んで買い占めました。



テンプルの上に浮かぶ巨岩

テンプルの上に浮かぶ巨岩
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

い、岩が空に浮いてる……! ラ●ュタか? 詳細は不明です。

テンプルの建物のどこかから登れるのかもしれませんが、建物の中で迷いそうなので探していません。周りにぐるぐるついているのは歩道です。マー・ガンにあったのとは桁違いの大きさであることが分かります。



再びの悪夢とコープラス・ストークラー

飲んだくれの夫Danarが行方不明
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

聖オルムズ(St. Olms)にて、飲んだくれの夫ダナー(Danar)が行方不明なのでアンダーワークスを探してほしいと依頼を受けました。パンピーがアンダーワークスに降りている時点でもうこの世にはいらっしゃらない臭いがプンプンしますが、まあ行ってみましょう。


そういや人種差別主義者たちと戦ってから回復してなかったわと思ってアンダーワークスの中で野宿をキメる私。すると……

悪夢2
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

私は夢を見ていた。黄金のマスクの背の高い人物が挨拶をする。「この家にはあなたにお貸しできる部屋がたくさんあります。安心しなさい、私があなたを敵の手から救い出し、ここまで連れてきたのですから」どうやら私は死んでおり、蝋燭で彩られたテーブルの上に横たえられているようだった。しかし私が自らの手で自分の死体に触ると、私は息を吹き返し、目を開けて、テーブルから起き上がった。するとその部屋は私から遠ざかっていき、世界は光に包まれ、私は目覚めた。

悪夢3
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

夢の中で、黄金のマスクの人物が話しかけてくるのに、言葉の意味を理解することができない。彼は楽しそうに笑っている。しかし彼に触れられたとき、私はとてつもない恐怖を覚えた。逃げ出そうとしたが体が動かず、叫ぼうとしても声が出ない。彼はにこやかに話しかけ続けている――だが私には分かった、彼が私に何かの呪文をかけようとしているのが。目が覚めたとき、私は夢がどのように終わったか、覚えていなかった。

うわぁ、出たよ、こないだ見た悪夢の続きみたいなの。しかも二連続で。

なんなのこの黄金のマスクの人物は。さらっと自宅にお持ち帰りしたり呪文をかけようとしたりってちょっとハードな乙女ゲーかこの野郎(違います)。だからどうして私にはろくなロマンスの相手が(略)。


気を取り直してダナーを探します。

コープラス・ストークラーになった夫
コープラス・ストークラーの持ち物
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

あっ(察し)

人間がコープラス・ストークラーになっちゃうという話は前に聞いたけど、実際探し人がそうなっちゃったのを見ると虚しいものがありますねえ。



メメタァ

メメタァ?
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

最近の噂を聞くとランダムで出てくる台詞。

「お前は気づいているか? みんな、夜もずっと起きて、街を歩き回っているぞ。商人はいつでも店を開けているぞ。おかしくないか? 眠れないか、眠りたくないみたいだ。もしかしたら眠っている間の何かが安眠を妨げるのかもしれない」

え、ごめん、スペック的にそういうもんだと思ってたw モロウウィンドにはスカイリムみたいにNPCのAIや生活リズムが実装されていないから、誰も彼も一日中同じ場所をうろうろしているだけなんですよ。

おそらくこれはメタ的なジョークであるとともに、モロウウィンドのスペック的な問題を人々が主人公と同じようにおかしな夢を見ているということにつなげてうまく昇華させているのだと思います。



夢見る者たちの隠れ家

聖デリン(St. Delyn)に夢見る者(Dreamer: SleeperやDreamer Prophetの仲間?)の隠れ家っぽいのがありました。

夢見る者たちの隠れ家
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

中には2人夢見る者がいて、1人は襲い掛かってきたから殺したけど、もう1人は好感度0でも会話ウインドウが出たので放置しました。

夢見る者たちの隠れ家2
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

ワーオ、禍々しい! でも祭壇っぽいところに置いてある素材は採っても怒られなかったし、寝床で寝ても何も言われないしで、結構居心地よかったです。

あと久しぶりにネギをしょったカモ、いえ、闇の一党の暗殺者が来てくれました。やった、これでまたまとまった金が手に入る



クラッシウス・キュリオを訪ねて

ネルスのところで話題に出した、稀代のエロ本『アルゴニアンの侍女』の作者であり、男女関係なくキスを迫ると評判のクラッシウス・キュリオ氏のご自宅を訪問しました。きっとまたネルスみたいな極端な二択が出てくるに違いないとワクワクしながら。

クラッシウス・キュリオを訪ねて
出典:The Elder Scrolls III: Morrowind

しかし……残念ながら、私は彼からキスを迫られることはありませんでした。「ボクのことはクラッシウスおじさんと呼んでくれていいよ」とか「きみがボクの名前を口にすると、まるで音楽のように聞こえるね」とかネルス以上にすごい勢いで口説いてくるのに、肝心のキスの選択肢が出ない。

なぜだ、なぜなんだ!!(慟哭)

おそらくもっとメインクエストを進めるか、魅力の値を上げるかしないと駄目なんでしょうね。ちなみに私の魅力は未だデフォルト値の40、対して長刀(Long Blade)は90くらい、完全なる脳筋です。ちくしょう、だから私にはろくな男が寄ってこないんだ!(違います)


こうして、私はネレヴァリンやアッシュランダー、テンプルについての知識と謎の敗北感をバルモラに持ち帰ることになりました。





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これにてプレイ日記その7は終了です。最後までお読みくださりありがとうございました。

次の話はこちらの記事に書きました。








※この文章は、赤城みみる(Twitter ID i14wander、はてなブログID i14wander)により執筆され、赤城みみるの所有するブログ「星を匿す雲」(http://cqs4live.hateblo.jp/)(http://cqs4live.hateblo.jp/archive)に掲載されているものです。著作権法32条で定められた要件を満たさず行われる転載は、著作権法21条に違反します。




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